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贋作遊戯 (光文社文庫) 文庫 – 2007/11/8

3.5 5つ星のうち3.5 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2007/11/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/11/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 408ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334743374
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334743376
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 4個の評価

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赤城 毅
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年2月2日に日本でレビュー済み
04年03月にノベルスで刊行された作品の文庫化です.

軽いジャブと言いますか,少しひねりの効いたはじまりが印象的で,
これに惹きつけられるおかげで,スッとその世界観に入っていけます.

ただ,ペテン師たちがひとつ取れば勝利という三番勝負を演じるのですが,
これが『物語』である以上,3本目までつづくであろうことはすぐ想像でき,
序盤で際どい勝負になっても,「どうせ3本目が…」となってしまうのが残念.
また,それぞれの勝負が似たようになったり,わかりやすいところがあるなど,
コンゲーム小説というには,駆け引き,頭脳戦などにやや物足らなさが残ります.

とはいうものの,横道に逸れたような場面でもおもしろく読ませてくれますし,
三本勝負に隠されている本当の目的は,ひとつの物語としてよくまとまっており,
テンポのいい場面展開や読みやすさも相まって,最後まで飽きずに読める1冊です.

なお,シリーズ作品の2作目ですが,こちらから読んでもまったく問題ありません.
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月25日に日本でレビュー済み
うまく練られている。

3回のサギゲーム、勝つのはどっちだ?

そうして次第に、これが単なるゲームではなくて実はゲームに名を借りたもうひとつのゲーム(?)であることが明かされる。
さらには最後の最後に、警官の包囲する館からどう逃げる?

とまぁ、凝った仕掛けでいっぱいの本書は、作者が楽しんでいるのが伝わってくる一冊。
ただ、残念なのは、今の科学的な捜査があれば、簡単にひっくり返るであろうトリックと、
とにかく大金という割にはあまりにも、美術品の所有者が無防備である設定に頼りすぎて構成されていること。
時代設定をしたのはそのせいじゃないの?なんてイジワルに言いたくなるくらい、だます方もだまされる方も、あ・まーい!

作者の気合いもわくわくも、愛しているけどそのトリックのゆるさに、マイナスいち。
2007年5月6日に日本でレビュー済み
各キャラクターが個性的でとても楽しく読めました。

シリーズ物だそうですが、僕はこの作品から読みました。

他の作品を読んでいなくても全く問題ないと思います。

舞台となっている時代が少し昔ですが、読みにくいというほどではないと思います。

詐欺師同士の勝負を描いているのですが、先が読めてしまう所が多々あったので、少し残念な気もしますが、娯楽小説としては十分に楽しめる作品だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年5月10日に日本でレビュー済み
今回作品の内容上じいさまの影は薄めだったが、かわりに広介とコンビを組む
お仲間の一人バイブルは非常にいい味を出していた。前回の大掛かりなコン・ゲームも良かったが、今回さらに3つもの遊戯が楽しめるのが嬉しい。ちょっと先の読める詐欺もあったので星4つ。しかし安心して楽しめる内容だ。広介のライバルとして登場する人物もなかなか良く書かれていた。オススメ!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート