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煙突の上にハイヒール 単行本(ソフトカバー) – 2009/8/20
小川 一水
(著)
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2009/8/20
- ISBN-104334926738
- ISBN-13978-4334926731
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2009/8/20)
- 発売日 : 2009/8/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 259ページ
- ISBN-10 : 4334926738
- ISBN-13 : 978-4334926731
- Amazon 売れ筋ランキング: - 903,977位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。
2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。
他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。
ホームページは、小川遊水池 http://homepage1.nifty.com/issui
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どの短編も面白かった。一つ一つが軽やかで、でも世界として重みがある。好きな話ばかりだった。
2020年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後の1編が強烈すぎた。ネタバレになるので多くは書かないが今のこのコロナ禍の状況と酷似しており、少し先の未来を示しているのかもしれないし、そうはならないかもしれない。
2020年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コロナウィルスで過剰な恐怖や要らない偏見の欠片を抱いていた私は、思いを改められました。
コロナウィルスで苦しむ2020年代の人間にこそ、過去を乗り越えようとする人の物語の美しさを味わって欲しいと思いました。
SF的な、近未来的なアイテム+ジェンダー要素は、兎にも角にも美しい!
読めて幸せでした。あぁ、感想文になっちゃったなコレ。
コロナウィルスで苦しむ2020年代の人間にこそ、過去を乗り越えようとする人の物語の美しさを味わって欲しいと思いました。
SF的な、近未来的なアイテム+ジェンダー要素は、兎にも角にも美しい!
読めて幸せでした。あぁ、感想文になっちゃったなコレ。
2019年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何と言っても文章の読みやすさ、世界観への入り込みやすさに感嘆してしまいました。現実感と虚構のバランスが良く、また登場人物の心情が丁寧に描かれているためSF初心者の私でも楽しく読むことができました。
一編ごとの長さはあまりないけれどどのお話もそれぞれ良い余韻のある作品ばかりで満足です。作者様の他の作品も読んでみようと思います。
一編ごとの長さはあまりないけれどどのお話もそれぞれ良い余韻のある作品ばかりで満足です。作者様の他の作品も読んでみようと思います。
2016年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の作品には絶望的状況を絶望でひっくり返される、
読み終わってげんなりさせられるものがありますが、
この短編集の作品群はどれも前向きな気分で終わり
(3、4編目のロボットものに多少疑問が残りましたが)、
読んでいて楽しかったです。
特に5編めは名作だと思います。
…ちょっと状況設定がやり過ぎと思いましたが。
この著者の作品はきちんと人を描いてくれると名作になりますね。
お勧めです。
読み終わってげんなりさせられるものがありますが、
この短編集の作品群はどれも前向きな気分で終わり
(3、4編目のロボットものに多少疑問が残りましたが)、
読んでいて楽しかったです。
特に5編めは名作だと思います。
…ちょっと状況設定がやり過ぎと思いましたが。
この著者の作品はきちんと人を描いてくれると名作になりますね。
お勧めです。
2019年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
白鳥熱、この作品が一番記憶に残る作品でした。
着眼点と、それを鬱屈としたストーリーでなく救いのあるものとされたところに、この作品の良さがありますよね。
しかし、こういった来るべき問題への提議はSFの得意とするところで未来に想像を馳せらせるとともに、空恐ろしくもなりました。。
小川さん、いつもありがとうございます。
体調にお気をつけて、今後ともよろしくお願いします。
着眼点と、それを鬱屈としたストーリーでなく救いのあるものとされたところに、この作品の良さがありますよね。
しかし、こういった来るべき問題への提議はSFの得意とするところで未来に想像を馳せらせるとともに、空恐ろしくもなりました。。
小川さん、いつもありがとうございます。
体調にお気をつけて、今後ともよろしくお願いします。
2009年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小川一水と言えども十割バッターではあり得ない。
かなりの確立で読書家を満足させてくれるとは言え
時には「何だかなー」という作品も無いではない。
それでも この作家の本を手に取る時には
それなりに期待してしまうのは皆さんと同じ。
さて この「煙突の上にハイヒール」は
5つのお話の入った260ページ弱の本であるが
そんな少々高目のハードルを設定している期待を
軽々と超える素晴らしい本だった。
小川一水の またまた新しい価値を改めて堪能した。
5つのお話のそれぞれが テイストも違えば
テーマもそれぞれに違うのだが それでも
この一冊の本を読み終わった時の読後感の良さ。
秀逸である。
読み出すとすぐに一冊読み終わってしまうので
時間のある休みの日にゆっくり時間を取って
最初のお話から順番に楽しむのが良い。
それでも残りのページが少なくなって来た時に
とても残念な気持ちがするくらい
至福の数時間が過ごせること請け合いである。
多くの人に自信を持って薦められる。
ぜひ一読を。
かなりの確立で読書家を満足させてくれるとは言え
時には「何だかなー」という作品も無いではない。
それでも この作家の本を手に取る時には
それなりに期待してしまうのは皆さんと同じ。
さて この「煙突の上にハイヒール」は
5つのお話の入った260ページ弱の本であるが
そんな少々高目のハードルを設定している期待を
軽々と超える素晴らしい本だった。
小川一水の またまた新しい価値を改めて堪能した。
5つのお話のそれぞれが テイストも違えば
テーマもそれぞれに違うのだが それでも
この一冊の本を読み終わった時の読後感の良さ。
秀逸である。
読み出すとすぐに一冊読み終わってしまうので
時間のある休みの日にゆっくり時間を取って
最初のお話から順番に楽しむのが良い。
それでも残りのページが少なくなって来た時に
とても残念な気持ちがするくらい
至福の数時間が過ごせること請け合いである。
多くの人に自信を持って薦められる。
ぜひ一読を。
2013年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数年以内には実現しちゃってるかも?という世界観の短編が5編。
その大きな世界観の中で、とある個人に注目して物語は進んでいく。
シンプルに少数の人の心の揺れ動きが細かく描かれているけど、
その世界の奥行きが深くて短編なのに満足度が高い。
各短編の世界観はこんな感じ。
・煙突の上にハイヒール
バイクや車の変わりに、バックパック型ヘリコプターが流行。
・カムキャットアドベンチャー
GoProみたいな、超小型ビデオカメラを猫に付けて遊んでみたらどうなった。
・イブのオープン・カフェ
アシモみたいなロボットが、話し相手やお手伝いさんとして使われている。
・おれたちのピュグマリオン
自分の分身として遠隔操作できる人型ロボットが一般的になり、
自分自身の変わりとして、町に、職場に溢れるようになった。
・白鳥熱の朝に
多くの人が流行性の病に倒れ、家族という単位すら崩壊してしまった。
SFというエッセンスを加えた短編集、という表現が適当かな。
小川さんならではのSFを期待すると肩すかしを食らうけど、
これはこれで面白かったですよ。
こんなSFの使い方もあるんだな、って意外性も楽しい。
その大きな世界観の中で、とある個人に注目して物語は進んでいく。
シンプルに少数の人の心の揺れ動きが細かく描かれているけど、
その世界の奥行きが深くて短編なのに満足度が高い。
各短編の世界観はこんな感じ。
・煙突の上にハイヒール
バイクや車の変わりに、バックパック型ヘリコプターが流行。
・カムキャットアドベンチャー
GoProみたいな、超小型ビデオカメラを猫に付けて遊んでみたらどうなった。
・イブのオープン・カフェ
アシモみたいなロボットが、話し相手やお手伝いさんとして使われている。
・おれたちのピュグマリオン
自分の分身として遠隔操作できる人型ロボットが一般的になり、
自分自身の変わりとして、町に、職場に溢れるようになった。
・白鳥熱の朝に
多くの人が流行性の病に倒れ、家族という単位すら崩壊してしまった。
SFというエッセンスを加えた短編集、という表現が適当かな。
小川さんならではのSFを期待すると肩すかしを食らうけど、
これはこれで面白かったですよ。
こんなSFの使い方もあるんだな、って意外性も楽しい。