無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
経営者は危なくなるほどよく笑う (Kobunsha Paperbacks Business 21) 単行本(ソフトカバー) – 2008/9/20
- 本の長さ236ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2008/9/20
- ISBN-10433493448X
- ISBN-13978-4334934484
商品の説明
著者からのコメント
リーマンの社員はテレビのインタビューに応えて、いみじくも言いました。「予想もしていなかった」と。
これだけ危ぶまれていた会社の従業員ですら"その時"が来るまで本当に破綻するとは思っていなかったのですから、取引先が前もって破綻を察知し、連鎖倒産を避けるのは至難の業といえます。
本書はあなたの会社、あなたの取引先の破綻の兆候を事前にキャッチしていただくための指南書になります。
国内外共に今年は、空前の倒産ラッシュだといわれています。その原因の3番目にあるのが取引先の破綻の影響を受ける連鎖倒産。倒産という言葉は聞きたくない言葉の1つですが、現実から目を背けることはできません。なぜなら経営者はすべてを失い、勤めている人はその日から路頭に迷うことになるからです。
自らに起因する倒産は致し方ないとしても、取引先の影響による連鎖倒産はなんとしても避けなければなりません。
前著、『カッコ悪く起業した人が成功する』や『黒字のための「5×6」の法則』では「やってはいけないこと」を中心にまとめましたが、ここでは連鎖倒産を回避するために「やるべきこと(見抜くべきこと)」を記してあります。
ここに記した兆候は、破綻に向かう順になっていますので、なるべく早い段階にキャッチし、危険を回避してください。
それぞれの兆候は、言われれば当然と思われる「当たり前」の羅列だと捉えられるかも知れません。
しかし、その流れの中にいると見逃しやすく、「ある日突然」現実としてあなたの前に立ちはだかるのです。
この機会に「当然」だと思われる兆候に対して、自分の問題だと捉える習慣を身につけてください。特に会社に勤めている方は、経営者の言動から危機を察知し、自分や家族を守る行動を起してくださることを願います。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2008/9/20)
- 発売日 : 2008/9/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 236ページ
- ISBN-10 : 433493448X
- ISBN-13 : 978-4334934484
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,077,977位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,654位その他の経営理論関連書籍
- - 5,319位マネジメント・人材管理
- カスタマーレビュー:
著者について
レコードのディレクター、プロデューサーを歴任後フリーとして独立。その後外資系保険会社を経て貿易会社を立ち上げる。ロイヤルダッジ、クレージュなど7社の代理店となり14億の売上を誇るが16年目に倒産破産。3ヵ月後アウトソーシング会社を立ち上げ再起。現在は執筆活動を行いながら、実務指導を中心としたコンサルタントとして全国各地の商工団体の講師を務める。
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
つい最近、当社の取引先が民事再生法を申請し、事実上倒産した。この倒産で従業員を路頭に迷わせ、当社のような弱小取引先を最悪の場合、死に至らしめるこの「倒産」という二文字は経営者が最も見たくない、聞きたくない言葉ではないだろうか・・・。しかし現在この国の倒産件数は異常な伸びを見せている。他人事のように思うことがどれほど恐ろしい事だったのかを今回の身近な取引先の倒産で思い知らされた。
本書は難しいビジネス指南書ではなく、生身の経営者の心情をえぐり、倒産予備軍の行動、言動のパターンを実践的に解き明かした一冊である。なかでも重要なキーワードである「時流を掴んでいるか」というポイントは私自身おおいに考えさせられた一節だった。欲を言えば、もう少し早く世に出て欲しかった一冊である。
本書はこの点をカバーする意味で価値がある。企業が厳しい状態にあるときに、「人」がどういう動きをするかをよく考察しているからだ。組織自体に現れる問題点にも言及しているが、本書の真骨頂はやはり「人」だ。少しずれるが、人にフォーカスしているためか、笑ってしまうようなエピソードもあり読みやすい。
実務的には、本書のように取引先の危険な兆候をまず感じ取り、その上でピックアップされた取引先に他書を参考にコストや労力をかけて危険度の測定を行えば有効な活用ができるのではないだろうか。また、本書の内容はチェックシート化して、複数の担当者で感じたことを共有化するといった形で現場に落すことも有効ではないか。
今でもいろいろな会社との付き合いがあるが、
ヤバいなあと思える会社には共通項がある。
経営者と話していて、1週間前と言うことが違ったりする。
業績が落ちたのを従業員のせいにしてハッパをかける。
意味もなく強気になったり、逆に弱気になったりする。
……経営者にこういう兆候が現れると要注意。
まして、たとえば
売掛金回収を急ぐようになる。
社有車の稼働率が低い。
従業員に対して経費節減の締め付けをする。
……といった社内風土になったら危険信号である。
本書は、危なくなっていく会社の「兆候」を、いろいろな視点から取り上げている。
「そうそう、あるんだよなあ……」
ということ満載で、定価も安くハンディなところもいい。
営業マンなどはぜひ読んでほしい一冊である。
……たしかに、危なくなるほど社長って情緒不安定になるから、
笑ったり怒ったりが多くなる。
秀逸なタイトルが、またいい!