私のバイブルです。島村先生の作品で一番好きです。
カバーを担当されてるイラストレーターの方も今やあちこちでお名前をお見かけしますが
この島村洋子あんたのバラードにぴったりです。
音楽が好きな私にとって年齢を重ねれば重ねるほど人生は辛いことも幸せなこともあると、それぞれのタイトルをBGMにして思います。
タイトルのあんたのバラードは胸が締め付けられます。
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あんたのバラード (光文社文庫 し 23-3) 文庫 – 2008/4/10
島村洋子
(著)
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2008/4/10
- ISBN-104334744060
- ISBN-13978-4334744069
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2008/4/10)
- 発売日 : 2008/4/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4334744060
- ISBN-13 : 978-4334744069
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,002,824位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月3日に日本でレビュー済み
著者の島村さんは1964年生まれ。この短編集のタイトルにあげられているヒットソング群は、たぶん彼女が青春を送った頃に流行っていたものでしょう。作品の主人公は男性のこともあり、女性の時もあります。幸せなそうな人もそうでない人もいて、バラエティに富んだいろんなお話が入っています。ただ、これらの曲におぼえがある人には、なにかしら共感するものが感じられるのでは。曲に対して自分なりの思い出ひとつやふたつは必ずあるはず。それに加えてもし関西人なら、めちゃくちゃなつかしく切ない気持ちになるはずです。
私が特に好きなのは
「アイ・ラヴ・ユー、OK」平凡な結婚生活に倦怠してふと飛び出してしまった妻、ちゃんと離婚するために数年ぶりに戻るとそこには・・・。
「少しは私に愛を下さい」犬を預けてさばさばと一方的に去ってしまった愛人をなつかしむ既婚男性の話。
「大阪で生まれた女」性格が正反対の双子の姉妹、バブルに踊り、そしてバブルははじけて・・・。
「いいわけ」幼馴染の売れっ子ホストに目をかけられて下働きに入ったさえない青年は・・・。
「あんたのバラード」イマイチ売れないミュージシャンの彼との不安な同棲生活、そしてある日・・・。
などです。
他のレビューアの方もおっしゃっているように、ものすごく通俗的、でもそこがいい。
同世代の関西人なら、ぜひ読んでみてください。おすすめです。
私が特に好きなのは
「アイ・ラヴ・ユー、OK」平凡な結婚生活に倦怠してふと飛び出してしまった妻、ちゃんと離婚するために数年ぶりに戻るとそこには・・・。
「少しは私に愛を下さい」犬を預けてさばさばと一方的に去ってしまった愛人をなつかしむ既婚男性の話。
「大阪で生まれた女」性格が正反対の双子の姉妹、バブルに踊り、そしてバブルははじけて・・・。
「いいわけ」幼馴染の売れっ子ホストに目をかけられて下働きに入ったさえない青年は・・・。
「あんたのバラード」イマイチ売れないミュージシャンの彼との不安な同棲生活、そしてある日・・・。
などです。
他のレビューアの方もおっしゃっているように、ものすごく通俗的、でもそこがいい。
同世代の関西人なら、ぜひ読んでみてください。おすすめです。
2004年3月21日に日本でレビュー済み
個人的な好みで申し訳ないのですが、私、林真理子さんより島本洋子が好き。本の題名にもなってるとおり、懐かしい流行り歌が一章毎のタイトルになっていて、その歌の歌詞までついています。自分のその時代まで甦ってきちゃう。主人公の女たちは、疲れていたり、傷ついていたり、諦めていたりして、みんな翳りがある。でも、心の奥に“人を恋うる歌”をもっていて、これがこちらに浸みるんだわ。
お酒でもやりながら、ゆっくりページをめくりたい本です。
お酒でもやりながら、ゆっくりページをめくりたい本です。
2004年3月29日に日本でレビュー済み
島村洋子は通俗小説を書き続けている。通俗であることと、読んで感動するか
どうかは、全然関係がない。この本は感動することができる。どう感動するかというと、読み終わった後にすぐTSUTAYAとかに走り、「星屑のステージ」が
はいっているチェッカーズのCDを借り出したくなる。あるいは矢沢の
「アイラブユー,OK」である。チェッカーズですぜ。そんな小説を書く小説家が他にいますか?
この短編集の中には次のような一節がある。
華子は自分がすぐに死ぬとは思っていなかったが、ただ
「死ぬ気で生活していればわかることがある」ということに気づいていた。
相手が嘘つきかそうでないか、である。
読者だって気づいていることはある。
自分はこれを書きたくて生まれてきたのだ、と書き手が思っているか
そうでないか、である。
島村洋子はそう思っている。
どうかは、全然関係がない。この本は感動することができる。どう感動するかというと、読み終わった後にすぐTSUTAYAとかに走り、「星屑のステージ」が
はいっているチェッカーズのCDを借り出したくなる。あるいは矢沢の
「アイラブユー,OK」である。チェッカーズですぜ。そんな小説を書く小説家が他にいますか?
この短編集の中には次のような一節がある。
華子は自分がすぐに死ぬとは思っていなかったが、ただ
「死ぬ気で生活していればわかることがある」ということに気づいていた。
相手が嘘つきかそうでないか、である。
読者だって気づいていることはある。
自分はこれを書きたくて生まれてきたのだ、と書き手が思っているか
そうでないか、である。
島村洋子はそう思っている。