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ZOKU (光文社文庫) 文庫 – 2006/10/12

4.1 5つ星のうち4.1 41個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2006/10/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/10/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 343ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334741371
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334741372
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 41個の評価

著者について

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森 博嗣
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1957年愛知県生まれ。工学博士。

某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。

ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。

ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)

●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)

●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)

●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年9月14日に日本でレビュー済み
森博嗣のZシリーズは、ラノベのようなユーモア小説です。「アンパンマン」や「ヤッターマン」のような、アニメライクなおばか話。でも、007とかサンダーバードも結局、金持ちの道楽なんですよね.それを日本風にやると、せこくなると。これがまた、面白いです.特に30〜40代にうけそうなネタがいっぱい。小説の中に、「これからエンターテイメントは、子供向けではなく、大人向け」という台詞がありますが、まさにそういう世代なのでしょう.できれば、コミック風の挿絵でラノベっぽく、出してほしかった。続編が「ZOKUDUM」「ZOKURANGER」ですからね。最高です.
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年10月11日に日本でレビュー済み
"『役に立ちたくない。見返りがほしくない。何かを得たいとも思わない。なにかそういった、どうしようもなく融通の利かないものはないかね?』"2003年発刊の本書は、悪戯NPO団体ZOKUと科学技術禁欲研究所TAIの秘密裏でささやかな暗闘を描いた痛快シリーズ第1作目。

個人的には『すべてがFになる』『スカイクロラ』などで知られる著者が"こんな作品も描いているのか!"と興味を持って手にとりました。

さて、そんな本書は【犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする】非営利団体、ZOKUのボス、黒古葉善蔵と、その幼なじみの名門財閥の嫡男にして、化学技術禁欲研究所、TAIの所長の木曽川大安が、それぞれ【残りの人生をエンジョイするかのように】ジャンボジェットや機関車を飛ばしたり走らせたりしながら各章毎に、あちこちで振動を起こしたり、折り紙や竹細工であったりする無害に見えるゴミをばらまいたり。といった悪戯を互いに部下や孫娘を巻き込みながら【悪?と正義?の攻防を繰り広げる】わけですが。

まるで○イムボカンシリーズ?といった感じの【SFギャグアクションの懐かしさやお約束を端々に感じさせたり】また一応は互いに対立しているものの、実はジキルとハイドのような相互依存関係である様子が明らかにされたりといった【エンドレス感覚が何とも独特】で、物語に勧善懲悪や起承転結を求めて手にとる人は拍子抜けするんじゃないかな?とも思いました。

一方で、登場人物はそれぞれに魅力的で。特に、【まるで○ロンジョ様?】といった感じの『艶のある黒い革の上下に黒いマント。胸元が大きく開いている』"フレディ・マーキュリィ"みたいな衣装で頑張るロミ・品川の姿が【揺れる乙女心も含めて】可愛くて気に入りました。(著者も特に思い入れこめてノリノリで書いている気すらしますが。。)

大人になっても悪戯好きな誰かへ、ミステリともシリアスSFでもない著者作に興味ある人にもオススメ。
2006年11月24日に日本でレビュー済み
つい、そうツッコミを入れたくなってしまいました。

世界征服ではなく、単なる悪戯が目的という辺りが、よりピュアやねぇ。

ZOKUのマヌケでチンマイ攻撃に、すっかり脱力できます。

これを森博嗣が書いているという辺りが、

京極夏彦が「どすこい」を書いているというのと双璧の

バカらしさです。

旅のお供にどうぞ。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月9日に日本でレビュー済み
『ZOKU』がすごく面白いのは自明なので(自明じゃなかったらほかの人のレヴューを見てください)、ちょっとひねくれたことを書いてみる。
森氏はとても論理をオープンにする人のように思う。
小説のなかのトリックについてはもちろんだけれど、そのほかの、心理的なギミックとか、シリーズ間の連関とか、あるいは小説の外のエッセイにおいてもそうで、さらには自分自身の発想・着想の原点についても濃密な理屈ができているようだ。それは森氏のもともとの資質でもあり、科学者としてのキャリアの中で磨かれた感覚でもあるのだろう。
…なんでこういうことを言うかというと、この『ZOKU』の発想の原点を森氏はすでに『森博嗣のミステリィ工作室』で明かしていたからだ。とはいっても、直接「コレをヒントにZOKUってのを書きます」などと書いてあったのではなく、共通の要素がすでにそこにあったのだと私が感じたに過ぎないのだが。
もったいぶりすぎた。
この『ZOKU』の破天荒さ、大規模なおふざけぶりは、『ミステリィ工作室』のなかの「ルーツ・ミステリィ100」に挙げられている、筒井康隆の『富豪刑事』(最近ドラマ化されましたね)にすごく似ていると思う。(注意:別にパクリとかそういうことを言っているのではないです、念のため。)
『富豪刑事』はそのタイトルどおり、刑事でありながら大富豪の御曹司である神部大助(ドラマでは女性になってたけど)が事件解決のために単純で有効な発想だけど普通は実現不可能な捜査・誘導を、カネの力で無理やり実現してしまうコメディ(&ミステリィ?)。
ユーモアの方向がすごく似ている。
森氏はきっとこのユーモアを自分なりにやりたかったのじゃないかと思う。
うがちすぎかもしれないけれど、ファンとしてはそういうマニアックな見方をすることで、森氏のアンテナの張り方というかアイデアの受信・発信の流れのようなものがほのかに感じられて、非常に楽しかったのである。
なんか感じたことをばあっと書いたのでわかりにくいけど、無理やり結論付ければ、要するに【森博嗣氏は「人で読む」のにも耐える作家だ】ということ、かな。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年6月29日に日本でレビュー済み
 「現代社会に対して、多少なりとも迷惑と不安をばらいまいてやろう、そうすることで現代人が忘れかけている人間性を取り戻させよう」とする悪の悪戯組織ZOKU(Zionist Organization of Karma Underground)とその活動を阻止しようとするTAI(科学技術禁欲研究所 Technological Abstinence Institute)との戦いを余すことなく記した連作短編小説。

 いやーじみ〜に面白いんですわ。「暴○族」としておこす数々の悪戯は被害も地味、迷惑度も地味、対決も地味……爆笑する小説ではないけれども、ある意味、ヒーロー物(悪の秘密結社物)へのオマージュとも言える作品じゃないでしょうか。

 気合いを入れて読むんじゃなくて、ぼぉーっと「ぬるく」楽しんでください。ウチはこの小説、森博嗣さんの作品の中でも好きやなぁ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年12月8日に日本でレビュー済み
好きな作家は?と言われると、森博嗣は1番か2番目に出てくる人です。犀川&萌絵シリーズとVシリーズがとにかく好きで、中でも気に入ってる本は何度となく読み直してる。自分の中で、シリーズ内でも好きな話とそうでもないのがあって、あとミステリとしてより、登場人物たちの進展や掛け合いが面白くて好きな話も。相当好きな作家なのに、実は専ら図書館頼り・・・。凝り性なほうなので、集めだしたら絶対全部集めたくなる自分がいるのです。特にシリーズ物は、好きなやつだけ買おうかと思っても読んでたら絶対途中の話が気になってしょうがなくなることがわかってるっ汗 出てる本の量が多いので、お金のことも置き場所のことも困ってしまうからなあ・・・。
そんな中、図書館に行くと絶対真っ先に行く著者名Mのコーナー(宮部みゆきも好きなので)でまだ読んでない、やった!と思って手にとったZOKU。
爆笑でした。なんていうか・・・正に、私にとってつぼ。そこここに散らばってるジョークがおかしくておかしくて、いつものことなんだけど、家族がテレビ観てても本読み出したら耳にも入らない私は、いきなり声をあげて大爆笑して、シリアスな番組観てた母親をめっちゃびっくりさせたり・・・。何回くらい笑ったかなー。話も面白いんだけど、とにかく登場人物がいちいち濃くて、その会話内容やら掛け合いにホント笑わされます。
私ももともと愛知県民で、「那古屋」は地元みたいなもの。犀川・萌絵シリーズでもローカルなネタにくすくす笑いはさせられていたものの、今回のシリアスな顔でさらっと言われているジョークは爆笑だった。「封印再度→-WHO INSIDE-」に何度目かの読み直しの時気づいて(遅い?)ぞくっときた私は、はー、またやられたーって感じでした。
文庫で出たらこれは買おう、と決めてた本。これは、いつもの森ミステリと雰囲気が違うし、表紙などもシリーズものと違うので、集めなきゃ!という気にさせないから。現在留学中の私は、いつも「日本に帰ったら読みたい本」リストを作ってるんだけど、これは家族に頼んで、送ってもらうつもりです。家族にはよく、「ちょっとこれ聞いて、面白いから!」とやるんだけど、これは、ほんとにさらっと笑わせてきすぎて、最初から読んでもらわないとわからないから悔しい・・・。こんなにうけたのって私だけかなあ?
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
犀川さんや紅子さんをイメージしていると物足りない感はあるけど、
作家としての幅の広さを感じせせられます。
ゆっくりした時間をすごしたいときに何も考えずに楽しめる作品だと思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年10月24日に日本でレビュー済み
スケールの大きな『バカ話(ほめ言葉)』というところでしょうか.
大きな事件や感動はありませんので,むずかしく考えずに読むのがよいかと.

お話は悪戯集団とそれを防ごうとする集団との攻防なのですが,
双方ともお金持ちなのに,その『悪戯』がセコイのが笑いどころ.
また,その手間や見返りのしょぼさもこれまたバカバカしくて○.
まさに『金持ちの道楽』といった感じが,クスリとさせてくれます.

ただ,それらを含めたユーモアについてはややクセがあるようで,
まどろっこしい言いまわしなどは,苦手に感じる人も居るかもしれません.
ほかにも,防ぐ側の活動などがちょっと地味めだったのも残念なところ.
もう少し目立っていれば,派手でムダなやり合いをもっと楽しめたかも.
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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