題名「シネマ・シネマ・シネマ」・・・
初見した時、梁氏の他の刊行題名とは何か趣が違うものだな、どういう意味で付けたのか?
興味津々で読み始めた。
内容はというと、作者自身の映画製作にまつわるこれまでの出来事を巧みなストーリー展開を駆使しつつ、進めていく形だ。
ふたまわり以上も違う新妻との生活描写から始まり、映画製作に絡む詐欺や、はたまた梁氏自身の映画出演、映画製作の裏事情等々、多岐にわたる。
これら一つ一つにエピソードに対して、梁氏いつもの、読者をぐいぐいと引き込む絶妙は描写は、読み始めたら止まらない!
また梁氏が、作家になってから現在に至るまでの、様々な日常の苦悩や、また、少しずつ生活が豊かになり、作家として成功していく課程も垣間見れておもしろい。
本当に本書ではこの梁氏の飽くなき情熱が見事に描かれていると思う。それと続編もあるのではないかな?
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シネマ・シネマ・シネマ 単行本 – 2006/6/21
梁 石日
(著)
──私の人生は失敗続きだったが、それは代償を払わずに欲しいものだけを手に入れようとした結果だった。(本文より)
「あなたの小説を映画にしたい」
ぎりぎりにならないと仕事をしない、金が入れば飲んでしまう。近所の騒音は気になるが自分の人生からは何も学ばないまま生きてきた初老の素寒貧作家「私」の前に現れたのは、芸能プロダクションの社長と称する男、山代。
「長崎は今日も雨だった」を共にカラオケスナックで歌い、何となく酔っ払い、わずかな手付け金を受け取り、「私」は山代に映画化権を預けるが……。
金集めと情熱から始まる「小説の映画化」。そこに入り乱れる規格外な人間たち。
借金、破産、流浪を経て作家となった『血と骨』の梁石日が、超絶の人生観で描く究極のスラップステイック。
読み出したらとまらない!
「あなたの小説を映画にしたい」
ぎりぎりにならないと仕事をしない、金が入れば飲んでしまう。近所の騒音は気になるが自分の人生からは何も学ばないまま生きてきた初老の素寒貧作家「私」の前に現れたのは、芸能プロダクションの社長と称する男、山代。
「長崎は今日も雨だった」を共にカラオケスナックで歌い、何となく酔っ払い、わずかな手付け金を受け取り、「私」は山代に映画化権を預けるが……。
金集めと情熱から始まる「小説の映画化」。そこに入り乱れる規格外な人間たち。
借金、破産、流浪を経て作家となった『血と骨』の梁石日が、超絶の人生観で描く究極のスラップステイック。
読み出したらとまらない!
- 本の長さ388ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2006/6/21
- ISBN-104334925022
- ISBN-13978-4334925024
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2006/6/21)
- 発売日 : 2006/6/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 388ページ
- ISBN-10 : 4334925022
- ISBN-13 : 978-4334925024
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,522,717位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 35,953位日本文学
- カスタマーレビュー:
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