やはり、面白いです。
カジシンワールド全開です。
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時の風に吹かれて 単行本 – 2006/6/21
梶尾 真治
(著)
- 本の長さ306ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2006/6/21
- ISBN-104334925006
- ISBN-13978-4334925000
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2006/6/21)
- 発売日 : 2006/6/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 306ページ
- ISBN-10 : 4334925006
- ISBN-13 : 978-4334925000
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,800,922位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 43,135位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年6月30日に日本でレビュー済み
同時期に発売された「きみがいた時間〜」もよかったですが、
こちらの方が既読感がない分、ファンにはお得感があります。
愁眉は表題作「時の''風'≠ノ吹かれて」ですね。
カジシンお得意の「不自由なタイムマシン」による、タイムトラベル・ロマンス。
歴史改変により世界が変わる様子を、「時の風」によるものと表現。
救いたかった人を救うためのタイムトラベル、という、
「クロノス・ジョウンターの伝説」でも描いたテーマを、
また違った手法、違うタイムマシンによって描いています。
「時の風」は万人に同じタイミングで吹くものではなく、
当事者に関する最新の記憶を持つものを最後にとらえる…という、
語られない背景設定が効いていると思います。
こちらの方が既読感がない分、ファンにはお得感があります。
愁眉は表題作「時の''風'≠ノ吹かれて」ですね。
カジシンお得意の「不自由なタイムマシン」による、タイムトラベル・ロマンス。
歴史改変により世界が変わる様子を、「時の風」によるものと表現。
救いたかった人を救うためのタイムトラベル、という、
「クロノス・ジョウンターの伝説」でも描いたテーマを、
また違った手法、違うタイムマシンによって描いています。
「時の風」は万人に同じタイミングで吹くものではなく、
当事者に関する最新の記憶を持つものを最後にとらえる…という、
語られない背景設定が効いていると思います。
2009年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1998年から2005年の間に発表された十一篇の短編集。
それぞれの作品は、ごく短いが、表題作のみ少し長く、人情が深く織り込まれている。
表題作以外の作品は、深い人情話が織り込まれている訳ではないものの、普通に面白く、そこそこ楽しめる。
著者一昔前の作品群は、純粋にSFであり、近年の「泣かせのカジシン」とは、作風が全く異なる。
二番目に配されている「時縛の人」は、1999年発表の作品だが、タイムマシンについて、色々な理屈を並べた上、
そして、実際にタイムマシンを完成させ、過去の世界に行ってみると、そこは、、、。
ネタバレになるので、結末は書かないが、怪奇きわまりない。
こんな具合に、近年の著者の面影は感じないが、作品そのものは、なかなかの出来だ。
しかし、本書を手に取る方は、ある程度の割り切りが必要だ。
それぞれの作品は、ごく短いが、表題作のみ少し長く、人情が深く織り込まれている。
表題作以外の作品は、深い人情話が織り込まれている訳ではないものの、普通に面白く、そこそこ楽しめる。
著者一昔前の作品群は、純粋にSFであり、近年の「泣かせのカジシン」とは、作風が全く異なる。
二番目に配されている「時縛の人」は、1999年発表の作品だが、タイムマシンについて、色々な理屈を並べた上、
そして、実際にタイムマシンを完成させ、過去の世界に行ってみると、そこは、、、。
ネタバレになるので、結末は書かないが、怪奇きわまりない。
こんな具合に、近年の著者の面影は感じないが、作品そのものは、なかなかの出来だ。
しかし、本書を手に取る方は、ある程度の割り切りが必要だ。
2006年7月13日に日本でレビュー済み
なかなか重厚な装丁ですなぁ。
中身は近年書き溜めた短編群ですね。
収録作で、既読は約八割。なかなか頑張ってるな、自分(笑)
おバカな作品から王道の時間物までバラエティ豊かですね。
表題作「時の”風”に吹かれて」は
安心して読める王道の時間物。
カジシンリリシズムを存分に味わえますね。
未読で気になったのは「月下の決闘」でしょうか。
さすがSFバカ本収録作。
ありえない設定にありえない展開、
そしてぎゃふん(死語)とするオチ。
バカ系カジシン作品の醍醐味を味わいました。
既読が多かったので個人的に星ひとつ減点。
中身は近年書き溜めた短編群ですね。
収録作で、既読は約八割。なかなか頑張ってるな、自分(笑)
おバカな作品から王道の時間物までバラエティ豊かですね。
表題作「時の”風”に吹かれて」は
安心して読める王道の時間物。
カジシンリリシズムを存分に味わえますね。
未読で気になったのは「月下の決闘」でしょうか。
さすがSFバカ本収録作。
ありえない設定にありえない展開、
そしてぎゃふん(死語)とするオチ。
バカ系カジシン作品の醍醐味を味わいました。
既読が多かったので個人的に星ひとつ減点。
2010年12月7日に日本でレビュー済み
2006年に出た単行本の文庫化。
11本を収める短編集である。
しかし、この本はちょっとハズレじゃないだろうか。どれひとつとして、これといった作品が見当たらない。著者の悪いところがもろに出てしまったような…。
時間旅行を扱った数編は焼き直し感が強い。このテーマで書きすぎたのだろうか。
そのほか、あまりにも下らないアイデアのものが目に付いた。
こんなはずじゃなかったはずだ。もう少し頑張ってほしい。
11本を収める短編集である。
しかし、この本はちょっとハズレじゃないだろうか。どれひとつとして、これといった作品が見当たらない。著者の悪いところがもろに出てしまったような…。
時間旅行を扱った数編は焼き直し感が強い。このテーマで書きすぎたのだろうか。
そのほか、あまりにも下らないアイデアのものが目に付いた。
こんなはずじゃなかったはずだ。もう少し頑張ってほしい。
2009年2月11日に日本でレビュー済み
……うーん。梶尾真治さんの作品は短編が多くて、一つ一つの作品はものすごく好きなのが多いのですが、本になって買うと「なんや、これ」と思うことが多いのです。
なんて言えばいいんやろ。多国籍料理店に入って、カレーとラーメンと、イタリア料理とベトナム料理、イナゴの佃煮がドンと一緒にテーブルに出された感じ。どの料理も一定の水準以上で、中には専門店よりも美味しいものがあるんだけど、この出し方はないよなぁと感じてしまいます。
なんとなく出版社側に著者の作品への愛が感じられないんですよね。梶尾さんの作品がたまってきたからとりあえず本にしてみるか……みたいな感じがして。(朝日ソノラマで出している「クロノス・ジョウンターの伝説」も違う意味で愛がない刊行のされ方をしていますが)
表題作の「時の"風"に吹かれて」は、叔父が好きだった既に死んでしまった女性を救うために、1961年の時代へ跳ぶタイムトラベル物。タイムパラドックスを時の風が再構築する考え方はけして珍しいアイデアではありませんが、ラストに胸にくる出会いがあって好きな作品です。
その他の作品は表題作とはあまりにも毛色が違うので、表題作のようなテイストを求めて買うと間違いなくがっかりします。装丁もこの作品だけのものだからなぁ。ただ、悪のりのB級ホラーあり、大胆な手塚治虫さんへのオマージュあり、新聞に掲載されたショートショートあり、梶尾真治さんの多彩な作品を楽しむ気持ちであれば読んでみる価値はあります。
著者の提供した素材は悪くありません。出版社側の調理方法は再考して欲しいと思います。1冊の完成して料理(本)として、私は納得できませんでした。
なんて言えばいいんやろ。多国籍料理店に入って、カレーとラーメンと、イタリア料理とベトナム料理、イナゴの佃煮がドンと一緒にテーブルに出された感じ。どの料理も一定の水準以上で、中には専門店よりも美味しいものがあるんだけど、この出し方はないよなぁと感じてしまいます。
なんとなく出版社側に著者の作品への愛が感じられないんですよね。梶尾さんの作品がたまってきたからとりあえず本にしてみるか……みたいな感じがして。(朝日ソノラマで出している「クロノス・ジョウンターの伝説」も違う意味で愛がない刊行のされ方をしていますが)
表題作の「時の"風"に吹かれて」は、叔父が好きだった既に死んでしまった女性を救うために、1961年の時代へ跳ぶタイムトラベル物。タイムパラドックスを時の風が再構築する考え方はけして珍しいアイデアではありませんが、ラストに胸にくる出会いがあって好きな作品です。
その他の作品は表題作とはあまりにも毛色が違うので、表題作のようなテイストを求めて買うと間違いなくがっかりします。装丁もこの作品だけのものだからなぁ。ただ、悪のりのB級ホラーあり、大胆な手塚治虫さんへのオマージュあり、新聞に掲載されたショートショートあり、梶尾真治さんの多彩な作品を楽しむ気持ちであれば読んでみる価値はあります。
著者の提供した素材は悪くありません。出版社側の調理方法は再考して欲しいと思います。1冊の完成して料理(本)として、私は納得できませんでした。
2007年5月15日に日本でレビュー済み
梶尾さんの書くものには、どこか引き込まれるものがあるのは、確かです。
しかし、今回は買ってみて明らかに損しました。
まず、表題の作品「時の風に吹かれて」は、良作ですけど、短すぎ。
展開が早すぎます。 いいアイデアなんで、それを引き伸ばして長編を書いてほしかった。
あと、おもしろかったのは、口裂け女の話ですかね。
余韻が残りました。
でも、そのほかの作品は、くだらないものもいくつかあったし、なんか読む気が失せていくようなものばかりで・・・。
がっかりです。ハードカバー高かったのに・・・。
でも、梶尾さんはタイムスリップ系の物語たくさんだしてらっしゃいますし、
その道のプロの一人といっても、過言ではありません。
(「黄泉がえり」の最後の矛盾は納得できなかったですが。)
今後に期待してます。
しかし、今回は買ってみて明らかに損しました。
まず、表題の作品「時の風に吹かれて」は、良作ですけど、短すぎ。
展開が早すぎます。 いいアイデアなんで、それを引き伸ばして長編を書いてほしかった。
あと、おもしろかったのは、口裂け女の話ですかね。
余韻が残りました。
でも、そのほかの作品は、くだらないものもいくつかあったし、なんか読む気が失せていくようなものばかりで・・・。
がっかりです。ハードカバー高かったのに・・・。
でも、梶尾さんはタイムスリップ系の物語たくさんだしてらっしゃいますし、
その道のプロの一人といっても、過言ではありません。
(「黄泉がえり」の最後の矛盾は納得できなかったですが。)
今後に期待してます。