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読書の方法: なにを、どう読むか 単行本 – 2001/11/1
- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2001/11/1
- ISBN-104334973213
- ISBN-13978-4334973216
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商品の説明
商品説明
著者が言うように、本を読むということは「生活のたしになることもなければ、社会を判断することのたしになるものでもない」し、「有益なわけでも有害なわけでもない」。それなのに、なぜ私たちは太古の昔から綿々と書籍を編み続けているのだろうか。本書は、こんな問いに対する明解な答えを与えてはくれない。だが、その問いについて少し真剣に考えてみるきっかけを与えてくれる。
「なにに向かって読むのか」「どう読んできたか」「なにを読んだか、なにを読むか」という3つの角度から、著者は読書の「本質」について私たちに語りかける。プラトンや『古事記』から漱石やサルトル、そして萩尾望都や江口寿史と、古今東西を網羅する恐ろしく幅広い読書リストが挙げられているが、そんな著者の人生に最も影響を与えた3冊は、ファーブルの『昆虫記』、『新約聖書』、マルクスの『資本論』だという。
タイトルだけ見れば、「なにを読めばよいのか」を説く手軽なガイドブックかと見まごうが、実は著者の思想の背景が存分に詰まった貴重な1冊である。(深澤晴彦)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2001/11/1)
- 発売日 : 2001/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 349ページ
- ISBN-10 : 4334973213
- ISBN-13 : 978-4334973216
- Amazon 売れ筋ランキング: - 571,869位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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ひとつに、興味深そうな著作のリストとして、
それ以上に、吉本隆明というひとりの文学者が、
読書というものや、批評、書評というものをどう考えているのか、ということを、
明瞭に示しているエッセイ集に、この人の主著に劣らない、特別の価値があると感じた。
今思えば、僕がこの人の著作を読み始めたのは、詩や人物の実像を暴き出す鮮やかな手際ではなく、
この人がそれらを見つめる時の眼にある温かさによってであった。
言語にとって美とは何か、で見せた詩を解剖してみせるシーンでは、
この著者の手つきの鮮やかさに感心したが、
本書で、
「ファーブルは昆虫を眺めて、ふと我に帰ったらシラガのお爺さん。」
現実より読書のほうが面白いと思えるのは、「そういう人物の精神に出会う」ときなんだ、
という文章に触れた時、
あの手つきに覆いかぶさっていた、この文学者の顔の、熱心な目つきを見た気がして、
吉本隆明の魅力と、読書するということの魅力を、同時に理解したきがした。
文章を書くようになった
本を読むようになった
・・・
膨大な詩集、わかり易い言葉での根源的な問いかけ
こんなことを言い続けなければならない「だれた戦後日本」
が喜劇だ 老人として見事に戦死した 合掌
軍人が持っている最も良質な部分、自己犠牲がテーマになっているが、
ああいったものは嘘なんだという事を戦争をまったく知らない現代の
子供に説得するのは、もはや不可能に近い時代になっている。
古典的な名作を読み続けることになる。
これは、よく言われることである。
でも、これをしているとそのうち読書に飽きてきてしまう。
食傷気味になってしまう感じだ。
そんな時、ブックガイドは役に立つ。
一癖もふた癖もある人物のブックガイドは特に、
自分にない新しいテイストをもたらしてくれる。
本書は、単なるブックガイドではないが、
いい本、読みたい本が紹介されていた。
いい味だ。
しかし、太宰治の短編を紹介する部分は好意的に読めた。
其の他の部分は少し抽象的で吉本氏のファンにはおすすめかな。