6度目の候補で直木賞受賞、おめでとうございます。
その発表翌日に泥酔したままトリノ入り。
トリノまでは飼い猫がなぜか朝起きたら人間になっていて
「おっさん」こと飼い主(著者)の命令で今からトリノに
出場するために冬季五輪の各種目について実際に調べて
歩く、できればやってみる、という筋立てです。
かつてはカーリングの体験練習で大怪我をしたほど
ウインタースポーツにのめりこむきっかけが昭和三十年代
の中年さんには懐かしい「札幌冬季五輪」。
でもこの本のどのあたりに「夢」があるのでしょう?
いみじくも著者自らが「おっさん」と猫に呼ばせている通り
小心で卑属で冷酷な中年男の惨状がそのまま盛り込まれています。
作家の立場を生かして各地で取材しているのに表層的な
「見たまんま」しか書かれていないし、ひとことでいって
「不愉快」な内容でした。
昨今では素人の書くもののほうが「熱い気持ち」「夢」
「応援」「やさしさ」に満ちていてもっともっと
私たちに夢を与えてくれるようです。
タイトルと内容に著しい齟齬があり、満足できませんでした。
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夢はトリノをかけめぐる 単行本(ソフトカバー) – 2006/5/20
東野 圭吾
(著)
- 本の長さ231ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2006/5/20
- ISBN-104334974996
- ISBN-13978-4334974992
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2006/5/20)
- 発売日 : 2006/5/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 231ページ
- ISBN-10 : 4334974996
- ISBN-13 : 978-4334974992
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,244,258位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,749位日本文学(日記・書簡)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。エンジニアとして勤務しながら、85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 使命と魂のリミット (ISBN-13: 978-4043718078 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年9月12日に日本でレビュー済み
東野による、丁寧な取材の成果ですね。
競技体験の所など、特に丁寧に取材されていて、好感が持てます。
冬期五輪、或いはその競技に関心がある人は、一読してみては。
私の場合、本題より小ネタ(?)の方が楽しかったですが……
グデングデンに酔うなよ、ナイフを持ってくな、宣伝しようとすんな(笑)、鼻の下伸ばすな(笑)、etc……
冬期五輪に対しての東野の想いがわかる一方で、笑えるネタもたくさん。
にしても、夢吉くん可愛いですね(関係ない)。
競技体験の所など、特に丁寧に取材されていて、好感が持てます。
冬期五輪、或いはその競技に関心がある人は、一読してみては。
私の場合、本題より小ネタ(?)の方が楽しかったですが……
グデングデンに酔うなよ、ナイフを持ってくな、宣伝しようとすんな(笑)、鼻の下伸ばすな(笑)、etc……
冬期五輪に対しての東野の想いがわかる一方で、笑えるネタもたくさん。
にしても、夢吉くん可愛いですね(関係ない)。
2006年9月25日に日本でレビュー済み
オリンピック好きの東野氏のトリノ観戦記。
愛猫の夢吉君が人間の男の子(20才前後という設定)に変身してしまった!!
そこで夢吉君は冬季スポーツにチャレンジしたり、
おっさん(東野氏)と一緒にトリノを旅したりといったファンタジー的な設計になっています。
(でもこの設定が無理矢理というか、苦肉の策にしか見えないから悲しい・・・)
内容はみたことをそのまま書いているだけ。
完全に「いちファン」の視点でしかない。
競技に真剣に向き合ったルポとは言い難たく、
あくまで「オリンピックファンの観戦記」以外の何者でもないのには少々ガッカリしました。
一応、物書きのプロなんですから、
もうちょっと迫った内容を期待してたんだけど・・・。
競技の話よりは、移動や食事の話題の方がずっと面白かったかも。
でもまぁ、軽い旅行記としてはいいんじゃないでしょうか。
愛猫の夢吉君が人間の男の子(20才前後という設定)に変身してしまった!!
そこで夢吉君は冬季スポーツにチャレンジしたり、
おっさん(東野氏)と一緒にトリノを旅したりといったファンタジー的な設計になっています。
(でもこの設定が無理矢理というか、苦肉の策にしか見えないから悲しい・・・)
内容はみたことをそのまま書いているだけ。
完全に「いちファン」の視点でしかない。
競技に真剣に向き合ったルポとは言い難たく、
あくまで「オリンピックファンの観戦記」以外の何者でもないのには少々ガッカリしました。
一応、物書きのプロなんですから、
もうちょっと迫った内容を期待してたんだけど・・・。
競技の話よりは、移動や食事の話題の方がずっと面白かったかも。
でもまぁ、軽い旅行記としてはいいんじゃないでしょうか。