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バベル島 (光文社文庫) 文庫 – 2008/1/10

3.5 5つ星のうち3.5 44個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2008/1/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/1/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334743625
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334743628
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 44個の評価

著者について

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若竹 七海
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若竹 七海(わかたけ・ななみ)

1963年、東京生まれ。立教大学文学部卒。1991年、「ぼくのミステリな日常」で作家デビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞。2015年、葉村晶シリーズ「さよならの手口」でミステリファンクラブ・SRの会による“SRアワード2015”国内部門を受賞、「このミステリーがすごい!」4位。2016年、同シリーズ「静かな炎天」が「このミステリーがすごい!」2位、“SRアワード2017”国内部門、ファルコン賞を受賞。2018年、同シリーズ「錆びた滑車」が「このミステリーがすごい!」3位。著書に「悪いうさぎ」(日本推理作家協会賞“長編及び連作短編集部門”候補)などがある

(本データは「不穏な眠り」が刊行された当時に掲載されていたものです。)「BOOK著者紹介情報」より

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
44グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年10月8日に日本でレビュー済み
 私は若竹七海の「毒」が好き。単行本未収録の11編が読めるということで、期待して買ってみた。1編は短いけれど、さすがだなと思わせる作品集。短編こそ、作家の力量が問われると思っているのだけれど、短いながらもあちらこちらに伏線あり、毒ありの若竹節。

 ホラータッチのミステリを集めた短編集ということで、まさにオカルトっぽい「上下する地獄」や「回来」、人の心の闇から来る怖さを描いた「人柱」「ステイ」、言い伝えやうわさ話にまつわるちょっとしたホラー「のぞき梅」「影」。これほどの厚みの本に、どれをとってもはずれがない短編が詰め込まれている。まさに、玉手箱だね、と思う。

 タイトルにもなっている「バベル島」は、見事な伏線だなあと思う。名もない島を買い取り、上へ上へと伸びる、ブリューゲルの絵そっくりに建てられたバベル塔。それは見るものにいわれのない不安感、恐怖心を抱かせる不思議な建築物だったが、そんなものがなぜ建てられたのか。建築に携わった人間が次々変死、行方不明となっているのはなぜか。完成の日、その塔に何が起きるのか。これだけの短い1編に、これだけのものを盛り込んでスッキリと読ませてくれる若竹七海はすごい。

 コージーミステリになじんでいる読者でも楽しめるないようだと思いますよ。短くても、毒は消えてない。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月4日に日本でレビュー済み
若竹氏の長編がよかったので買ってみましたが、本当に内容の薄い中途半端な本でした。 この人の真価は長編にあると思います。 ホラーのような内容ですが、全く怖くなく、洒落れたひねった内容でもなく、長編に見せる輝きのような物が全くありません。 時間とお金を損した感じです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホラー・ミステリーの短編集。連作ではないが、各話ラストの方で出てくる言葉が次の話のタイトルに繋がる。巻末から巻頭への繋がりは探したけれど見つからない。リレーみたい、と思ったがそれはまた別の様式(異なる作者が引き継いで一つの話を完成)になるようだ。面白い。
内容的には人の怨念・狂気を題材にしたものと、怪奇現象によるもの、両方をミックスしたものと飽きがこない。
個人的に気に入ったのは巻頭の「のぞき梅」(怨念&怪奇ミックス)と巻末の表題作「バベル島」(偏執・狂気)。
特に後者は、葉村晶?と思われる“わたし”の語りで、従弟と曾祖父の日記を紐解いていくので、葉村ファンとしては見逃せない。

ところで、私は最近若竹作品にはまっていて、コレクション目的ではなく彼女の本を買い求めているのだが、こちらの絶版文庫の値段は、需給関係とはいえ、納得しがたいものだった。
しかし、本書自体は、葉村及び葉崎シリーズとは毛色が違う作品集で、読んで良かってとしみじみ思った。
食わず嫌いせず、内容は変わらない電子書籍で良かったのだけれど、紙ベースにこだわるアナログな私であった…
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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