一人の研修医島村啓介が死に対し感情を取り乱してしまい、1年間休職する。
その休職期間を利用し社会勉強を兼ねコンビニでアルバイトするのだが、そこで女子高校生が倒れ診察することになり・・・・。
最初命に関わる研修医が死で感情を取り乱すきっかけは面白い発端なのに、
ページを捲る毎に首を傾げたくなる展開。
何でコンビニでバイトするのか?
コンビニでバイトしながら往診まがいのことを研修医が何故するのか?
倒れた女子高校生がそこまで綺麗な子にする必要性は?
などなど、展開がスムーズに納得できない。
赤ちゃんの取引を真剣に描きたいなら、もっと調査してから執筆したら展開もスムーズに行くのではないか。

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金色のゆりかご 単行本 – 2008/6/20
佐川 光晴
(著)
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2008/6/20
- ISBN-104334926126
- ISBN-13978-4334926120
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2008/6/20)
- 発売日 : 2008/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4334926126
- ISBN-13 : 978-4334926120
- Amazon 売れ筋ランキング: - 813,801位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,003位日本文学
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2008年8月23日に日本でレビュー済み
私が以前より疑問であった、アメリカ人が不妊治療よりも養子縁組に熱心な理由や、縁組に要する費用を本書により知ることが出来ました。そして、養子縁組関係する国際法や産婦人科医が抱えている問題等も解りやすく解説されており、とても勉強になりました。ただ、小説としてはテーマが壮大すぎる為か、ストーリーがまとまりに欠けている部分があります。新聞事件の裏側事情を勉強という意味では、良書だと思います。
2013年1月26日に日本でレビュー済み
佐川光晴「金色のゆりかご」を読了。養子斡旋についての物語となっている。結末は闇の中。最後まで描かれていない。問題は養子斡旋なのだが、なぜ養子斡旋となるのかといった物語のプロセスをあなたはどう思うのか、考えさせられる。後半はなにか説明調になってしまって残念であった。
しかしながらさすが佐川光晴である。読みやすいし、人物の気持ちをを丁寧に表現し、その人物に形を与えている。登場人物全員の顔を想像することが出来るのである。そんなところも私は佐川光晴が好きなのである。
しかしながらさすが佐川光晴である。読みやすいし、人物の気持ちをを丁寧に表現し、その人物に形を与えている。登場人物全員の顔を想像することが出来るのである。そんなところも私は佐川光晴が好きなのである。
2008年9月16日に日本でレビュー済み
軽度うつ病で、研修医を休職した若い医師が、ひょんなことから女子高生の出産、養子斡旋業者の問題などに、巻き込まれていくストーリーで、飽きることなく夢中で最後まで読みました。
若い島村医師の人柄には好感持てたし、最近手に取りやすく、軽く読めてしまう小説が多い中、こういった社会派物は、読む側にも新たな世界が広がるし、読み応えのある作品でした。
ぜひ、島村医師が、今後産婦人科医として成長していく姿、女子高生の今後の人生を知りたかったです・・・
しいていえば、山脇医師の人物像と彼と島村医師の実家とのかかわりが、今一歩理解しづらいのと、
小説全体に対して、養子斡旋業者の実態について、情報提供のみにページを割きすぎている気がしました。
若い島村医師の人柄には好感持てたし、最近手に取りやすく、軽く読めてしまう小説が多い中、こういった社会派物は、読む側にも新たな世界が広がるし、読み応えのある作品でした。
ぜひ、島村医師が、今後産婦人科医として成長していく姿、女子高生の今後の人生を知りたかったです・・・
しいていえば、山脇医師の人物像と彼と島村医師の実家とのかかわりが、今一歩理解しづらいのと、
小説全体に対して、養子斡旋業者の実態について、情報提供のみにページを割きすぎている気がしました。
2009年11月3日に日本でレビュー済み
18歳の女子高生が妊娠。誰にも相談できず臨月を迎えコンビニで倒れてしまう。偶然彼女を助けた研修医の主人公だが、「望まない出産」の背後に控える社会問題に直面することになる。世間体と娘の将来を思う母親は、出産後すぐに生まれた子供を養子斡旋業者の手で海外へ出すことに。表面上人助けのような業者が曲者で、引き渡し後、追跡調査しても行先がようと知れない。最悪の場合幼児ポルノや臓器売買に繋がる可能性があるという。不幸な事態により母子が和解し、離婚していた父親もかけつけ難局にあたるという救いを残してエンディング。前半のショッキングな導入から、後半は完全に社会派小説となった。考えさせられる1冊。