女姉妹がいないので三姉妹とか昔から本当憧れる。(三姉妹探偵団とか)
この本もタイプの違う三姉妹が出てきてとても面白いです。
結婚する気が全くない数ヶ国語を操るキャリアウーマンの次女、治子。(でも常に数人彼氏がいる)
美人で良妻賢母、でも夫のDVに悩まされる長女、麻子。
いつもフワフワしていて良い子だが、友達の彼氏と寝ちゃったりたまにとんでもないことをやらかす、三女の育子。
時に衝突しながらもお互いのことを真剣に考え思い合っている三姉妹たち。
2011年に「彼、夫、男友達」というタイトルでドラマ化されていますが断然原作が面白いです。(でもDV夫、ユースケサンタマリアの演技は観る価値あり。)
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思いわずらうことなく愉しく生きよ 単行本 – 2004/6/19
江國 香織
(著)
強気な恋愛ばかり繰り返す34歳の次女・治子は代々木公園の見えるマンションで同棲中。
阿佐ヶ谷のアパートに住み、自動車教習所の事務をしている29歳の三女・育子は、恋愛なんて信じていない。理解できる他人とのつながりは友情と信頼、肉体関係だけ。
36歳の長女麻子は、「理由もなく暴力をふるうわけではない夫」と結婚して7年になる——。
DV問題も絡めて、三姉妹の異なる恋愛のあり方を独特の文体で綴る恋愛小説。
直木賞受賞作家の最長篇小説がついに刊行。
阿佐ヶ谷のアパートに住み、自動車教習所の事務をしている29歳の三女・育子は、恋愛なんて信じていない。理解できる他人とのつながりは友情と信頼、肉体関係だけ。
36歳の長女麻子は、「理由もなく暴力をふるうわけではない夫」と結婚して7年になる——。
DV問題も絡めて、三姉妹の異なる恋愛のあり方を独特の文体で綴る恋愛小説。
直木賞受賞作家の最長篇小説がついに刊行。
- 本の長さ396ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2004/6/19
- ISBN-104334924352
- ISBN-13978-4334924355
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
自分のしたことに後悔なんかしないわ-。結婚して7年の麻子、結婚はしないけれど同棲中の治子、恋愛なんて信じていない育子。のびやかで凛とした三姉妹の物語。『VERY』連載を単行本化。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2004/6/19)
- 発売日 : 2004/6/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 396ページ
- ISBN-10 : 4334924352
- ISBN-13 : 978-4334924355
- Amazon 売れ筋ランキング: - 500,323位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,657位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年東京生まれ。1987年『草之丞の話』で毎日新聞社主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本 周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。「409ラドクリフ」(1989年フェミナ賞)、『こうばしい日々』(1991年産経 児童出版文化賞、1992年坪田譲治文学賞)、『きらきらひかる』(1992年紫式部文学賞)、『ぼくの小鳥ちゃん』(1999年路傍の石文学賞)、『が らくた』(2007年島清恋愛文学賞)など作品多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 真昼なのに昏い部屋 (ISBN-13:978-4062161053)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NHKドラマのCMを見て、原作が読みたいと思い購入。
こんな話も書いていたんですねー…
文章に纏うオーラがあまり好きではなく読んでいなかったのですが、この小説は真夏の水ばりに一気に吸い込まれていきました。
やはり彼女はベテラン作家ですね。
久々に一気読みしました。
話自体は展開がコロコロと変わるのですが、その生々しい生活臭のせいか女の私は読んでいて落ち着きます。
少し寂しくなるような、誰かを愛したくなるような、家族に会いたくなるような。
自分に必死に生きる三姉妹の姿がただただ沁みます。
恋愛に疲れた人、勉強家の彼女や重たい愛を与える彼女や変わった彼女を持つ人
特に男性にお勧めしたい本です。
恋愛経験が豊富な方なら頷ける場面も多々あると思います。
少ない方だとちょっと女性不信になっちゃうかも(笑)
女性が読むと
この人のこういうところ私みたい、とか
あの子みたい、とか。
誰かのどこかに重ねつつ読んでしまいそうなので感情移入しやすいと思います。
泣けるとかそういう本ではないけれど、読後感に満足の得られる本です。
異性、同性問わず誰かに会いたいときに読むといいかもです。
こんな話も書いていたんですねー…
文章に纏うオーラがあまり好きではなく読んでいなかったのですが、この小説は真夏の水ばりに一気に吸い込まれていきました。
やはり彼女はベテラン作家ですね。
久々に一気読みしました。
話自体は展開がコロコロと変わるのですが、その生々しい生活臭のせいか女の私は読んでいて落ち着きます。
少し寂しくなるような、誰かを愛したくなるような、家族に会いたくなるような。
自分に必死に生きる三姉妹の姿がただただ沁みます。
恋愛に疲れた人、勉強家の彼女や重たい愛を与える彼女や変わった彼女を持つ人
特に男性にお勧めしたい本です。
恋愛経験が豊富な方なら頷ける場面も多々あると思います。
少ない方だとちょっと女性不信になっちゃうかも(笑)
女性が読むと
この人のこういうところ私みたい、とか
あの子みたい、とか。
誰かのどこかに重ねつつ読んでしまいそうなので感情移入しやすいと思います。
泣けるとかそういう本ではないけれど、読後感に満足の得られる本です。
異性、同性問わず誰かに会いたいときに読むといいかもです。
2023年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
途中からひきこまれてしまい、あっという間に読んでしまった。
優等生的な主婦であるはずの長女は、夫のDVから逃れられない。
バリバリのキャリアガールの次女は、奔放すぎてせっかくの大切な愛を失う。
三女は個性的でいっぷう変わっているが、
最後には「まっとう」過ぎるような彼氏を見つける。
それぞれ、自分らしい生き方を探しながらも傷つき、悩む。
題名にひかれて買ったが、
やはり人間、「楽しく生きる」ことすら
難しいのだと思わせる。
しばらく江國さんの世界から離れられないかも?
優等生的な主婦であるはずの長女は、夫のDVから逃れられない。
バリバリのキャリアガールの次女は、奔放すぎてせっかくの大切な愛を失う。
三女は個性的でいっぷう変わっているが、
最後には「まっとう」過ぎるような彼氏を見つける。
それぞれ、自分らしい生き方を探しながらも傷つき、悩む。
題名にひかれて買ったが、
やはり人間、「楽しく生きる」ことすら
難しいのだと思わせる。
しばらく江國さんの世界から離れられないかも?
2011年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NHKのドラマと共に、江国さんらしい小気味の良い本です
2020年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、図書館で借りて読んで、久しぶりによみたくなり購入。
ドラマで演じてた長女 木村多江、長女のだんなユースケサンタマリア、次女真木よう子、三女夏帆を思い浮かべながら読んだ。
大好きな江國香織作品の中でも上位の作品。
ドラマで演じてた長女 木村多江、長女のだんなユースケサンタマリア、次女真木よう子、三女夏帆を思い浮かべながら読んだ。
大好きな江國香織作品の中でも上位の作品。
2016年1月5日に日本でレビュー済み
発売されてからどの書籍よりも読み返した小説。
この人のあまりにも生々しい「女性を表現する力」は本当に圧巻。
そう再認識される小説。
いつもの江國ワールドはそのままに、きれいな文章のつなぎ、言葉の使い方。
自由な女性たち。不自由な男性たち(!)
「男の人というものは、こういう時には役に立たないが、いるだけで心強い味方」
男女のリアル、というか、思考の違いも描かれていて「あるある!」満載です。
主人公3姉妹(+母)の異なるタイプにどれが自分が当てはまるかなぁ・・という楽しみ方もあるのかも。
この人のあまりにも生々しい「女性を表現する力」は本当に圧巻。
そう再認識される小説。
いつもの江國ワールドはそのままに、きれいな文章のつなぎ、言葉の使い方。
自由な女性たち。不自由な男性たち(!)
「男の人というものは、こういう時には役に立たないが、いるだけで心強い味方」
男女のリアル、というか、思考の違いも描かれていて「あるある!」満載です。
主人公3姉妹(+母)の異なるタイプにどれが自分が当てはまるかなぁ・・という楽しみ方もあるのかも。
2012年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中盤までは、煮え切らない麻子にもどかしさを感じて、読み続けることがしんどくなっていました。
その分、後半の麻子の変化がドラマチックで、最後は清々しい気持ちになりました。
そして、家族っていいなぁと、しみじみ温かい気持ちになりました。
だけど、江國香織の文章には、いつもうっとりする一方で、実際だったら絶対ドロドロすることの、ドロドロさだけを取り除いて、澄まし顔で綺麗事みたいに書くなぁ、という気持ちにもなります。
育子のおじさんたちとの友情(?)なんて、実際を想像するとゾッとします。
その分、後半の麻子の変化がドラマチックで、最後は清々しい気持ちになりました。
そして、家族っていいなぁと、しみじみ温かい気持ちになりました。
だけど、江國香織の文章には、いつもうっとりする一方で、実際だったら絶対ドロドロすることの、ドロドロさだけを取り除いて、澄まし顔で綺麗事みたいに書くなぁ、という気持ちにもなります。
育子のおじさんたちとの友情(?)なんて、実際を想像するとゾッとします。