凄く共感できる、という訳ではないのだが、なんとなく気になって2回読んだ。
主人公もヒロインも貧乏くさくてせせこましい。二人とも50歳ということだけど
枯れてる雰囲気はなんだか貧困老人のルポみたい。人生100年時代で、まだ半分生きただけなのに
この未来のない感じ。これが平場ということなのか。それだけにヒロインの死もすんなり入ってくる。
夭逝という感じがせず人生を全て終えきった感じがするもの。
脇役に、主人公の同僚でヤッソさんという老人が出てくるのだがこの人物が実に良い味を出している。
頑迷で人間性が曲がっていて、でも人情味がある。主人公も嫌いになれず酒にしばしば付き合う。
狭い視野で地味な人生を生きる庶民の象徴のような人物である。
主人公がこの人物を見ている目線が、読者が主人公を見る目と同じで、入れ子構造になってるんだな
と思った。貧乏くさくて惨めでも、なんとなく嫌いになれないのだ。
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平場の月 単行本 – 2018/12/13
朝倉かすみ
(著)
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購入オプションとあわせ買い
朝霞、新座、志木。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。元男子の青砥も、このへんで育ち、働き、老いぼれていく連中のひとり。元女子須藤とは病院で再会した。50歳になった男と女の、心のすき間を、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く大人の恋愛小説。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2018/12/13
- ISBN-104334912567
- ISBN-13978-4334912567
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2018/12/13)
- 発売日 : 2018/12/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 248ページ
- ISBN-10 : 4334912567
- ISBN-13 : 978-4334912567
- Amazon 売れ筋ランキング: - 287,433位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25,660位文芸作品
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2022年7月28日に日本でレビュー済み
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2022年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私も、どうやって死んで行くんだろうと、不安になった。
2019年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この著者の作品はこの本しか読んでいないので、作風については詳しくないことを前置きとしておく。
例えば(文才はこちらのほうが明らかに上だとは思う)少し前の別の作家のヒット作『キミの膵臓をたべたい』同様、ターゲット層が明確で、その層に共感されるように書いている感が強すぎて、登場人物の台詞も、説明文も読んでいてくどさを感じる。
売ってなんぼの商業小説なので多くを求めるのは間違っているのは分かっているが、「書ける」という凡人には持ち得ない稀有な才能を持っているからこそ、こういうものはあまり書いてほしくない。
例えば(文才はこちらのほうが明らかに上だとは思う)少し前の別の作家のヒット作『キミの膵臓をたべたい』同様、ターゲット層が明確で、その層に共感されるように書いている感が強すぎて、登場人物の台詞も、説明文も読んでいてくどさを感じる。
売ってなんぼの商業小説なので多くを求めるのは間違っているのは分かっているが、「書ける」という凡人には持ち得ない稀有な才能を持っているからこそ、こういうものはあまり書いてほしくない。
2021年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
50代同志の恋愛というのは、とっつきにくい。自分がそこに達していないというのがあるし、既婚であるので離婚しない限りは、永遠に分からないともいえる。
読んでいる間中考えるのは、姉のことである。独身であり、主人公たちに近い年齢である。
裕福でもないし、成功していないし、子供もいない。でも、淡々と日常を過ごしている。
余計なお世話だが、寂しさをどうしているのだろうか?と、たまに考える。
かなり傲慢であるが、やっぱり考えてしまうのだ。
本書の登場人物たちも、寂しさを持て余しているわけでもない。
独り身の50代になり、ふとした余白に好きだなと思える人ができただけである。
結局は、幸せというのは、余白が少ないことではないだろうか。
若い時の余白は、いい。そこに何を埋めるかワクワクするからである。
しかし、妙齢になると、余白の存在はとても心もとない。
周りの人間も、その余白を勝手に寂しさとなずけてしまう。
なんだかんだ、他人の余白の中に自分が存在する。これが、やっぱり幸せなのではなかろうか。
そんな小難しいことを考えながら、読み終えた。
少し悲しい終わり方だが、しみじみとした切なさを残す良い物語であった。
読んでいる間中考えるのは、姉のことである。独身であり、主人公たちに近い年齢である。
裕福でもないし、成功していないし、子供もいない。でも、淡々と日常を過ごしている。
余計なお世話だが、寂しさをどうしているのだろうか?と、たまに考える。
かなり傲慢であるが、やっぱり考えてしまうのだ。
本書の登場人物たちも、寂しさを持て余しているわけでもない。
独り身の50代になり、ふとした余白に好きだなと思える人ができただけである。
結局は、幸せというのは、余白が少ないことではないだろうか。
若い時の余白は、いい。そこに何を埋めるかワクワクするからである。
しかし、妙齢になると、余白の存在はとても心もとない。
周りの人間も、その余白を勝手に寂しさとなずけてしまう。
なんだかんだ、他人の余白の中に自分が存在する。これが、やっぱり幸せなのではなかろうか。
そんな小難しいことを考えながら、読み終えた。
少し悲しい終わり方だが、しみじみとした切なさを残す良い物語であった。
2022年3月4日に日本でレビュー済み
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恋愛と病気という内容ですが、結論は中江有里の解説に結論が見え出せました。
2022年2月16日に日本でレビュー済み
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久々に感動しました。
悲しいではなく、人間の『強さ』を感じました。
悲しいではなく、人間の『強さ』を感じました。
2019年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
青砥が須藤に出会ったのが「売店」だったのか「花屋」だったのか?気になり、それが何時のことだ
ったのか。プロットの時系列がこんがらかり訳が分からない。しかも物語がスタートしたばかりなのに
「須藤の訃報」ってなに?最初から引っかかってばかりで思考渋滞、なかなか前進できない。著者だけ
に景色が見えていて、読者は置いてけぼり。乱暴で意味不明なブツ切り会話が続く。高校生の様な会話
ばかりの二人は一体歳いくつなんだ?
ストーリーはと言うと幼馴染の中年男女の日常生活から一歩も踏み出していない。思考範囲、行動範
囲が狭すぎて、閉塞感で息がつまりそう。たまに女性作家にみられる作風である。もし貴方が男性の読
者なら50~60ページ程立ち読みしてから(購入の)判断されることをお薦めします。
私は途中で放り投げてしまいました。
ったのか。プロットの時系列がこんがらかり訳が分からない。しかも物語がスタートしたばかりなのに
「須藤の訃報」ってなに?最初から引っかかってばかりで思考渋滞、なかなか前進できない。著者だけ
に景色が見えていて、読者は置いてけぼり。乱暴で意味不明なブツ切り会話が続く。高校生の様な会話
ばかりの二人は一体歳いくつなんだ?
ストーリーはと言うと幼馴染の中年男女の日常生活から一歩も踏み出していない。思考範囲、行動範
囲が狭すぎて、閉塞感で息がつまりそう。たまに女性作家にみられる作風である。もし貴方が男性の読
者なら50~60ページ程立ち読みしてから(購入の)判断されることをお薦めします。
私は途中で放り投げてしまいました。