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エッシャーに魅せられた男たち 一枚の絵が人生を変えた (知恵の森文庫) 文庫 – 2006/11/7

4.4 5つ星のうち4.4 11個の評価

エッシャーが僕らの夢だった改題
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2006/11/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/11/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 238ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334784496
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334784492
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 11個の評価

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野地 秩嘉
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本におけるエッシャー人気が、どのように醸成されていったのか、共感をもって語られている。
2007年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エッシャーの有名どころの絵はほぼ載っていると思います。
文庫本なので当然絵は小さいですが、
それでもよければ十分楽しめます。

ノンフィクションだという小説は正直そんなに面白くはないです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月16日に日本でレビュー済み
 1996年に新潮社から出た単行本『エッシャーが僕らの夢だった』の改題・文庫化。
 エッシャーの大コレクションを私人として購入した甲賀正治、『少年マガジン』の巻頭特集でエッシャーを取り上げた大伴昌司、日本最初のエッシャー展を企画した新藤信などを取り上げたノンフィクションである。
 彼らがどのようにしてエッシャーと出会い、どこに魅力を感じ、日本に紹介していったのかが、綿密な取材によって描かれている。同時にエッシャーが日本に広まる歴史を描いた本でもあり、とても興味深かった。
 ただ、メインであるはずの甲賀正治について、尻切れトンボのような感じで終わってしまっている。1996年の単行本出版以後のことも文庫化に際して書き加えているのだが、ほんのわずかでしかなく、物足りないのだ。ここをもっと書いてほしかった。
 全体的には、劇的であり、同時に突き放したような書きぶりが、いかにも野地さんらしい。
2012年1月2日に日本でレビュー済み
・少し立ち読みしたらミック・ジャガーの名が見えたので、私は本書の内容をあまり確認しないまま購入した。私はエッシャーとローリング・ストーンズのファンである。
・ 本書はエッシャーの生涯を述べたものでも作品の解説書でもなく、エッシャーの版画がどのように日本に受け入れられていったかを、巨費を投じてエッシャー・コレクションを購入したアパレル企業の役員、展覧会企画者、洋書店の営業担当者、少年マガジンの特集ページを構成していたフリーランスの編集者などを通じて描いている。彼らの強い情熱と時代の熱気がよくわかる。
・ 私が特に気に入ったのは、本書を通じて描かれている1960年代から1980年代にかけてのデザイナーズ・ブランドの発展と衰退、公立美術館と私立美術館のスタンスの違い、展覧会の企画の困難さなど。私は独創的なエッシャーは美術界で高い評価を得ていると思い込んでいたが、そうではなかったようだ。
・ なお、本書は7ページに及ぶエッシャーの年譜と10以上の版画を含んでおり、資料的にも優れている。エッシャーの父は土木技師で、明治初期にお雇い外国人として来日していた。
2008年3月15日に日本でレビュー済み
エッシャーの版画に魅せられた人々の人生と邂逅が綴られたドキュメンタリーとしての本書は、エッシャーの絵がどんな形で日本で受容され、周知されるようになったかのプロセスが描かれている。

昨年、渋谷で開催されていた「スーパーエッシャー展」に私も行ったが、大勢の人が来場していてエッシャーの知名度に驚かされた。どうしてエッシャーがこんなにも知られているのか、人気があるのか、そんなことが本書を読むと納得できる。

そういう意味ではなかなか評価できる本書なのだが、いかんせん文章が下手で、ドラマチックさに欠けてしまっているようにも感じた。第一章の強引なまとめ方では続きを読む気が失せてしまう。そういうわけで星三つ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月25日に日本でレビュー済み
小売業の変化と昭和史、とか、クルマで振り返る昭和史、とか、食卓から見えてくるあの時代、とか、巨怪正力松太郎とその時代、とか、そういう本はいろいろあるが、これは「エッシャーを通して語るカタカナカルチャー黎明期の昭和史」の本だ。え、そんなことが可能なのか、だってエッシャーなんて名前、普通のお父さんやお母さんは知らないじゃないか、と思うでしょうが、普通のお父さんやお母さんはともかく、黎明期のカタカナカルチャー周辺にはエッシャーは大きなインパクトを与えたらしい。東京オリンピック。ビートルズとグループサウンズ。ベトナム戦争。ビギ、ニコルの旗揚げ、『anan』の創刊。中核、革マル、社青同、機動隊。表参道に飛び交う火炎ビン。美術書でないことは間違いないが、その語られる全体の軸が、エッシャーの版画と、それに魅せられた人々、ということになっている。

横須賀のバーで「LSDキメてこれ見ると最高だぜ」と米兵からエッシャーのポスターをもらう19歳フリーター。エッシャーに手紙を書いてアプローチを試みるもあっさり袖にされるミック・ジャガー。洋書屋の訪問販売でエッシャーに出会って興奮する真鍋博。亀倉雄策。永井一正。田中一光。少年マガジンの表紙を飾るエッシャー。なぜストーンズはダメで少年マガジンならいいのか、たぶん後者はエッシャーに無断でやったからだろう。勝手に下品な色もつけたらしい。折しもマガジン誌上では矢吹丈と力石徹の最期の死闘が繰り広げられていた・・・

・・・と、いうあたりからようやく、1976年、西武美術館で開催されて大盛況となった日本初の本格的エッシャー展の話へと雪崩れ込み、そこまでも面白いがそこから先もスピーディな展開で読ませる。巨額の借金を背負ってエッシャー・コレクションをポンと買うことになるニコルの幹部、これが上記のフリーターの20年後の姿。まるで因果は巡るエッシャーの図柄だ。読むとエッシャーを見たくなる、という意味では、やっぱりこういうのも美術書なのか。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
❣️エッシャーの奇妙な絵を見たことがない人はほとんどいないだろう。
エッシャーに魂を奪われ、エッシャーを日本に売り込み、人気を定着させた人々の物語である。
エッシャーの作品が、決して奇をてらったものではないことがわかる。
彼の孤独な人生と引き換えに、作品が生み出された事実は悲しい。
絵画、音楽、彫刻… すべての命ある芸術作品は、作者の命の投影である❣️