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コメント: F214-212 2009/09/10  カバー綺麗です。 帯有   ◎記載のない帯・月報等の付属品は基本ついておりません。◎原則ゆうメールにて発送します。ご自宅の郵便ポストへの投函になります。日・祭日の配達はお休みです。大型連休を挟む場合は連休明けの配達になります。配達業者の都合や交通事情等の理由で到着予定日より遅れる場合があります。◎店舗と併売の為売り切れる場合があります。◎アマゾンの画像と異なる場合があります。以上ご了承ください。
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おさがしの本は 単行本(ソフトカバー) – 2009/7/18

3.8 5つ星のうち3.8 46個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2009/7/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/7/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 290ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334926681
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334926687
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 46個の評価

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門井 慶喜
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館のコンシェルジュを主人公にした短編集であり、独立して読むこともできるが、全体を一つの作品と読むこともできる。門井さんの作品を読み終わると、読書が更に楽しくなる。
2010年6月16日に日本でレビュー済み
あやふやあいまいもこもこ

感想

和久山はN市立図書館の調査相談課に配属されて三年になる。
彼の仕事は利用者からの相談に応じ、お目当ての本を探すこと。
利用者の無理難題にぶつくさ言いながらも職務に励む彼だが
市の財政難から図書館廃止がささやかれ、
そして廃止を主張する副館長が就任し・・・
和久山は愛すべき図書館を守りぬけるのか?

あらすじ

図書館で本を探すなんて、今ならパソコン端末だってあるし、
人の手を煩わせることもないだろう、って言うか職員なんて不要!

ところが、そうじゃありません。
人の記憶は曖昧で、タイトル、著者の名前を
正確に覚えてるとは限りません。

ミステリーの王道『人捜し』に例えると
「えっと、名前は覚えてないんだけど、こんな感じの人を探して」
そんな依頼人だらけなんです。

つまり、パソコンだけでは太刀打ちできない人の力が必要!
そこにドラマが生まれる余地があるわけです。

話が話だけに謎解きには本に関わる細かい知識が必要で
登場人物を先回りして論理的に解決とはいきませんが
プロセスが丁寧で読ませます。

また、財政難による図書館廃止の危機と言う政治的な話題が
重低音を響かせ、それに正面から立ち向かう最終話は
本好きなら思わず拍手がしたくなるはず。

読んでからの一言
でも、和久山さんのあのセリフはないと思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ややネタバレ感があるのと、図書館でレファレンスを4年も担当してる主人公にしては、扱う題材が甘いかな?とは思うけれど、図書館業務の裏側と危機感は伝えられていると思う。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 5編の短編からなる図書館にまつわる推理ものである。例のごとく人が死んだり、刑事が出てきたりはしない。本や図書館にまつわる謎解きの話である。1話から4話までは薀蓄盛りだくさんの話。しかし、利用者のためにという主人公の姿勢が前面に出ているため、薀蓄の説明が鼻につかず、好ましい展開だ。一方で、平凡なストリーの展開と読みやすい平易な文章から、軽く扱われやすいかもしれない。しかし、ちょっと考えてみて欲しい。この4の題材を集めるのにどれだけのネタを没にしたのだろう。作者の苦労がしのばれる。第1話は、謎解きが鮮やかだった。3話目は、主人公の推論がずれているのではとハラハラした。2話と4話は若干、我田引水のきらいがある。ハラハラ、ドキドキして読んだのは、第5話の財政難から図書館を廃止しようとする人たちとの闘い(とまではいかないか)の物語である。図書館を廃止するなんて、自分が馬鹿だと大声で叫んでいるようなものだ。私にはとても言えそうにない。まさか現実にはないと思うが、聖域なき改革が流行っている今の日本なら、どこかの市町村で、起こりそうな怖さがある。主人公とともに怒りましたよ。ただし、主人公と違うのは、「ベストセラーも借りに来るとは情けない!」というくだり。確かに、順番待ちを解消するために何冊も同じ本を買っているのを見ると予算がもったいないと感じる。しかし、日本の文化水準を上げているのはこうした本までも図書館が貸し出しているのからではないのか、と。また、利用者とすれば、図書館にない本に自分の予算を使いたいのだ。(作家の皆さんごめんなさい。)ところで、第5話は補足的に「太陽の季節」の薀蓄が展開される。話が出てきた時は、オイオイそんなことを書いて大丈夫なのかとハラハラしながら読み終えたが、うまくまとめられていた。
 全体に淡白だという人もいるかもしれない。確かにコクはないかもしれないが、あっさり味で、十分おいしい小説だった。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月18日に日本でレビュー済み
この作家さんの江戸や東京を作る話はおもしろく読みましたが、この作品はだめでした。

なんでこの図書館何年も蔵書点検やってないの?とか、1970年代の紛失なのになんでコンピュータ化前の紙の原簿や除籍簿を調べないの?とか、図書館の意義を法的に説明するのになんで「知る権利」に言及しないの?とか、「外来語」というヒントで、なんで真っ先にあの言語が出てこないの?とか、今どき自館の蔵書だけに頼らずにインターネットも併用するでしょ!インターネットを使ったら簡単に手がかり得られるでしょ!とか、とにかく突っ込みどころが多すぎました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年11月7日に日本でレビュー済み
物凄く論理的に物語りは進んでいきます。本を探すという行為一つとっても、依頼者の断片的な情報から主観的な要素を排除し、もしくは上手く客観的要素に変換し、探す。では主観的要素が全くないかというと、そうではなく、基本的には人と人の物語として、ふれあいの描写も織り交ぜられているわけで。
 推理小説のような、事実を淡々と探し出し結び付け論破する部分と、人と人の他愛ない会話や仕種など、その折混ぜ方が実に見事だと思いました。
 お恥ずかしながら、推理小説や評論を読み慣れていない私には、読んでいて疲れる物語でもありましたが。

 性格なのか物語上の都合か、とにかく主人公も、後に敵対者となる副館長も、論理的な話し方ばかりします。ヒロイン枠と思われる後輩職員も同じ。
 だからこそ、最後の一幕が印象に残りました。
 曰くー―

「パフェ二杯ぶん」
 沙理はゆっくりと隆彦へ顔を向ける。珍しいものでも目にしたみたいに何度もまばたきをしつつ、隆彦の目を見つめ、
「お断りします」
ふいに横を向いた。と思うと、きゅうに大人びた顔になり
「お酒にして下さい」
(290ページより引用
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月10日に日本でレビュー済み
図書館を舞台にしたリファレンスカウンターが主人公の物語というより、図書館という“役所の一つ”を舞台に採り挙げた、リファレンスカウンターという“公務員の一種”を主人公にした“政治”の話。我々が一般的にイメージする、そして馴染みのある、いわゆる図書館の話には程遠い。もっと軽いドタバタ劇が幾つか入って、そしてああいう少々重めの話で締め括るならバランスも取れると思うが、一話以降全てが市の政治話の占める割合が大きすぎて、要するに舞台が図書館である必要が全く無いし、現に図書館は申し訳程度にしか使われてない。正直そのまんま「市役所でいいじゃん」と思った。あと、文体がやたら小難しいのは主人公の性格を表す為にわざとなのかもしれないが、ちょっと古い。そのくせ沙里という女性キャラが浮いてる。主人公との絡みの薄さの割りに、互いに何故か最後に急接近しすぎるのに違和感。もっと、4巻分くらい書くことを想定してじっくり進行させた方が面白くなったかも。公務員の人がこういう話を読むと感情移入できるんでしょうかね?
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年6月28日に日本でレビュー済み
図書館の調査相談課和久山隆彦を主人公とする、マニアックな本好き受けする短編集。

たとえば、作品中、森鴎外に心酔している大学の先生が出てきますが、この先生、講義では絶対、森鴎外とはいわず、「森林太郎」と言うそうです。なぜか。

また、主人公の図書館員に本探しの問題が出されます。その問題は、

或る一つの語をタイトルに含む本。
その語は、
A 意味的には、日本語における外来語の輸入の歴史をまるごと含む。
B 音声的には、人間の子供が最初に発する音によってのみ構成される。

この本は何でしょう(アニメにもなっていて誰でも知っている)

あるいは、石原慎太郎の『太陽の季節』は「障子破り」が有名ですが、それ以前の某有名作家の作品で、何回も「障子破り」をする場面のあるものがあります。それは何でしょう。
関心を持ったら購入しましょう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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