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だまされた女,すげかえられた首 (光文社古典新訳文庫 Aマ 1-2) 文庫 – 2009/1/8
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- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2009/1/8
- ISBN-10433475175X
- ISBN-13978-4334751753
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対象商品: だまされた女,すげかえられた首 (光文社古典新訳文庫 Aマ 1-2)
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2009/1/8)
- 発売日 : 2009/1/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 333ページ
- ISBN-10 : 433475175X
- ISBN-13 : 978-4334751753
- Amazon 売れ筋ランキング: - 163,779位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生時代、「ファウストゥス博士」と「ヨセフとその兄弟」の重厚な文体に魅了された。爾来35年、再びトーマスマン(本作)にまみえた。端的にネタバレなしに言ってズバリ面白かった。彼にハズレはないと思う。請い願わくば、「ふしだらな女」、「選ばれしひと」、「太閤殿下」など諸作の文庫化されんことを期待したい。
2013年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネタバレになるので収録されている2作品のタイトルがどう云う意味なのかは触れないでおくが、訳者があとがきで、元来これらを『ヴェネツィアに死す』と併せてマンのエロス三部作として一冊で刊行する予定だったと述べている通り、この2作品でも愛、それも情念的、観念的、そして肉体的なドロドロした愛の形が描かれている。前者は盛りを過ぎた中年女が、若いアメリカ人の家庭教師に入れ込んでしまうと云う話で、如何にもマンらしい作品だが、後者は東洋文庫の『屍鬼二十五話ーインド伝奇集』に出て来る話が基になっていて、古代のインドを舞台にファンタジーめいた設定で進められる三角関係の話で、おやマンの作品にもこんなものが有ったのかとビックリする様な味わい。どちらも独立した中編小説として、マンのファンであればまだ読んでいなかったのが悔やまれる様な佳作である。
評価が微妙になるのは文体。この古典新訳文庫は現代の読者にとっての読み易さを第一としている様だが、マンの作品の魅力の一端はその延々とうねる海原の様な息の長い文章に有る。よって決してスラスラと読み進められる訳ではない。深呼吸して少し心をスローダウンさせられる読者向けだろう。
評価が微妙になるのは文体。この古典新訳文庫は現代の読者にとっての読み易さを第一としている様だが、マンの作品の魅力の一端はその延々とうねる海原の様な息の長い文章に有る。よって決してスラスラと読み進められる訳ではない。深呼吸して少し心をスローダウンさせられる読者向けだろう。
2019年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変むずかしい内容でした。とらえ方によっていろいろな感想になると思う。
人間の欲求が映しだされていると思った。
人間の欲求が映しだされていると思った。
2011年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トーマス・マンの初期の作品は構文の頑丈さが光る。
逆に言えば長い文章なれないと読みづらい。
一方で、この二作品はストーリーが分かりやすく今まで読んだことがない人にもおすすめです。
とりあえずトーマス・マンを一冊お読みになりたい方には特にお勧め。
逆に言えば長い文章なれないと読みづらい。
一方で、この二作品はストーリーが分かりやすく今まで読んだことがない人にもおすすめです。
とりあえずトーマス・マンを一冊お読みになりたい方には特にお勧め。
2020年2月9日に日本でレビュー済み
トーマス・マンの文学がエロスに溢れたものであることは、あまり知られていない。『魔の山』でショーシャ夫人の肉体の細部が描かれていたり、『ヴェニスに死す』や『トニオ・クレーゲル』に同性愛的な傾向があることは、よく知られているが、マンが、愛する相手の肉体の魅力を詳細に執拗に描く作家だということは、一般的な認識とは言えない。しかし1940年作の「すげかえられた首」には、女性の裸体の輝くばかりのエロスが描かれ、賛美されている。インドの古伝説に取材した本作は、二人の青年が、秘境の沐浴場で裸体の美しい娘を見てしまうことから、恋が始まる。
>若い娘は、沐浴の祈りを捧げようとしているところだった。娘はサリーと胴衣を、水に降りる階段の上に脱ぎ捨て、丸裸でそこに立っていた。首にはわずかな鎖を飾り、ゆらゆらと揺れる耳輪をつけ、たくさんの結び目を作った髪に白いリボンを巻いているだけである。その体の愛らしさは眩いばかりで、夢まぼろし(マーヤー)からできているようだった。この上もなく魅力的な肌の色は暗すぎず白すぎず、むしろ金色に輝く鉱石のようで、ブラフマー[=ヒンドゥ教の最高神]の思うまま輝かしく作られていた。加えて、幼さを残す肩は甘美の極み、嬉しげにカーブを描く腰は腹の前面の広がりを生み、胸は処女の固さを保って蕾のよう、尻は誇らしく張出し、上に向かって匂やかに軽みを増しながら、ほっそりした華奢な背中に続き、娘が蔓草(つるくさ)のような腕を上げたり、首筋で両手を組んだりすると、そこに柔らかなくぼみが現れ、また繊細な腋の下が暗く開かれるのであった。これほどにすべてが見事であるのだが・・・。(p166f.)
>若い娘は、沐浴の祈りを捧げようとしているところだった。娘はサリーと胴衣を、水に降りる階段の上に脱ぎ捨て、丸裸でそこに立っていた。首にはわずかな鎖を飾り、ゆらゆらと揺れる耳輪をつけ、たくさんの結び目を作った髪に白いリボンを巻いているだけである。その体の愛らしさは眩いばかりで、夢まぼろし(マーヤー)からできているようだった。この上もなく魅力的な肌の色は暗すぎず白すぎず、むしろ金色に輝く鉱石のようで、ブラフマー[=ヒンドゥ教の最高神]の思うまま輝かしく作られていた。加えて、幼さを残す肩は甘美の極み、嬉しげにカーブを描く腰は腹の前面の広がりを生み、胸は処女の固さを保って蕾のよう、尻は誇らしく張出し、上に向かって匂やかに軽みを増しながら、ほっそりした華奢な背中に続き、娘が蔓草(つるくさ)のような腕を上げたり、首筋で両手を組んだりすると、そこに柔らかなくぼみが現れ、また繊細な腋の下が暗く開かれるのであった。これほどにすべてが見事であるのだが・・・。(p166f.)
2022年5月5日に日本でレビュー済み
中編2つからなる。ともに性欲がテーマのひとつになっている。
登場人物たちが、これでもかと言わんばかりに自分達の主張を語り続ける。
「だまされた女」というタイトルは、はじめは陳腐な感じがするが、最後まで読んでその意味が分かると、ゾッとして鳥肌が立つ。
登場人物たちが、これでもかと言わんばかりに自分達の主張を語り続ける。
「だまされた女」というタイトルは、はじめは陳腐な感じがするが、最後まで読んでその意味が分かると、ゾッとして鳥肌が立つ。
2019年7月22日に日本でレビュー済み
マンについては、代表作「魔の山」を読んだことがるのだが、すっかり忘れてしまった。とりあえずこのノヴェラとも言えるような2作品を収録した本を手に取ってみた。
1920年代、第1次世界大戦が終わったころである。『……陸軍中佐であるフォン・テュムラーは、戦闘によってではなく、まったく無意味なことに交通事故で死んでしまったが、それにもかかわらず名誉の戦死と言われた……』テュムラーには当時40歳の妻ロザリーニ、アンナ18歳、エードゥアルト6歳と言う家族があった。そのロザリーニが、50歳の時に出会った運命とは……。50歳の女性の前に現われたのは、若い家庭教師だった。すっかり忘れていたのだが、マンは「ヴェニスに死す」の作者でもあったのだ。ところでどこが、だまされた女、なのだろうか。
一方の「すげかえられた首」は、舞台をインドに変えた宗教色に富む、不思議な作品である。美しい腰を持つシーター、そして21歳のシュリーダマン、18歳のナンダ、の3人が織り成す愛の小説である。インドなので、他の国でも同じだろうが、さまざまな神様が登場する。ヒンドゥー教の三大神であるヴィシュヌ(太陽神)の化身クリシュナ、豊穣と多産の神シヴァ、シヴァの妃で、破壊を続ける時間の黒い神カーリー、そしてヒンドゥー教の最高神で宇宙の最高原理を具現し、世界を創造する力を体現するブラフマーなどである。これだけ見ても、マンがヒンドゥー教の概要を勉強してからこの小説に取り組んだことが分かる。
話の筋は簡単で、シュリーダマンとナンダは親友で、ある日旅に出る。そこに現われたのが、シーターだった。シュリーダマンは、シーターに心を動かされ、シーターもそれを受け入れ、二人は結ばれる。ところが3人で出かけた時にあったのが、破壊の神カーリーを祀る聖堂だった。先に入ったシュリーダマンは、思いもかけぬ行動に出る。そしてなかなか戻らないシュリーダマンを探しに行ったナンダも……。
題名で少し分かってしまうところもあるのだが、「すげかえられた首」が面白い。最後まで本を置くことが、難しいのではないだろうか。「すげかえられた首」は65才、「だまされた女」は78歳の作品である。
1920年代、第1次世界大戦が終わったころである。『……陸軍中佐であるフォン・テュムラーは、戦闘によってではなく、まったく無意味なことに交通事故で死んでしまったが、それにもかかわらず名誉の戦死と言われた……』テュムラーには当時40歳の妻ロザリーニ、アンナ18歳、エードゥアルト6歳と言う家族があった。そのロザリーニが、50歳の時に出会った運命とは……。50歳の女性の前に現われたのは、若い家庭教師だった。すっかり忘れていたのだが、マンは「ヴェニスに死す」の作者でもあったのだ。ところでどこが、だまされた女、なのだろうか。
一方の「すげかえられた首」は、舞台をインドに変えた宗教色に富む、不思議な作品である。美しい腰を持つシーター、そして21歳のシュリーダマン、18歳のナンダ、の3人が織り成す愛の小説である。インドなので、他の国でも同じだろうが、さまざまな神様が登場する。ヒンドゥー教の三大神であるヴィシュヌ(太陽神)の化身クリシュナ、豊穣と多産の神シヴァ、シヴァの妃で、破壊を続ける時間の黒い神カーリー、そしてヒンドゥー教の最高神で宇宙の最高原理を具現し、世界を創造する力を体現するブラフマーなどである。これだけ見ても、マンがヒンドゥー教の概要を勉強してからこの小説に取り組んだことが分かる。
話の筋は簡単で、シュリーダマンとナンダは親友で、ある日旅に出る。そこに現われたのが、シーターだった。シュリーダマンは、シーターに心を動かされ、シーターもそれを受け入れ、二人は結ばれる。ところが3人で出かけた時にあったのが、破壊の神カーリーを祀る聖堂だった。先に入ったシュリーダマンは、思いもかけぬ行動に出る。そしてなかなか戻らないシュリーダマンを探しに行ったナンダも……。
題名で少し分かってしまうところもあるのだが、「すげかえられた首」が面白い。最後まで本を置くことが、難しいのではないだろうか。「すげかえられた首」は65才、「だまされた女」は78歳の作品である。
2018年6月13日に日本でレビュー済み
だまされた女は、母娘の会話が知的でおもしろいです。すげかえられた首は、ヒンズー教の雰囲気があって興味深く読めました。