無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1) 文庫 – 2008/8/7
- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2008/8/7
- ISBN-104334785115
- ISBN-13978-4334785116
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2008/8/7)
- 発売日 : 2008/8/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 251ページ
- ISBN-10 : 4334785115
- ISBN-13 : 978-4334785116
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,083,956位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1963年生まれ。北海道小樽市出身。
日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。
1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
民俗学者。関西学院大学社会学部長・教授。文学博士。
沖縄の民俗宗教・シャーマニズム研究から出発し、都市伝説の日韓比較研究、妖怪・占い文化の博物館民俗学、在日コリアンや引揚者が生み出したヴァナキュラー文化の研究、喫茶店モーニング文化の都市民俗学的研究、関西私鉄文化研究などを経て、近年は、世界民俗学史をふまえた民俗学理論の研究、とくに民俗学を国際的・学際的な「ヴァナキュラー文化研究」として再編成する議論を展開しています。
関西学院大学で私が担当する民俗学の講義やゼミでは、民俗学の全領域、すなわち古典的な民俗学から現代民俗学まで、日本民俗学から中国民俗学・韓国民俗学などアジアの民俗学まで、また、社会伝承、生業伝承、交通・交易、儀礼、祝祭、宗教、口承文芸、芸能、物質文化、文化遺産、博物館など民俗学研究のすべてのジャンルについて扱っています。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2001年夏に国立歴史民俗博物館で行われた企画展「異界万華鏡−あの世・妖怪・占い」に合わせて開かれたシンポジウムや研究成果をまとめたもの。
常光徹「妖怪絵巻と民間説話−「土佐お化け草紙」の民俗的背景」、山田慎也「亡き人を想う−遺影の誕生」、島村恭則「韓国の都市伝説」、内田順子「音の想像力と異界」、京極夏彦「描かれた妖怪」、小松和彦「異界をめぐる想像力」、京極×小松対談「共有財産としての妖怪」、池上良正「死人に口あり−民俗宗教における死者との対話」、鈴木一馨「「おに」の来ない鬼門−風水をめぐる異界観」が収められている。
妖怪絵巻、都市伝説、いたこ、鬼門など実にさまざまなテーマが挙げられている。いずれも最新の切り口からの研究であり、刺激的だ。
ただ、一般向けという意識が強くあったのか、「いまわかっていることをわかりやすく書いた」という印象が強い。なんだか、まとまってしまっているのである。そのあたり、やや物足りない。
展覧会も見てみたかった。
タイトルの「異界談義」の通り
京極夏彦と小松和彦の対談が有り、
それ以外にも風水や音の視点からみた異界についての考察等、興味深い考察も多い。
ただ、全体的に文章が硬く、面白く仕上がってるかと言われればそうではない。
個人的に京極夏彦と小松和彦の二人が大好きなこともあって、「異界談義」の部分は実に楽しく読めたが、その部分だけこの本から浮いているような気がする。
まあそこの部分だけでもかなり面白いので、全体的には☆4つ。
異界を考えるにあたってキーになりそうな、小松和彦の言葉を引いておく。
「異界はどこにもないが、どこにでもある。異界とは、それをリアリティとして感じ取っていた人にしか現れないのです。」