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せやけど、、、
せやけどな、、、
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つぼみ 単行本 – 2017/8/17
宮下 奈都
(著)
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購入オプションとあわせ買い
話題作『スコーレ№4』の主人公麻子の妹・紗英、叔母・和歌子、父の元恋人・美奈子。それぞれがひたむきに花と向き合い葛藤するスピンオフ三編。(「手を挙げて」「まだまだ、」「あのひとの娘」)弟の晴彦は、高校を中退し勤めた会社もすぐに辞めて、アルバイトを転々とした後大検を受け、やっぱり働くと宣言して、いつもふらふらひらひらしている。不器用な弟と振り回される姉。そんな二人には、離婚した両親がまったく違って見えていた。(「晴れた日に生まれたこども」)どこかへ向かおうともがいている若き主人公たちの、みずみずしい世界のはじまり。凜としてたおやかに、6つのこれからの物語。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2017/8/17
- ISBN-10433491179X
- ISBN-13978-4334911799
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2017/8/17)
- 発売日 : 2017/8/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 433491179X
- ISBN-13 : 978-4334911799
- Amazon 売れ筋ランキング: - 582,090位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,470位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月10日に日本でレビュー済み
宮下さんの作品を読む前、私は少し背筋がしゃんと伸びるような気がします。いや、彼女の文庫本を手に取った時から、すでにそうかもしれません。
きっと多くのファンの方がそうであるように、私も「スコーレNo.4」、「羊と鋼の森」が大好きです。それらの作品は、キンとした空気を纏っていて、読者である私が、その作品の空気の中に入り込んでいけることを幸福にすら思えます。
さて、本作は6編の短編集です。あくまで私見ですが、最初の3編は、先に書いた「キンとした空気」を程度の差こそあれ、纏っているように感じました。ところが、後半の3編は、ほのかな空気感とでも言いましょうか、まあ「キン」とはしていないわけです。では、面白くないのかといいますと、そんなことはまるでないのです。
「誰かが足りない」という短編集がありますが、私は、後半3編の雰囲気はこちらに近いような気がします。(宮下作品をそれほど多く読んでいるわけではないので、もしおかしなことを書いていたらすみません) 本作「つぼみ」の後半3編は、ややふわふわした、ぐだぐだした、あいまいな空気感を味わえます(いい意味で)。個人的には「誰かが足りない」よりも、いいなあ、と思うのです。
短編集ということで、すべてが最近書かれた作品ではないのかもしれません。ただ、宮下さんの「キン」としていない、「ふわふわ、ぐでぐで」を感じるこれらの3編は私にとって、新発見の宮下奈都でした。
きっと多くのファンの方がそうであるように、私も「スコーレNo.4」、「羊と鋼の森」が大好きです。それらの作品は、キンとした空気を纏っていて、読者である私が、その作品の空気の中に入り込んでいけることを幸福にすら思えます。
さて、本作は6編の短編集です。あくまで私見ですが、最初の3編は、先に書いた「キンとした空気」を程度の差こそあれ、纏っているように感じました。ところが、後半の3編は、ほのかな空気感とでも言いましょうか、まあ「キン」とはしていないわけです。では、面白くないのかといいますと、そんなことはまるでないのです。
「誰かが足りない」という短編集がありますが、私は、後半3編の雰囲気はこちらに近いような気がします。(宮下作品をそれほど多く読んでいるわけではないので、もしおかしなことを書いていたらすみません) 本作「つぼみ」の後半3編は、ややふわふわした、ぐだぐだした、あいまいな空気感を味わえます(いい意味で)。個人的には「誰かが足りない」よりも、いいなあ、と思うのです。
短編集ということで、すべてが最近書かれた作品ではないのかもしれません。ただ、宮下さんの「キン」としていない、「ふわふわ、ぐでぐで」を感じるこれらの3編は私にとって、新発見の宮下奈都でした。
2022年4月6日に日本でレビュー済み
宮下奈都さんの小説はほぼ好きですが、この「つぼみ」の中の「手を挙げて」の冒頭、牧師が「次に生まれ変わったら」と礼拝時に信徒たちに訊ねるという描写が異端的で気持ち悪かったです。輪廻転生は仏教思想ですよね。キリスト教は神様が与えてくれたたった一度の人生をどう生きるか、がすべての教えのベースですから違和感しかありませんでした。文中で違和感を指摘しつつも、なぜ牧師にそう語らせたのかの理由は回収されないまま物語は終わりますから、読者としては置いてけぼりです。僧侶でよかったのでは?検証はあまりせず、雰囲気で設定を考える作家さんなのかなあと印象が変わりました。
2017年10月17日に日本でレビュー済み
ここ最近のこの作者の作品は
いい物語 で、食傷気味だった。
が、この作品集はいい。
読後に、作品紹介を読み、
スコーレ~ の登場人物に関わる物語らしいが、
それをまったく意識しなくても十分楽しめる。
いいおはなしではあるが、
それだけではない深さや、奥行きを感じることができた。
なつかしいひと
は、読みながらも、もしかして、という思いはあったが、
最後に主人公が思い当たったこと、そこを思うと、ぐっとくる。
おとなも十分ひたれる6つの物語世界だった。
いい物語 で、食傷気味だった。
が、この作品集はいい。
読後に、作品紹介を読み、
スコーレ~ の登場人物に関わる物語らしいが、
それをまったく意識しなくても十分楽しめる。
いいおはなしではあるが、
それだけではない深さや、奥行きを感じることができた。
なつかしいひと
は、読みながらも、もしかして、という思いはあったが、
最後に主人公が思い当たったこと、そこを思うと、ぐっとくる。
おとなも十分ひたれる6つの物語世界だった。
2023年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作家さんは、長編の方が私は好きです。短編は、荻原浩氏の二番煎じのような印象です。いや!三番か四番煎じかも。兎に角、楽しめませんでした。
2018年6月30日に日本でレビュー済み
装幀がとても美しい本です。
写真では分かりづらいのですが、
表紙の絵の周りをシャボン玉のような金色の円が囲んでいます。
本を開いたのちに目に入る紙に印刷された模様も美しく
本編への期待が高まります。
カバーを取ってみると、また別の表情を見せてくれる一冊。
この装幀を手にすることができただけでも、買ってよかったと思います。
写真では分かりづらいのですが、
表紙の絵の周りをシャボン玉のような金色の円が囲んでいます。
本を開いたのちに目に入る紙に印刷された模様も美しく
本編への期待が高まります。
カバーを取ってみると、また別の表情を見せてくれる一冊。
この装幀を手にすることができただけでも、買ってよかったと思います。
2017年9月17日に日本でレビュー済み
いつもと違った作品が読みたいと思い購入。
結果的には大当たりでした。
女性作家さんらしい視点で綴られる物語は、複雑な心理が上手く描写されていて、世界観に引き込まれました。
個人的に一番気に入った話は、「なつかしいひと」です。
他の話と違って男主人公なのですが、優しい物語になっていて読後感が最高でした。
結果的には大当たりでした。
女性作家さんらしい視点で綴られる物語は、複雑な心理が上手く描写されていて、世界観に引き込まれました。
個人的に一番気に入った話は、「なつかしいひと」です。
他の話と違って男主人公なのですが、優しい物語になっていて読後感が最高でした。
2017年9月20日に日本でレビュー済み
が、てっきり、「1周廻ってスタートに戻る」的な連作かと思って読み進んでたので、「あれ?」と思ってしまった
でも、ヒロミのキャラ結構好みだ
自分の「思い込み」故の敗北。という読後感になってしまったが、楽しめると思います
でも、ヒロミのキャラ結構好みだ
自分の「思い込み」故の敗北。という読後感になってしまったが、楽しめると思います