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漫画の奥義 作り手からの漫画論 (知恵の森文庫 a て 1-4) 文庫 – 2007/12/6
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2007/12/6
- ISBN-10433478495X
- ISBN-13978-4334784959
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商品の説明
出版社からのコメント
著者について
1928年大阪府豊中市生まれ。46年『マアチャンの日記帳』でデビュー。以降、『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』などヒット作を多数生み出すとともに、世界中のクリエーターに多大な影響を与える。89年死去。
石子順
1935年京都市生まれ。53年中国から帰国。61年東洋大学文学部卒業。映画批評、中国映画字幕翻訳を経て手塚漫画に出会い、67年に手塚治虫漫画論を書く。以来漫画評論を始め、88年に手塚治虫との長期対談を進めていた。著書に『漫画詩人・手塚治虫』、『中国映画の明星』など。近著に『平和の探求 手塚治虫の原点』。元和光大学教授、日本漫画家協会参与、映画・漫画評論家。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2007/12/6)
- 発売日 : 2007/12/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 307ページ
- ISBN-10 : 433478495X
- ISBN-13 : 978-4334784959
- Amazon 売れ筋ランキング: - 219,949位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 102位知恵の森文庫
- - 273位コミック・アニメ研究
- - 4,049位社会学概論
- カスタマーレビュー:
著者について
1928年、大阪府豊中市生まれ。本名・治。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年、ス トーリー漫画の単行本『新宝島』がベストセラーになり、注目される。以後、幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、子どもたちに夢を与えつづけてきた。『ネ オ・ファウスト』など3作連載中の89年2月9日に胃ガンのため死去。無類の昆虫好きとして知られ、「オオムラサキを守る会」の理事や「日本昆虫倶楽部」 の初代会長を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 手塚治虫の昆虫博覧会 (ISBN-13: 978-4900963474)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本書の特色は、聞き手の知識が深いために手塚治虫からかなり多くのものを引き出すことに成功している点である。手塚治虫は自身が漫画家であることを意識してか他の対談や自著などではかなりマンガ的な表現になってしまっていることが多いのだが、本書では非常に知的な表現者としての一面を見て取ることができる。
第一章では手塚治虫が影響を受けた昭和初期の国内外の漫画について語られるのだが、その量は膨大なものであり、しかも手塚治虫はその全てを系統立てて自分のものとして消化していたことがよくわかる。手塚治虫はこの対談に際してメモの類いは一切持参しなかったとのことだが、ポンポンと出てくる漫画家や作品の量が尋常ではないのである。
第二章では大きな影響をうけた「のらくろ」とその作者である田河水泡について語られるのだが、こちらも非常に深いところまで掘り下げられている。手塚治虫が「のらくろ」の絵柄を四期に分けて分析し、のらくろの出版記念の本でそれらを描き分けた漫画を描いたエピソードが語られるのだが、その漫画が収録されていないのは残念。(「のらくろもどき」という作品であり、他の書籍で読むことはできる)
手塚治虫が漫画の世界に革命を起こすことができたのは、それ以前の漫画を知り尽くしていたからであろうことが伺える良書である。
手塚治虫のルーツに興味がある人にとっては必読の書と言っても良いのではあるまいか。