無理に結末を明示せず読者の想像力に任せる終わり方が多い。
技巧はすぐれていると思うが、ちょっとした幸せ感を得たいときには向かない本で、特にラスト1篇の救いがなくて暗い気持ちで巻を閉じました。
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トリップ (光文社文庫) 文庫 – 2007/2/8
角田 光代
(著)
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- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2007/2/8
- ISBN-104334741924
- ISBN-13978-4334741921
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2007/2/8)
- 発売日 : 2007/2/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 270ページ
- ISBN-10 : 4334741924
- ISBN-13 : 978-4334741921
- Amazon 売れ筋ランキング: - 294,080位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月1日に日本でレビュー済み
10編の短編が収められている。いや、連作と呼ぶべきだろうか。ひとつの町に住む様々な人物の異なる視点で描かれている。
「空の底」であるが、ラストシーン、河原に寝そべって主人公とすみれさんが大きな声で叫ぶシーン。人それぞれのストレス発散方法があってもいい、と思えた。
「トリップ」であるが、レストラン四季も地下食堂も、薬と病の混じりあうにおいがするとあるが、私は元理学療法士だが、学生実習でよく利用した某大学病院のレストランは、そんなにおいはしなかった。
「墓の向こうの墓地」であるが、ホームレスの人達は、この先進国日本にも今も多くいるのではと、この国の歪みを少し考えさせられた。
「ビジョン」であるが、実は私は易者でもあるので、未来予測を頻繁にする。未来のビジョンを予見できる人がいてもおかしくないと思う。
「きみの名は」であるが、私は大学時代に同級生の女子に付き纏われた経験があり、ストーカーと言うほどではないが、される側の視点でも描いて欲しかった。される側は結構な迷惑である。
「百合と探偵」であるが、物語の後半は意外な展開で、ラストの落ちが10作品の中で最良であった。
「秋のひまわり」であるが、私には二人の娘がいるが、生まれたときに妻と一緒に名前を夫々10通りくらい考えたのを思い出した。
「カシミール工場」であるが、職場の仲間は本当はミイちゃんが好きなのでは?と思えた。それだけ関心があるので、嫌いならまったく無関心になるはず。
「牛肉逃避行」でるが、女性は子供が出来ると人が変わるというのは、私も妻を見てきて思うことである。また、物件を下見に行ったときに見えた幼い子供はそれこそ、未来のビジョンだったのでは?
「サイガイホテル」であるが、この作品だけ舞台が海外なのは、作者に何か特別な意図があるのだろうか。”やけに赤い月だった”この最後の一行が素晴らしい。
全体を通して、盛りだくさんの内容で、十二分に楽しめた。女性作家さんらしく、生活に根ざした優良な作品群であった。
「空の底」であるが、ラストシーン、河原に寝そべって主人公とすみれさんが大きな声で叫ぶシーン。人それぞれのストレス発散方法があってもいい、と思えた。
「トリップ」であるが、レストラン四季も地下食堂も、薬と病の混じりあうにおいがするとあるが、私は元理学療法士だが、学生実習でよく利用した某大学病院のレストランは、そんなにおいはしなかった。
「墓の向こうの墓地」であるが、ホームレスの人達は、この先進国日本にも今も多くいるのではと、この国の歪みを少し考えさせられた。
「ビジョン」であるが、実は私は易者でもあるので、未来予測を頻繁にする。未来のビジョンを予見できる人がいてもおかしくないと思う。
「きみの名は」であるが、私は大学時代に同級生の女子に付き纏われた経験があり、ストーカーと言うほどではないが、される側の視点でも描いて欲しかった。される側は結構な迷惑である。
「百合と探偵」であるが、物語の後半は意外な展開で、ラストの落ちが10作品の中で最良であった。
「秋のひまわり」であるが、私には二人の娘がいるが、生まれたときに妻と一緒に名前を夫々10通りくらい考えたのを思い出した。
「カシミール工場」であるが、職場の仲間は本当はミイちゃんが好きなのでは?と思えた。それだけ関心があるので、嫌いならまったく無関心になるはず。
「牛肉逃避行」でるが、女性は子供が出来ると人が変わるというのは、私も妻を見てきて思うことである。また、物件を下見に行ったときに見えた幼い子供はそれこそ、未来のビジョンだったのでは?
「サイガイホテル」であるが、この作品だけ舞台が海外なのは、作者に何か特別な意図があるのだろうか。”やけに赤い月だった”この最後の一行が素晴らしい。
全体を通して、盛りだくさんの内容で、十二分に楽しめた。女性作家さんらしく、生活に根ざした優良な作品群であった。
2023年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
角田光代は長編も面白いが短編が特に面白い。作家の才能を感じる。
2007年2月26日に日本でレビュー済み
ある町を舞台にして
幾人もの男女が織り成す日々を淡々と綴っている印象。
どの人間にもそれぞれの歴史があり、
そして日々の生活がある。
でも、それが本来の自分の居場所なのか?と聞かれると
素直に「そうだ」と答え切れない人たちを描いた連作短編集。
いたるところで登場人物たちが少しずつリンクしていて
なるほど、と思わせる反面、
いや、同じ町にこうも人生のバランスを壊しそうになっている
人たちが集まるか?とも思える。
でも、そうなんだろうな。
みんな、本当の居場所を求めつつ、でもそれができずに
もがきながら、そして何とか道を踏み外さないように
生きている。
すごくリアルな感じの話でした。
みんな、今いる場所に違和感を感じつつ、
でも、そこに居ざるを得ない、
そんな焦燥にも似た気持ちを感じながら
日々を過ごしているのではないか?
人間の奥に潜む想いを体感できた一冊です。
幾人もの男女が織り成す日々を淡々と綴っている印象。
どの人間にもそれぞれの歴史があり、
そして日々の生活がある。
でも、それが本来の自分の居場所なのか?と聞かれると
素直に「そうだ」と答え切れない人たちを描いた連作短編集。
いたるところで登場人物たちが少しずつリンクしていて
なるほど、と思わせる反面、
いや、同じ町にこうも人生のバランスを壊しそうになっている
人たちが集まるか?とも思える。
でも、そうなんだろうな。
みんな、本当の居場所を求めつつ、でもそれができずに
もがきながら、そして何とか道を踏み外さないように
生きている。
すごくリアルな感じの話でした。
みんな、今いる場所に違和感を感じつつ、
でも、そこに居ざるを得ない、
そんな焦燥にも似た気持ちを感じながら
日々を過ごしているのではないか?
人間の奥に潜む想いを体感できた一冊です。
2017年11月14日に日本でレビュー済み
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何気ない日常を素材にしてもつい引き込まれてしまう。角田女史の筆力に圧倒される。長編が読みた~い。
2018年9月12日に日本でレビュー済み
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角田さんの描く人間は、ごく普通に見えながら、皆、闇を抱えている。自分のことを「わたし」ではなく「あたし」というここに登場する女性たちの言葉遣いは、現在のごく日常的、平均的な日本語なのだけれど、活字として読むと品がなく悲しい。「生きていくって、きれいごとでは済まされない。人間はきれいな生き物じゃない。」というような現実を突きつけられるようで、読んでいて辛くなるのだけれど、なぜか読後には「それでも生きよう」と思わされる、まさに角田マジックでした。
2015年12月6日に日本でレビュー済み
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角田作品に共通するごく普通の人々、ありふれた日常を淡々と書かれているところに共感を覚えました。市井の人々の生活・心理描写をえぐり出す技術に感心した。
2020年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の題名にかぶるようにバーコードシールが貼ってあって、すごく感じが悪かった。受けとる人のことを考えていない。