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DUTY: わが父、そして原爆を落とした男の物語 単行本 – 2001/7/1
- 本の長さ370ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2001/7/1
- ISBN-104334961118
- ISBN-13978-4334961114
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ポール・ティベッツは、特命を帯びて機長席についた。機名はエノラ・ゲイ…。長年広島に原爆を投下した男を追い続けてきた名コラムニストが、ついに重い口を開いた老人の話から知る、自分の父とその世代に生きた男たちの真情。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2001/7/1)
- 発売日 : 2001/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 370ページ
- ISBN-10 : 4334961118
- ISBN-13 : 978-4334961114
- Amazon 売れ筋ランキング: - 864,654位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦死する任務でも、作戦結果がどうなっても任務の遂行が軍人の責務で、警察官や消防士も任務のために殉職します。原爆投下は最終命令を下したトルーマンの責任でパイロットの責任とは考えられません(間違いなくジェノサイドfですが、彼が任務放棄しても次のパイロットは存在します)。それに彼はアメリカで英雄としての扱い、同じぐらいの非難を受け、自責の念がなかったとは思えません。ちなみに、3発目の原爆を落とすはずだったパイロットだったクロード・イーザリーの方がよっぽど狂気に満ちています。
2011年6月10日に日本でレビュー済み
昭和16年から、仁科研究所で二号研究として開発されていた新型爆弾がB29の爆撃にさらされる中で
昭和20年ウラニウムの濃縮に成功し完成。陸軍は国内に残る資材を集中し、渡洋爆撃機「富嶽」を
作り上げた。劣勢にある戦争をなんとか停戦に持ち込むため大本営は、アメリカ大陸への渡洋爆撃を
決定する。
搭乗員は、国内に残る飛行機搭乗員の中から最優秀な10名が選抜され、命令が下される。(=Duty)
さて、あなたがこの命令を下された一人なら…。
(勿論、その爆弾は戦況を一気に変える力のあるものだと教えられるが、放射能については聞かされない。)
戦争に行った人は、私の父もそうだったけれど、決してそれを自分から話すことはなかった。
家族を、町を、国を守るために、黙々と命令に従った。
グリーンの父や、ポールティベッツにその姿は重なる。
私にとって「信じがたい」のは、日本の戦闘力、工業生産力が徹底的に破壊されていることを知りながら
、投下命令を出した米国のトップ達だし、日本でもその状況を分かっているにも係らず、戦争を続けた
軍・内閣などの責任者と呼ばれる人達だ。
まあ、そんなことは別として、庶民は戦争にどう巻き込まれ、その中で自分の責任を果たすために
どう生きたのか、アメリカ・日本に違いはないと感じさせる優れた本だと思う。
(本文にこの前半部分が書かれている訳ではありません。例えです、念の為に。)
昭和20年ウラニウムの濃縮に成功し完成。陸軍は国内に残る資材を集中し、渡洋爆撃機「富嶽」を
作り上げた。劣勢にある戦争をなんとか停戦に持ち込むため大本営は、アメリカ大陸への渡洋爆撃を
決定する。
搭乗員は、国内に残る飛行機搭乗員の中から最優秀な10名が選抜され、命令が下される。(=Duty)
さて、あなたがこの命令を下された一人なら…。
(勿論、その爆弾は戦況を一気に変える力のあるものだと教えられるが、放射能については聞かされない。)
戦争に行った人は、私の父もそうだったけれど、決してそれを自分から話すことはなかった。
家族を、町を、国を守るために、黙々と命令に従った。
グリーンの父や、ポールティベッツにその姿は重なる。
私にとって「信じがたい」のは、日本の戦闘力、工業生産力が徹底的に破壊されていることを知りながら
、投下命令を出した米国のトップ達だし、日本でもその状況を分かっているにも係らず、戦争を続けた
軍・内閣などの責任者と呼ばれる人達だ。
まあ、そんなことは別として、庶民は戦争にどう巻き込まれ、その中で自分の責任を果たすために
どう生きたのか、アメリカ・日本に違いはないと感じさせる優れた本だと思う。
(本文にこの前半部分が書かれている訳ではありません。例えです、念の為に。)
2004年12月21日に日本でレビュー済み
原爆投下のパイロット(含チーム)としては、歴史上大きなことをしたというより淡々と自分の責務を果たしただけという理解で生きているようです。でもね、戦争とはいえアンタの原爆で何人死んだと思ってんの?って感じです。非戦闘員を無差別に殺すことについては葛藤とか罪悪感とかないの?
命令を拒否してもらいたかったなどとは思っていませんが、こうまで違う立場の人間がいるということを知るという意味では役に立ちました。
命令を拒否してもらいたかったなどとは思っていませんが、こうまで違う立場の人間がいるということを知るという意味では役に立ちました。
2012年3月30日に日本でレビュー済み
わが国において原爆は言うまでもなく第二次大戦において最大の惨劇であり、最大の非道的行為とみなされている。原爆を落した人間が何を考えていたのか、キノコ雲が舞い上がった瞬間に何を思ったのか。機長ポール・ティベッツへのインタビューで、まず期待したのはそこの部分だが、そこにボブグリーンが突っ込もうとした段階で、義務(DUTY)という言葉が立ちふさがり、結局のところは核心的な部分には触れずに終わってしまう。彼にとっては数ある任務のうちにすぎず、英雄視も罪人視も彼にとっては心外である、と。
勿論彼らは軍人であり軍人として当然のことを行ったに過ぎない。明確な義務感がある。
ではその義務感で抑圧されていたようななにかが無かったのか?グリーンは何度も突き詰めにかかる。結果から言うと、それを突き詰めることにボブグリーンは失敗している。
放棄すらしている部分がある。ただしティベッツからはこのような言葉を引き出す。
"泣き喚いたりしないからといって、私が何も感じていないと思ったら間違いだ"
著者であるボブグリーンは、WW2に従軍した経験がある父の死という出来事を重ね合わせたうえで"父の世代"への思い入れをポールティベッツに代表させて描いているようなものなので、その辺りは鉾先が鈍っている。というより鉾先を向ける気もないだろう。非常に詩情溢れるエッセイであり、原爆という問題が関わらなければただグリーンの父親世代、戦中世代に思いを馳せる良質なエッセイで終わったろう。
ただし、少なくともデリケートな問題をこうした形で扱うのは限界がある。ラスト近くの、ジョージ田淵という日本人カントリーミュージシャンとポール・ティベッツとの交流でもって忌まわしい過去は過ぎ去ったような演出をしているのだが、文字通りジョージ田淵は日本人の代表ではないし被爆しているわけでもない。ジョージ田淵によって語られるエピソードは広島隣県に住んでた母親が原爆投下を聞いて山に逃げたというものだけ。これをさも日本人の代表のように扱うものだから、巨大な疑問符が残ってしまう。それと同時にこの詩情溢れるエッセイにもなんらかの薄気味悪い作為感が生じてきてしまった。
勿論彼らは軍人であり軍人として当然のことを行ったに過ぎない。明確な義務感がある。
ではその義務感で抑圧されていたようななにかが無かったのか?グリーンは何度も突き詰めにかかる。結果から言うと、それを突き詰めることにボブグリーンは失敗している。
放棄すらしている部分がある。ただしティベッツからはこのような言葉を引き出す。
"泣き喚いたりしないからといって、私が何も感じていないと思ったら間違いだ"
著者であるボブグリーンは、WW2に従軍した経験がある父の死という出来事を重ね合わせたうえで"父の世代"への思い入れをポールティベッツに代表させて描いているようなものなので、その辺りは鉾先が鈍っている。というより鉾先を向ける気もないだろう。非常に詩情溢れるエッセイであり、原爆という問題が関わらなければただグリーンの父親世代、戦中世代に思いを馳せる良質なエッセイで終わったろう。
ただし、少なくともデリケートな問題をこうした形で扱うのは限界がある。ラスト近くの、ジョージ田淵という日本人カントリーミュージシャンとポール・ティベッツとの交流でもって忌まわしい過去は過ぎ去ったような演出をしているのだが、文字通りジョージ田淵は日本人の代表ではないし被爆しているわけでもない。ジョージ田淵によって語られるエピソードは広島隣県に住んでた母親が原爆投下を聞いて山に逃げたというものだけ。これをさも日本人の代表のように扱うものだから、巨大な疑問符が残ってしまう。それと同時にこの詩情溢れるエッセイにもなんらかの薄気味悪い作為感が生じてきてしまった。
2007年11月14日に日本でレビュー済み
表紙に惹かれ読んだ”ABCDJ”のボブ・グリーンの文章に惹かれ、
図書館で先日借りて読んだのがこれだ。
読んでいた矢先、
この本の”主人公”の1人、ポールティベッツ氏死去のニュースがラジオで流れた。
本書の中でポールティベッツ氏は、
自分が死んだ時、それが人々に伝えられることがないことを望んでいた。
もちろんニュースになるだろうと著者が答えていたが・・・。
そして、その”時”がちょうど今なのだ、と、ふと思った。
広島や長崎に投下された原子爆弾の名前は知っていたが、
この本に出合うまで、原爆を落とした機長などについては
考えたことは全くぐらい無かったように思う。
私はろくな意見は言えないだろう。
ただ、
この本を読む間、彼の死というニュースと共に
彼が全く後悔していない、と言い続けた、この原爆投下などについて、
私なりに思考は巡らせてはみた。
ここで日本人側として、原爆投下など、決して肯定など出来ない。
また、これは日本人という枠さえとっぱらい、
私は改めて強く思う・・・・・・・・・・
そもそも”戦争なからましかば・・・”なのではないか、と。
**********************
話は変わり、完璧に本書中のことだが、
ティベッツ氏が、
年配者が走らないのは走れないからではなく、
走って転んでしまうことを防ぐために走らないのだ、
というようなことを言われていた。
あぁそうなのかもなぁ、と気付かされた。
**********************
ティベッツ氏、第二次世界大戦世代などに関心がある等、
読む理由はひとぞれぞれで読んでみれば、良いと思います。
図書館で先日借りて読んだのがこれだ。
読んでいた矢先、
この本の”主人公”の1人、ポールティベッツ氏死去のニュースがラジオで流れた。
本書の中でポールティベッツ氏は、
自分が死んだ時、それが人々に伝えられることがないことを望んでいた。
もちろんニュースになるだろうと著者が答えていたが・・・。
そして、その”時”がちょうど今なのだ、と、ふと思った。
広島や長崎に投下された原子爆弾の名前は知っていたが、
この本に出合うまで、原爆を落とした機長などについては
考えたことは全くぐらい無かったように思う。
私はろくな意見は言えないだろう。
ただ、
この本を読む間、彼の死というニュースと共に
彼が全く後悔していない、と言い続けた、この原爆投下などについて、
私なりに思考は巡らせてはみた。
ここで日本人側として、原爆投下など、決して肯定など出来ない。
また、これは日本人という枠さえとっぱらい、
私は改めて強く思う・・・・・・・・・・
そもそも”戦争なからましかば・・・”なのではないか、と。
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話は変わり、完璧に本書中のことだが、
ティベッツ氏が、
年配者が走らないのは走れないからではなく、
走って転んでしまうことを防ぐために走らないのだ、
というようなことを言われていた。
あぁそうなのかもなぁ、と気付かされた。
**********************
ティベッツ氏、第二次世界大戦世代などに関心がある等、
読む理由はひとぞれぞれで読んでみれば、良いと思います。
2011年2月22日に日本でレビュー済み
世代間の考え方、感じ方の違いはどの国にもあるだろう。
一つの国に住まう人たちを十把一絡げにステレオタイプで括るのはよくないし、自分の都合で切り取るのも避けたい。
きちんと誠実に、自分自身と周囲に思いやりを持つことは、力のいることだろう。
一つの国に住まう人たちを十把一絡げにステレオタイプで括るのはよくないし、自分の都合で切り取るのも避けたい。
きちんと誠実に、自分自身と周囲に思いやりを持つことは、力のいることだろう。
2000年11月2日に日本でレビュー済み
広島に原爆投下した人々がどのように考えて投下し、その経験をどのように受け止め、心の中にしまい込んでいるのか?日本人であれば、おそらく一度は思ったこの内容について、ボブグリーンは彼らしい切り口で分析・解説を行っている。
グリーンらしい切り口とは、誰もが思うささいな疑問を利用しながら、相手の「ひととなり」に迫るという方法である。このいわば「身の丈にあった切り口」を原爆投下というあまりにも非日常的な出来事の分析に応用しているのがボブグリーンの面目躍如といったところ。
原爆を投下した彼らの感情や信念も戦争という「狂気の文脈」で捉えるとすれば、人生の終末を迎えようとしてるエロナゲイ乗組員に感情移入すらしてしまう自分に気がついた。そう思う私とそれを否定しようと!する私を感じる。
日本人、特に若い日本人にこそ、読んでほしいと思う一冊である。
グリーンらしい切り口とは、誰もが思うささいな疑問を利用しながら、相手の「ひととなり」に迫るという方法である。このいわば「身の丈にあった切り口」を原爆投下というあまりにも非日常的な出来事の分析に応用しているのがボブグリーンの面目躍如といったところ。
原爆を投下した彼らの感情や信念も戦争という「狂気の文脈」で捉えるとすれば、人生の終末を迎えようとしてるエロナゲイ乗組員に感情移入すらしてしまう自分に気がついた。そう思う私とそれを否定しようと!する私を感じる。
日本人、特に若い日本人にこそ、読んでほしいと思う一冊である。
他の国からのトップレビュー
Amazon Customer
5つ星のうち5.0
A Fascinating Read
2023年4月14日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This was a very compelling story written in Bob Green's journalistic and factual style; reads like a novel but is in fact a true and fascinating account of a sensitive subject. I'm a "Boomer" who thoroughly enjoyed this book!
Philip Lunde
5つ星のうち4.0
Four Stars
2017年4月30日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Well written and interesting to see Paul Tibbets side of the way things have gone since the war.
Amazon Customer
5つ星のうち5.0
Commitment to Certain Principles
2014年4月14日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
What an insightful and entertaining description of the author's search to understand his father's generation, their successful service in World War II, and things that he never explored with his father during his father's lifetime; by exploring those issues, and more, with Paul Tibbets, the pilot of the plane that dropped the first atom bomb on Hiroshima using interviews and shared time together.
Greene's effort results in an outstanding profile of the "Greatest Generation", how they left a rural culture to return to the US after the war with change changing as there was broad social and economic change in the post war era. He explains how we changed as a country and a people, and shows why the war was won by the commitment to values that were taken with the soldiers as they took up their roles in the war and leaving a simple life that they enjoyed pre-war, even though the country remained in a depression until wartime rules and activity overcame it .
This tomb makes a significant contribution to anyone's understanding of the evolution of America from 1930's to the present and is a very enjoyable read.
Greene's effort results in an outstanding profile of the "Greatest Generation", how they left a rural culture to return to the US after the war with change changing as there was broad social and economic change in the post war era. He explains how we changed as a country and a people, and shows why the war was won by the commitment to values that were taken with the soldiers as they took up their roles in the war and leaving a simple life that they enjoyed pre-war, even though the country remained in a depression until wartime rules and activity overcame it .
This tomb makes a significant contribution to anyone's understanding of the evolution of America from 1930's to the present and is a very enjoyable read.
Amazon Customer
5つ星のうち5.0
Insightful
2019年5月20日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
If you’re in to history, or curious about some of the men who flew the WWII Mission to Hiroshima, this book is wonderful. Additionally, the Author writes of the illness and eventual death of his father, also a WWII Veteran. The reader can’t help but relate to the loss of a parent, and the insights gained along the way. Personally, I loved hearing from General Tibet’s, Jr, as well as from Thomas Ferebee, (the bombardier), and also ‘Dutch’ Van Kirk, the Navigator (remember, no computers back then! The Navigator took readings from the stars if it was dark -which it was, the first few hours of the flight- once the sun was up, he used maps or reconnaissance photos to navigate their way). All in all, an eye-opening read!
Fenway
5つ星のうち5.0
Quick delivery and the book is terrific!
2023年3月15日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This book is a treasure! I bought it as a gift, and I know its new owner will love it as much as I did.