無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
小泉純一郎と日本の病理 Koizumi's Zombie Politics (光文社ペーパーバックス) 単行本 – 2005/10/21
たとえ、彼が「ニセ改革者」であろうと
そして、「独裁者」であろうと
■国民を地獄へ導く「ゾンビ政治」と「賤民資本主義」
2005年9月11日は、日本国民にとって最悪の日である。それは、小泉純一郎首相がついに最大の権力 power を手に入れた日だからだ。「9.11」は、アメリカにおいても民主主義 democracy が死んだ日とされるが、日本においても民主主義が死んだ日として、今後は永遠に記録されるだろう。
小泉政権 Koizumi administration は発足以来、すでに4年半以上が経過したが、本当に国民のためになる改革が行われてきたのだろうか? そして彼は、本当に「改革者」 reformer なのだろうか?
今の日本はゾンビが支配する国(ゾンビ政治 zombie politics の国)ではないのか? 財政破綻による「国家崩壊」が放置され、病状は日ごとに悪化している。そして、日本経済には「賤民資本主義」 pariah capitalism が蔓延し、倫理 ethics なき利潤追求ばかりが行われ、社会は階層化している。これは、下層民と支配階級 ruling class が厳然と分かれて生きていた「近代以前」の社会の再現ではなかろうか?
ゾンビ政治と賤民資本主義が日本を崩壊 crash down に導いており、この流れを加速 accelerate させているのが小泉政権である。このままでは、あなたは確実に地獄に導かれる。そして、気がついたときには、すでに手遅れとなる日が迫っている。
- 本の長さ337ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/10/21
- ISBN-104334933688
- ISBN-13978-4334933685
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
著者について
1938年東京生まれ。フランス、グルノーブル大学理学部博士課程修了。理学博士。専門は地質学で、アフリカや中東で資源開発ビジネスに参加した後、カナダに移り、ユニオン石油、ペトロフィナ社などの多国籍石油会社で石油開発を担当。その後、カンサスとテキサスで石油開発会社を経営。現在は、ビジネスからは引退して、フリーランスのジャーナリスト、コメンテーターとして世界で活動する。著書に『石油危機と日本の運命』(サイマル出版会)『日本不沈の条件』(時事通信社)『日本脱藩のすすめ』(東京新聞出版局)『アメリカから日本の本を読む』(文藝春秋)『平成幕末のダイアグノシス』(東明社)『間脳幻想』(東興書院)『ジャパン・レボリューション』(清流出版)など多数。現在、カリフォルニア州パームスプリングス在住。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/10/21)
- 発売日 : 2005/10/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 337ページ
- ISBN-10 : 4334933688
- ISBN-13 : 978-4334933685
- Amazon 売れ筋ランキング: - 301,319位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ポピュリズムは大衆の要求であり願望ある。そして常に大衆は愚かである。
結局,中間層を蹴落とし,二度と這い上がれない日本を作ってしまった。
福祉・社会保障を 削減し,
米国の要請なら なんでも叶える 超米国寄りのん売国者です。
慶応大時代に 芸者を胎まして, 英・ロンドンに逃亡したが,
勿論,大学での留学でないのは 自明ですね。
なんちゃって,小泉・竹中 へなちょこ改悪が
国民をまず 壊し, 自民が 崩壊して,
本人は 知らんぷりで, 「原発よくないね」の最近の発言。
やっぱり,ヒットラーを超える独裁者だ。
そのうちのいくつかは事実なのかもしれないが一方的にこの種のネタを垂れ流されても読む方としては困惑してしまうばかり。
まあ、小泉万歳!の世情の中かくなる本を世に出した意気込みだけは買えるのだがその中身たるや先ほどの証明不可話の他には外国の大学はいい!日本のはダメ!単なる留学では中身がないから意味がない!日本人よ、もっと外に出ろ。といった調子の文があるばかり。ふと著者の略歴を見るとフランスの大学院卒とあるのでなるほどと思う反面全く鼻白む思いにつつまれてしまう。
なお著者によれば戦前、松岡洋右外相が国際連盟脱退を決めた背景には諸外国語に堪能で洗練されたマナーと品格をもつ中華民国の外交官、顧維均への拭いがたい劣等感があったのだとか・・私はよく知らないけれど本当かなぁ?と思ってしまった。もしそう言い切れるというのなら当人の日記なり知人らの回顧録なりで真実であることを証明して欲しかったと思う。
「この男のいう構造改革とは、政治、経済のそれではなくして、平和構造の戦争構造への「改革」であることがいまはっきりしたといえるのではないか。コイズミ政権がなしとげた唯一の「貢献」とは、国民に対するものではなく、米国の戦争政策への全身全霊をささげた“売国”的協力でしかなかった」辺見庸「クーデター」(『 永遠の不服従のために 』所載,講談社文庫,2005年)
まず、当書を世に送り出した経緯について、著者の藤原肇さんは『 さらば、暴政 』の「あとがき」の中で、「私が『小泉純一郎と日本の病理』を書いた理由は、小泉のペテン政治の実態を暴露することで、次の世代に歴史の証言を残すためであり、当時は小泉の「ヨイショ本」ばかりが、洪水のように氾濫している時代だった」と記している。さらに、言を継ぎ、「日本で最初の小泉政治の批判書として、各種の妨害や嫌がらせの続発は予想したが、巧妙でソフトな妨害工作が効果を発揮し、新聞や雑誌に書評や紹介がゼロという記録を生み、恐らくこれは日本新記録だと思う」と語っている。本書は2005年10月に上梓されたものだが、この年の8月8日、憲法上疑義のある所謂「郵政解散」が行われ、小泉自民党は大勝してしまった…。
今現在、小泉純一郎は政治の舞台から表向き消え去っている。だが、「イラク派兵」などを始め、小泉政権(2001年4月26日‾2006年9月26日)に対する検証は十全にはなされていない。とりわけ、「小泉政治」の残した「負の遺産」は真に大きなものがあり、その害悪は今日にまで及んでいる。さらに、2012年12月16日の総選挙以降、日本政治の逆流が始まり、本書にもその名が登場する竹中平蔵や飯島勲などといった小泉政権時代の不埒な輩どもが、まさにゾンビのごとく跳梁し出している。こうした状況のもと、小泉家の血脈や「小泉政治」の実際などを容赦なく暴いた本書は、小泉純一郎という政治家を評価するためにも、かつまた、今後の日本における政治文化を考える上からも、改めて目を通しておくべき書巻であろう。
ここの出版社は奇抜なスタイルなので、簡単な和訳の語にも英語表記していて、そちらに目が移ってしまったので読みにくくはあったが、こういった出版社であるからこそ、反骨的な著者の書を出版することが出来たのであろう。
今の日本は、本来批判するべきはずの新聞紙を含めた言論界も内部のゴタゴタで沈静気味であり、そこに『小泉』長期政権が存続していたことに危機感を感じていた私としては、事実に裏付けられた歯に衣着せぬ著者の物言いは気持ちいいものすら感じた(内容は推測できたものの、反面読んで再確認して恐ろしさが倍増されたが)。
今の世の中、国外にあって外側から客観的に日本を分析することでしか日本の「腐り具合」は分からないのかもしれない。
小泉内閣はじきに終焉するが、次期内閣をチェックする意味で、本書は尚価値のあるものであろう。
私が本書を購読したのは昨年のことで第四刷とある。今後も増刷されよう。確かに「政治化の圧力」はかなりひどい。本書が指摘するように今の日本の政治家のレヴェルは悲惨なまでに低い。
ただ、「圧力のかけ方」と等々、妙な所では素晴らしい技能がある。だから、一度出版された本の増刷を止める等の愚挙には及ばない。
では日本の「言論の自由」はあるか?
答はNOだ。
既にお読みの方もこれから読まれる方も、本書の「おわりに」という実質2頁程の文章を精読されたい。
肝心な中身だが本書が小泉政権の誕生からあまり時間をおかずに出版されていたら、高く評価できたかもしれない。確かに僕自身本書で初めて知った事実もいくらかはある。
でも、小泉のポスターを買うために自民党本部などで大混雑となった風景他、「いままでになかった事」に何らかの違和感を感じた方には、また英題にある「ゾンビ」から容易に推察される同じ叢書のB.フルフォードの作品の1冊でもお読みの方なら、あまり新鮮さは感じられないだろう。
扱う範囲は広いけど、引用も多く著者独自の視点というのが愚生には感じられない。
著者は本来自然科学者だというから、高い論理性や例えば「ポピュリズム」といった用語の意味=概念規定の厳格さなどを期待したが、僕には来たいはずれに終わった。
むしろ77頁での章の終わり方などには「鈍感さ」さえ感じる(本来の原稿に「日本画」にふさわしくない記述があったのなら別だが)。
ただ、昨年の総選挙で与党に票を投じた方には、是非是非、読んで欲しい本としてお薦めできる。
更に1つ有益な部分がある。アメリカのリベラル・アーツの紹介である。
それを模すべきだった新制大学の教養部は結果が出せぬまま解体された。愚見ではこれが我らの国の病の一原因で、本書に欠ける「処方箋」作成に極めて有益だ。
藤原氏は、世界のリーダーと言える。
全ての人に、読んでもらいたい。