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アマバルの自然誌: 沖縄の田舎で暮らす (光文社文庫 い 38-2) 文庫 – 2007/6/1
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2007/6/1
- ISBN-104334742637
- ISBN-13978-4334742638
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2007/6/1)
- 発売日 : 2007/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 252ページ
- ISBN-10 : 4334742637
- ISBN-13 : 978-4334742638
- Amazon 売れ筋ランキング: - 998,169位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,731位光文社文庫
- - 28,275位エッセー・随筆 (本)
- - 91,814位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1945年、北海道生れ。埼玉大学理工学部中退。
二十代から世界各地を旅し、ギリシャ、沖縄、フランスで暮らす。現在は、札幌在住。公式サイトは[cafe impala]
http://www.impala.jp
1988年「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。詩、小説、随筆、翻訳(英・ギリシャ語)、書評と執筆は多岐にわたる。広く深い文学的教養と理系的知識を土台に、自然と人間の関わりについての示唆に富んだ作品を多く著している。
ワープロ原稿で芥川賞を受賞した初めて作家でもあり、9.11をきっかけに毎日メールマガジンを通じて意見を表明する(『新世紀へようこそ』に収録)など、早くからデジタル・メディアの活用に関心を持つ。2014年からは株式会社ボイジャーと共同で自身の著作の電子アーカイブ化にも取り組んでいる。
主な著書に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)『ハワイイ紀行』(JTB出版文化賞)『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)『イラクの小さな橋を渡って』『憲法なんて知らないよ』『言葉の流星群』(宮沢賢治賞)『静かな大地』(親鸞賞)『パレオマニア』等。2003年、著作活動全般について司馬遼太郎賞、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」の編纂で朝日賞を受賞。
東日本大震災の後は被災地に通い、『春を恨んだりはしない』『双頭の船』『アトミック・ボックス』を執筆。震災をきっかけに日本と日本人について思索したいとの思いから、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」に取り組み、2014年末から刊行開始。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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作家自身が撮った写真が添えられ、プロの写真家とは全然違う手作りの味があります。
何か懐かしいなぁ、という気になったのですが、何だろうと考えたら、そう、夏休みの自由研究の手作り感に似ているのでした。(あとがきで作者自身もそう書いていた)
ただ、自然をある時は共感込めて、ある時は理系らしく冷静に語る口調は、もちろん、この作家特有のものです。
虫や蛇の写真も出てくるので、そういうのは見るのも嫌だという人にはお奨めしませんが、ちょっとだけ童心を思い出してみるのもいいかもしれません。
ただ、沖縄の田舎で暮らすにはこういう生き物達とは、無縁ではいられないので、そういう生き物達のことも多く書いてあるということは、沖縄の田舎にロングスティをしてみたいものから言わせればありがたいことだ。
「内地」という言葉がある。そんな言葉は沖縄の人は滅多に使わない。そのことを文章を書き始めた時の著者は知らない。だから平気で内地という言葉を使う。こんな言葉、日本人(第2次世界大戦の頃の)が沖縄と自分たちを区別するために作ったのは明らかだ。だが、自らを本土と呼んだりする人々にはそこが判らない。このことを著者は知らない。 そしてある時に気が付いたようで、「ヤマト」という言葉を使う。しかし、そう呼ぶんだ、ということしか学ばなかったので、相変わらず内地という言葉がその後も登場する。つまり著者は内地という言葉を使う意味とヤマトという言葉を使う違いについて、この本を書き終わった後でも気が付いていないのだ。(この本は雑誌に連載された文章をまとめたものだ。編集者もこういう知識がない訳だ。最近、編集者の無知にいらいらすることが多く、本当に悲しい。)そしてその差に気付かないまま著者はフランスで暮らすようになった。 さて。私は池澤夏樹という作家が好きだ。文章もいいと思うし、論旨もたいてい気持ちいい。だが、沖縄に5年住んだ結果、彼は沖縄の人と深い交流が出来なかったのだと、この本を読んで感じた。これはちょっと大きな失望だ。沖縄は相変わらずヤマトから遠いようだ。