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片耳うさぎ 単行本 – 2007/8/1

4.1 5つ星のうち4.1 43個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2007/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 282ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334925642
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334925642
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 43個の評価

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大崎 梢
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年2月19日に日本でレビュー済み
屋根裏部屋探検にドキドキ。
謎が次の謎を呼び…。
ドキドキしながら読み進んだ最後は
ホッコリ温かい気持ちに。
オススメの一冊です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 旧家に伝わる、片耳うさぎの伝承。「うさぎのうらみ わするるべからず・・・人の子死して うさぎはおどる」という童謡もふくめて、メルヘン化された横溝正史の雰囲気です。
 蔵波家の巨大な屋敷に越してきたばかりで、両親の留守のあいだ、こわくて屋敷で寝られないという主人公の小学六年生の奈都に、謎の中学生さゆりがいっしょに泊まりこんでくれることに・・・。一週間のあいだにこの旧家にまつわる謎がひとつ解けていく、というもの。

 旧家の屋根裏をふたりが探険してまわるところが、やはり一番の読みどころでしょうか(祖父の田舎の実家の家がこんな感じでした)。階段だんすからのぼってゆく世界、隠し部屋・・・わくわくします。
 突然投げこまれる片耳のとれたうさぎのぬいぐるみと、奈都が幼児期に一度この屋敷にきて、夢のような体験をし、ある小部屋にたどりついて、そこから持ち帰ったうさぎのぬいぐるみ。謎は、このほのぼのとした二匹に隠されていました。

 田舎の旧家の屋敷の雰囲気やうさぎをめぐるちょっとせつない伝説。その土俗的な世界はとても大きな広がりをもっていて、この家系の宿命みたいなものもあり、ファンタジーとしてまとめることもできたと思います。

 しかし、これだけ豊かでふくらみのある世界なのに、〈日常の謎〉ミステリにしようとして、解くべきなぞは大伯母の出生ただひとつ、それだけのために、この世界が置かれているのはもったいない気がしました。謎自体が、この世界につりあうだけのものであってほしかったし、これだけのことのために、さゆりが行動したというのがちょっと不自然な感じも。

『ねずみ石』のときも、舞台となる田舎の神事や伝説に満ちた世界が、世代を越えた次元の広がりを持っているのに、肝心の事件はその世界の意味とは関係のない、どこにでもありそうな殺人事件だったことに、ちょっと違和感を覚えました。

 設定されている世界が予感させるものと、謎のサイズがあっていないというか、この世界ならもっと大きくまがまがしい、あるいは神秘的な謎がふさわしい、という感じなのです。
 著者には、今後ミステリに縛られることなく、児童文学、あるいはファンタジー的な純文学として、もっとこの手の世界を展開してほしいです。
 
 全編に象徴的にあらわれる「おどるうさぎ」は主人公が少女ふたりであることとシンクロし、とても愛らしい。ラストのシーンも、「うさぎ」の象徴性をかいまみせるもので、謎とは別に、小説として深く心に食い込むものがありました。あえてミステリとするのではなく、青春小説の中でひとりでに謎が解けてゆく、という形でもよかったのではないでしょうか。
 また読み返したい本であることは間違いありません。
 
 

 

 

 

 
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月20日に日本でレビュー済み
蔵が3つもあるような屋敷。跡継ぎ問題だって起きそうな家族構成。伝承を口伝えする老人。
古典的な道具仕立てをしておきながら、とことん現代の物語である。
一族で一番の権力者の雪子伯母さんには「最後のお姫さま」と銘打たれるし、ひそかに寝巻きはジャージだったり。
主人公と家族は携帯電話で連絡を取り合うし、学校給食はとても美味しそうだ。父親がIT産業で失敗したから、実家に身を寄せる羽目になったという大人事情は世知辛い。

蔵波屋敷の中では、幾つかの時代で事件が繰り返されてきた。
江戸時代だろうか、昔々に1つ目。70数年前に2つ目。そして、今回も繰り返されるのか。
キーワードになるのが「片耳うさぎ」だ。
謎解きそのものは、私でも途中からだいたい読めちゃうけれども、だからと言って興を殺がれるものではない。
謎という呪いをかけられて一族の、呪いが晴れた後の姿が微笑ましい。家族の成長の物語として、暖かい余韻を楽しめるだろう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年7月10日に日本でレビュー済み
小学6年生の女の子が主人公のミステリーです。
表紙のイラストに惹かれて読んでみましたが、おもしろい。
居候という微妙な立場。両親が出かけて一人になってしまった心細さ。
旧家のおっかなびっくり探検。わくわくドキドキ感が伝わってきます。
終盤になると話が急展開。
強いて言うと、屋根裏の構造が工学的に変。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台は大きな旧家。
当初、その家をしきりに調べている。
また、数世代にわたる、家系にもこだわっている。

読み進む中で、この様な事には、あまりこだわらなくても良いじゃないか、と思ってしまう。
しかも、思い出したくも無い過去もある様なので、その思いは尚更だ。

しかし、物語が終盤に差し掛かると、蜘蛛の糸の様に、複雑に絡み合った謎のすべてが、一本の線で結ばれる。
その内容は、一面では壮絶ではあるものの、温かく包み込む様な結末に仕上がっている。

物語の本質は、けっして、ほのぼのとしているばかりではない。
むしろ、人間の欲望の、かなり邪悪な面が渦巻いている。
しかし、それらが、爽快な結末にまとめられている。

本書は、温かい結末の、まとまりの良さが光る。
そこに至る、スリルも、適度に盛り込まれている。

読後の余韻は、すこぶる良い。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古いお屋敷の探検は面白く読みましたし最後は事件???が解決したようでハッピーエンドですが、結局何が問題だったのか謎だったのか、私の読解力が足りないのでしょう、理解できませんでした、謎というのは結局、雪子大伯母の出生の秘密だけ?今さらそのどこが問題なのか。
娘と引き離された八重子さんについてさゆりさんは「遠い土地に追いやられ、しばらくして女の子を生みます。それが私のおばあちゃん」と、えらくあっさりと語っています。そのさゆりさんのおばあちゃんの父親が誰なのかはストーリーには関係ないからいいですが、でもひとりではこどもは生めないのだし、余りにも唐突すぎるので、もうちょっとなにか補足があってもいいのではないかと思いますけど。
○○と大学の同級生が赤の他人ながら瓜二つというのもよくある安直な設定です。これはまあ、親類ではあるけれど会ったのがしばらくぶりだから誰にも気づかれなかったのだろうということで自分を納得させました。
消化不良ですがつまらなくはなかったので星2つとしました。
2010年1月9日に日本でレビュー済み
 通勤電車の中で読んでいて、乗り過ごしてしまいました。
それくらい、楽しく読ませていただきました。
 おどおどしていた主人公が、可愛い年上の相棒と共に
名探偵ぶりを発揮していきます。
 ハッピーエンドでスッキリしました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年11月23日に日本でレビュー済み
主人公の奈都は、小学6年生。
父が事業に失敗したため、父の実家である田舎のお屋敷に身を寄せていた。
だが広くて古いお屋敷は奈都たち小学生には不気味で恐ろしく
父と母が帰れないある日、怖くなった奈都は
同級生の紹介で、中学生のさゆりにお泊まりしてもらうことにする。
だが、お屋敷に興味津津のさゆりに連れられて
お屋敷を探検するうち、奈都たちは誰かがお屋敷を探りまわっていることに気づき。。。

田舎の古いお屋敷。
恐ろしい予言をする老婆。
お屋敷に残るいたましい伝説。
まさに本格ミステリといった舞台立てですが
奈都という小学生を主人公にすえ、かろやかなミステリに仕上げられています。
さゆりと二人で、お屋敷のあちこちをのぞく冒険や
不気味な謎をとききったときの爽やかで力強い読後は
低年齢から大人まで、幅広い層にお勧めできるお話です。
(物語の構成や文章は、著者の児童向け小説とは異なり、大人向けですが)

登場人物も魅力的で、特に意欲的にお屋敷を探検する美少女・さゆりと
お屋敷に君臨する当主の姉・雪子大叔母が、凛として素敵でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート