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小説 ザ・外資 (光文社文庫) 文庫 – 2007/11/20

3.8 5つ星のうち3.8 25個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2007/11/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/11/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 510ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334743390
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334743390
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 25個の評価

著者について

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高杉 良
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1939年東京生まれ。

石油化学業界紙の記者、編集長を経て、75年『虚構の城』で作家デビュー。以後、『小説 日本興業銀行』をはじめ、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表し注目を集める。

97年、書き下ろし作品『金融腐蝕列島』で銀行不祥事を暴き、以降、『再生 続・金融腐蝕列島』『混沌 新・金融腐蝕列島』『消失 金融腐蝕列島・完結編』と続く一連のシリーズは、金融大再編を描く壮大な平成金融経済史となり、スピンオフ的に書かれた『呪縛 金融腐蝕列島Ⅱ』は銀行と裏社会との癒着を告発、映画化されて話題を呼んだ。近年の代表作は『小説ザ・外資』『乱気流 小説・巨大経済新聞』、近著は『挑戦 巨大外資』『反乱する管理職』など。「高杉良経済小説全集」(全15巻)がある。

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
25グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年12月14日に日本でレビュー済み
長信銀破綻とリップルウッドに身売りする場面を描いた作品だ。
主人公は元長信銀出身者で今は外資でニューヨークに勤める。
しかしそこも卑怯な仕事ぶりに対して短期で職を辞する。偶然会った別外資のオーナーと知り合い日本へ戻るがそこもまた病巣に蝕まれており敢え無く退職。
そんな中長信銀買収リテールに誘い込まれるが拒否し自らの道を歩む。
聞きしに勝る外資のあくどい商法にめげず立ち向かう男の物語に拍手を送りたい。
一般文学通算1109作品目の感想。2013/12/14 12:55
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長銀のリップルウッドによる買収の裏秘話を小説化したものです。当時の日本は本当に金融ビッグバンの真っ只中で大企業が連日のように倒産し、一寸した恐慌のような雰囲気にあったことを今でも思い出します。その中でも長銀の破綻とその後の国営化から新生銀行の誕生にはアメリカ資本の厚顔さと日本政府の及び腰のコントラストが実に如実に表れた一件ではなかったでしょうか?著者のいつもながらの緻密な取材力によって当時の長銀の内部事情とアドバイザリー契約を締結したゴールドマンサックスおよび買収したリップルウッドの内部事情が実に手に取るように分かります。しかし、小説として主人公の恋愛や情事も描かれており、残念ながらそれらが上手く絡み合っていないような気もします。恋愛部分抜きの経済小説としてはかなり面白い内容だと思います。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年5月9日に日本でレビュー済み
私は普段小説は読まないんですが、「金融腐蝕列島」の映画がおもしろかったのを思い出して、読んでみました。
臨場感にあふれててすぐに引き込まれてしまいました。もっとも、ノンフィクションの部分がたくさん含まれているところも、私が引き込まれた原因でしょうが、これってどの事件のことを言ってるのかな、と考えながら読めるのが楽しかったです。

主人公の彼は世渡りが上手すぎる気もしますが、実力と人脈が命なんだな、という印象です。

外資系金融機関の行動について、いろいろ考えさせられて参考になりました。
ただ、すべての外資系企業を批判していないことは、主人公が結局外資系で働いていることから見ても、間違いないでしょう。

もう少し専門的な内容が含まれてたらさらに面白かったかもしれないですね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年1月22日に日本でレビュー済み
前半部分まではいわゆる経済小説としておもしろい。有能で引く手あまただが正直な主人公と、その取り巻きりや外資系金融機関の描き方も興味深い。だが、300ページ過ぎたあたりからか、週刊誌にありそうなゴシップを、物語の登場人物に喋られせている感じがする。特に主人公と小野の二人の会話。この辺から物語ではなくて、単なる情報を断片的に提供している感じがする。

新生銀行の誕生とリプルズウッドの関係について、かなりネガティブに描かれている(というか主人公を通して発言させている)が、主人公たちがその関係を否定的に感じているのはわかるが、どうも情報不足でどうしてこうまでして否定的なのかわからない。登場人物、会社は変えているのに新聞記事とかは実際のものを使っているんだろうし、なんか執念のようなものを感じた。

ただ、瑕疵条項などなんで当時はそういう判断をしたのか、優秀な専門家にはその辺わらなかったのかなぁと不思議に思った。バブル再来はあってはいけない。ひもじい。
2012年8月28日に日本でレビュー済み
小説を読み始めて50冊あまり、初めて面白くないものに出会いました。普通面白くなければ、本の代金返せといいたくなるところですが、それすらとおりすぎて、本を読んだ分の俺の時給を返せと叫びたくなります。内容は500ページあまりあるのですが、1ページ目からのクライマックスが300ページぐらいできてしまいます。あとは延々世間話。この作家さんの小説は2度と読みません。
2017年10月22日に日本でレビュー済み
物語の内容は、西田健雄という東邦長期信用銀行を辞めてアメリカのダイヤモンドブラザーズという投資銀行に勤めている男の物語である。西田がセントラルパークでジョギングしているとパターソンという胡散臭い男とぶつかり交流が始まる。パーターソンは、ヴィクトリアエコノミックスインターナショナルリミテッドのオーナーで西田をスカウトしようとしていた。西田もダイヤモンドブラザーズでウェストン社とライアン社のM&Aを画策していたが上司のサイクスにその案件を横取りされ頭にきてダイヤモンドブラザーズを辞めてパターソンのヴィクトリアエコノミックスインターナショナルリミテッドの子会社で日本にあるグレース証券に入社する。その間にもパターソンの美人妻ジャネットと西田の不倫関係の話があり物語を面白くしている。西田は、グレース証券では副社長として向かい入れられる。西田は、日本に帰って来てから前妻との子供の由香と時々会うようになる。またグレース証券に勤務している秘書の岡本綾子との交際が始まる。グレース証券では、販売する対象が50人未満に制限されてる私募債の利回り8%以上のヴィクトリア債という商品がありラクレルの熊野副社長に対して100億の償還期限が来たら1億円のリベートを渡して償還の延長をしていた。西田は、このリベートに対してグレース証券の吉岡社長とオーナーのパターソンに不服を申し出るが衝突してしまい会社を辞めてしまう。結局グレース証券から送金された資金がパターソンが為替取引や金や銀の先物取引失敗の穴埋めに利用されていたりして2年後にパターソンは詐欺罪で訴えられることになる。西田は、ダイヤモンドブラザース時代にM&Bの案件時に交流のあったウェストン社のチャーリードナーより誘いがあり医薬品メーカーのウェストン社の東京支店に就職する。特別公的管理下になってる東邦長期信用銀行の件で西田は、再びダイヤモンドブラザーズの面々と接触することとなる。ダイヤモンドブラザーズのランリネイがダイヤモンドブラザーズを辞めてアップルツリーという会社を立ち上げて会長になり東邦長期信用銀行を買収しようと画策する。それに伴いダイヤモンドブラザーズの元上司のサイクス、アップルツリーのランネリと組んでこのプランを実行するにあたり西田にもお誘いがある。西田は、断ったが、債権が2割以上下がった時は、国が評価額で買取る瑕疵担保条項の悪条件をのまされた上で東邦長期信用銀行は、アップルツリーに譲渡され新東邦長期信用銀行になる。最後の解説には、ダイヤモンドブラザーズや東邦長期信用銀行は、実際の会社の名前を変えたもので実際の会社では、ゴールドマンサックスと日本長期信用銀行になる。実際の会社に置き換えると5兆円の税金を投入して再生した日本長期信用銀行をわずか10億円でゴールドマンサックスが作ったリップルウッドに譲渡した。名前も日本長期信用銀行から新生銀行に変更。またこれに伴いゴールドマンサックスやOB達は、アドバイスフィ、サービスフィという名目で47億円の巨額の資金を日本長期信用銀行からせしめている。また瑕疵担保条項もやっかいで「そごう」が破綻した時にこの条項が発動して国の税金から補填された。結局 金融庁は、外資系企業のゴールドマンサックスに対して巨額の税金をむしり取られた形になったという物語でした。西田は、岡本綾子と結婚してウェストン社からシカゴに転勤してくれないか言われ転勤に応じるような感じで終わりました。解説に書かれていた高杉良さんの他の作品で塩路グループからいやがれせを受けた「労働貴族」や週刊朝日にいやがらせを受けた「濁流」も今度は読んでみたく感じました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月25日に日本でレビュー済み
日本長期信用銀行をリップルウッド・ホールディングスが買いたたいた事件をモデルにしています。読みやすくぐいぐい引っ張りこまれます。途中の恋愛エピソードも全体の緊張感を壊していません。面白かった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年6月28日に日本でレビュー済み
話を通して、主人公自信が仕事をしている描写がほとんどない。
しかし何故か次々とスカウトの話が来るから不思議である。
劇的な出会いがきっかけで入社した外資系証券会社は数日
で辞めてしまうし、最後の落ち着き先となった製薬会社では
部下の査定をしているシーンしか記述されていない。
このような人物が邦銀の取締役としてスカウトされるのだから
ご都合主義ここに極まれりである。
肝心の銀行買収の物語は、主人公の人脈から得られる伝聞を元に
記述されているため、主人公自体は本筋に全く関係ないのである。
このような手法で経済小説を一冊仕上げた作者の力量は
ある意味すごいのかもしれない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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