…と作者に声をかけたい。勿論楽しく怖く読み終えましたが、やっぱり作者にこう言いたい。 もっと本気だせえ。
出だしは面白くて、どうなるかと思って読み始めたら、途中長々とお化け屋敷探訪があって、取って付けたようなラストがあってハイおしまい、って感じ。 ホラー部分もミステリ部分もあっただろ、何が悪い?作者からそう言われている様だ…。
複雑な間取りを最大限に活かして起きる怪異、妙な名前、長々続く擬音混みのオカルト描写、この辺はもう「よっ、三津田節」で許してるんだけど。
主人公の○○が○○だなんて、皆想像ついてたんじゃないのか。
不遜を承知でもう一度書きます。あんたはもっと書ける人なんだよ!!
…このシリーズでは、禍家が1番好きでした。
…三津田作品を他に読んでなかったら、「怖かったー、面白かったー(^^)」 と好意的に評価していたと思います…。
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災園 (光文社文庫 み 25-4) 文庫 – 2010/9/9
三津田 信三
(著)
- 本の長さ429ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2010/9/9
- ISBN-104334748384
- ISBN-13978-4334748388
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2010/9/9)
- 発売日 : 2010/9/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 429ページ
- ISBN-10 : 4334748384
- ISBN-13 : 978-4334748388
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,006,971位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,558位光文社文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月8日に日本でレビュー済み
家三部作の三作目主人公が女の子です。
幼稚園生にしては早熟、という説明がありますがお狐様と関わら始めたことでさらに大人びた子供になって行き、彼女自身自覚した上で年齢通りの子供を演じるようになります。
四作目が発表され、そちらが本当の家三部作最終作と呼ばれてもいますが個人的にはこちらが好みでした(*'꒳`*)
幼稚園生にしては早熟、という説明がありますがお狐様と関わら始めたことでさらに大人びた子供になって行き、彼女自身自覚した上で年齢通りの子供を演じるようになります。
四作目が発表され、そちらが本当の家三部作最終作と呼ばれてもいますが個人的にはこちらが好みでした(*'꒳`*)
2017年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なのでこれから何が起こるのかワクワクしながら読み進める事ができた。
だけど、主人公の女の子が6才とは思えない。
小学校1年生の子が同学年の男の子と喋ってて「ええ、そうするわ」なんて返事はしないと思う。
早熟って説明はあるけど、それでも違和感ありまくり。
主人公が高校生くらいだったら気にならないのだけども。
終わり方もあっさりしてる。
いろいろ説明不足という感じがする。
だけど、主人公の女の子が6才とは思えない。
小学校1年生の子が同学年の男の子と喋ってて「ええ、そうするわ」なんて返事はしないと思う。
早熟って説明はあるけど、それでも違和感ありまくり。
主人公が高校生くらいだったら気にならないのだけども。
終わり方もあっさりしてる。
いろいろ説明不足という感じがする。
2010年9月11日に日本でレビュー済み
本作は「禍家」「凶宅」につづく、「家」シリーズ三作目であります。
そんなに長くないので、さくさくと読み進めることが出来ます。
本作が前二作とは異なっているところは、
(1) 主人公が「女の子」に変わったこと
(2) 舞台装置が「家」から少し離れ、特殊な建築物となったこと
などがあり前二作とはまた異なった気持ちで読み進めることになります。
「〜の如き」シリーズとは違い、「家」シリーズはミステリ寄りのホラーといった雰囲気が濃い作品群です。
ホラーの抱える訳のわからない恐怖、非論理性とミステリに求められる論理的整合性は互いに相容れないようにも思いますが、
相変わらずの安定したクオリティで一気に読ませてくれます。
真相がよみやすいのがやや難か・・・と思いましたが、それはそれ。
シリーズの「味」とも言える、シリーズを支える「安定感」の一部と思えばそれも一興です。
「禍家」「凶宅」と買ってきた方は是非シリーズ最終作という意味でもおすすめします。
これが初めてという方は、(特に問題はないですが)、3作目の本作から読むよりは、1作目から順に読むことをどちらかといえばオススメします。
((追記))
氏が明言していなかったため、「最終作」→「三作目」と書き改めました。
そんなに長くないので、さくさくと読み進めることが出来ます。
本作が前二作とは異なっているところは、
(1) 主人公が「女の子」に変わったこと
(2) 舞台装置が「家」から少し離れ、特殊な建築物となったこと
などがあり前二作とはまた異なった気持ちで読み進めることになります。
「〜の如き」シリーズとは違い、「家」シリーズはミステリ寄りのホラーといった雰囲気が濃い作品群です。
ホラーの抱える訳のわからない恐怖、非論理性とミステリに求められる論理的整合性は互いに相容れないようにも思いますが、
相変わらずの安定したクオリティで一気に読ませてくれます。
真相がよみやすいのがやや難か・・・と思いましたが、それはそれ。
シリーズの「味」とも言える、シリーズを支える「安定感」の一部と思えばそれも一興です。
「禍家」「凶宅」と買ってきた方は是非シリーズ最終作という意味でもおすすめします。
これが初めてという方は、(特に問題はないですが)、3作目の本作から読むよりは、1作目から順に読むことをどちらかといえばオススメします。
((追記))
氏が明言していなかったため、「最終作」→「三作目」と書き改めました。
2011年9月14日に日本でレビュー済み
「禍家」「凶宅」に続く“家”シリーズ三作目にして、おそらく最終章
杉江松恋氏の解説にもありますが、このシリーズは物語の骨子が類似している
ただ、パーツが入れ替わっているので三作とも非常に楽しめた
おおざっぱにいえば、主人公の子供達が怪奇現象に襲われるといった内容です
そして、怪奇現象の起きる原因や法則を理論的に探る
ミステリ的な手法で怪奇現象に対応する姿勢が非常におもしろい
また、怪奇現象が日本の土着的なものであるのも個人的には好みだ
本著は、シリーズ最大のボリュームで登場人物も多く読み応えが一番あった
更にいえば、「家」の仕様も特別で、むしろ「館」といった趣だった
その為、ミステリの雰囲気もより濃く味わえた
杉江松恋氏の解説にもありますが、このシリーズは物語の骨子が類似している
ただ、パーツが入れ替わっているので三作とも非常に楽しめた
おおざっぱにいえば、主人公の子供達が怪奇現象に襲われるといった内容です
そして、怪奇現象の起きる原因や法則を理論的に探る
ミステリ的な手法で怪奇現象に対応する姿勢が非常におもしろい
また、怪奇現象が日本の土着的なものであるのも個人的には好みだ
本著は、シリーズ最大のボリュームで登場人物も多く読み応えが一番あった
更にいえば、「家」の仕様も特別で、むしろ「館」といった趣だった
その為、ミステリの雰囲気もより濃く味わえた