あったかいサラリーマン応援歌。舞台が造船会社というのも好み。
現時点でレビューが三件しかないなんて信じがたい。もっと評価されて良い。
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乗りかかった船 単行本(ソフトカバー) – 2017/9/15
瀧羽 麻子
(著)
北斗造船人事部の雄平は、工学部で機械工学を専攻し、大学院を卒業したのにも関わらず、最初に配属されたのは営業部だった。どうして営業に回され、次は人事部なのか、戸惑う雄平だったが…… 「海に出る」。造船会社を舞台ににした群像小説の傑作!
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2017/9/15
- ISBN-104334911846
- ISBN-13978-4334911843
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2017/9/15)
- 発売日 : 2017/9/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4334911846
- ISBN-13 : 978-4334911843
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,271,264位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 100,980位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月12日に日本でレビュー済み
中堅造船会社で繰り広げられる人事異動、昇進、左遷などによって影響を受けた社員の人生模様を描いた一冊。
著者の書籍は初めて読んだのだが、文章は読みやすくてテンポもよく、登場人物の特長や心理描写も丁寧に描かれていて読みやすかった。
物語全体を通して伝わってくる北斗造船という会社の雰囲気が温かくて好きだった。
個人的には「櫂を漕ぐ」と「波に挑む」が好きだった。
「櫂を漕ぐ」は、技術職だった男が管理職に昇進した話。個人の能力は本人の努力で積み上げるもので、部下にいちいち確認を求められたり相談されるのを煩わしく感じてしまう川瀬の心情は痛いほど伝わってきた。そんな彼が何をきっかけに変わっていくのか興味深く読んだ。
「波に挑む」は、事業戦略室長という職に抜擢された女性管理職の話。誰よりも仕事に真剣に取り組んできた彼女が、他者との合同会議という場でも当たり前の提案をしても邪険にされてしまう。そんな難局をどう乗り切っていくのか楽しめた。
もし続編があるのなら、腹のうちがよめないといわれる人事部長の倉内、同じく人事部で美人だが無愛想で何を考えているか分からない桜木。本書の陰の主役であるこの二人の内面も知りたい。
著者の書籍は初めて読んだのだが、文章は読みやすくてテンポもよく、登場人物の特長や心理描写も丁寧に描かれていて読みやすかった。
物語全体を通して伝わってくる北斗造船という会社の雰囲気が温かくて好きだった。
個人的には「櫂を漕ぐ」と「波に挑む」が好きだった。
「櫂を漕ぐ」は、技術職だった男が管理職に昇進した話。個人の能力は本人の努力で積み上げるもので、部下にいちいち確認を求められたり相談されるのを煩わしく感じてしまう川瀬の心情は痛いほど伝わってきた。そんな彼が何をきっかけに変わっていくのか興味深く読んだ。
「波に挑む」は、事業戦略室長という職に抜擢された女性管理職の話。誰よりも仕事に真剣に取り組んできた彼女が、他者との合同会議という場でも当たり前の提案をしても邪険にされてしまう。そんな難局をどう乗り切っていくのか楽しめた。
もし続編があるのなら、腹のうちがよめないといわれる人事部長の倉内、同じく人事部で美人だが無愛想で何を考えているか分からない桜木。本書の陰の主役であるこの二人の内面も知りたい。
2018年3月3日に日本でレビュー済み
何がどうという訳ではないが、ほっこり楽しんだ感じでした
桜木編があるとばかり思っていたw
桜木編があるとばかり思っていたw