無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
日本思想という病(SYNODOS READINGS) 新書 – 2010/1/19
- 本の長さ337ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2010/1/19
- ISBN-104334976034
- ISBN-13978-4334976033
この著者の人気タイトル
商品の説明
出版社からのコメント
◎気鋭の研究者たちが解き明かす「この国の失敗」の本質
◎現在の日本の停滞感は、戦前・昭和のそれとよく似ていると言われる。その原因はいったい何か? 解決の糸口はどこにあるのか? 気鋭の思想家たちが、戦前の思想および思想を取り巻く状況を新たな視点で読み解き、現状打破のヒントをさぐる。混沌とした現在(いま)を生き抜くための思想の書。
・日本思想における右翼や保守の意義とは何か?
・そもそも右翼と保守どこがちがうのか?
・「あの戦争」を不可避なものとした「保留の思想」「中今の思想」「無の思想」とは?
・なぜ日本の大衆は、文系知識人を疎んじるのか?
・終戦、安保闘争に見られる思想とは?
・靖国神社、象徴天皇制をめぐる思想とは?
・二〇世紀、二一世紀、二つのゼロ年代における経済思想の反復とは?
----日本特殊論を抜け出し、新たな視点で戦前・昭和の思想を読み直す。
【目次】
1章 保守・右翼・ナショナリズム 中島岳志
2章 中今・無・無責任 片山杜秀
3章 文系知識人の受難----それはいつから始まったか 高田里惠子
4章 思想史からの昭和史 植村和秀
5章 ニッポンの意識----反復する経済思想 田中秀臣
【著者紹介】
中島岳志(なかじまたけし)
1975年生。北海道大学公共政策大学院准教授。南アジア地域研究、日本政治思想史。『中村屋のボース』(白水社)によりアジア・太平洋賞大賞、大仏次郎論壇賞受賞。
片山杜秀(かたやまもりひで)
1963年生まれ。慶應義塾大学法学部准教授(有期、政治文化論担当)。専攻は政治思想史。著書に『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)などがある。
高田里惠子(たかだりえこ)
1958年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(ドイツ文学専攻)単位取得満期退学。桃山学院大学教授。著書に『学歴・階級・軍隊----高学歴兵士たちの憂鬱な日常』(中公新書)などがある。
植村和秀(うえむらかずひで)
1966年京都生まれ。京都大学法学部卒。京都産業大学法学部教授。専門は政治思想史、ナショナリズム論。著書に『丸山眞男と平泉澄----昭和期日本の政治主義』(柏書房)などがある。
田中秀臣(たなかひでとみ)
1961年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。上武大学ビジネス情報学部教授。著書に『雇用大崩壊』(日本放送出版協会)などがある。
【編者紹介】
芹沢一也(せりざわかずや)
1968年東京生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。SYNODOS代表。慶應義塾大学非常勤講師。専門は近代日本思想史、現代社会論。
荻上チキ(おぎうえちき)
1981年生まれ。評論家、編集者。メールマガジン「αシノドス」編集長。著書に『ウェブ炎上』(ちくま新書)、『社会的な身体』(講談社現代新書)などがある。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2010/1/19)
- 発売日 : 2010/1/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 337ページ
- ISBN-10 : 4334976034
- ISBN-13 : 978-4334976033
- Amazon 売れ筋ランキング: - 617,720位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 44,964位新書
- - 88,823位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
京都市生まれ。
京都大学法学部卒業。
京都大学法学部助手を経て、
現在、京都産業大学法学部教授。
国際日本文化研究センター共同研究員、奈良県立大学ユーラシア研究センター客員研究員を兼任。
研究分野は、日本政治思想史、比較ナショナリズム論。
【主な著書】
(単著)
・『丸山眞男と平泉澄―昭和期日本の政治主義』、柏書房、2004年。
・『「日本」への問いをめぐる闘争―京都学派と原理日本社』、柏書房、2007年。
・『昭和の思想』、講談社選書メチエ、2010年。
・『日本のソフトパワー―本物の〈復興〉が世界を動かす』、創元社、2012年。
・『ナショナリズム入門』 講談社現代新書、2014年。
・『折口信夫』、中公新書、2017年。
(共編著)
・河原祐馬・植村和秀編 『外国人参政権問題の国際比較』、昭和堂、2006年。
・長妻三佐雄・植村和秀・昆野伸幸・望月詩史編『ハンドブック近代日本政治思想史』、ミネルヴァ書房、2021年。
(共著)
・野田宣雄編 『よみがえる帝国』、ミネルヴァ書房、1998年。
・廣岡正久・木村雅昭編 『国家と民族を問いなおす』、ミネルヴァ書房、1999年。
・竹内洋・佐藤卓己編 『日本主義的教養の時代』、 柏書房、2006年。
・玉田芳史・木村幹編 『民主化とナショナリズムの現地点』、ミネルヴァ書房、2006年。
・望田幸男編 『近代日本とドイツ』、ミネルヴァ書房、2007年。
・芹沢一也・荻上チキ編 『日本思想という病』、 光文社 2010年。
・河原祐馬・島田幸典・玉田芳史編 『移民と政治』、昭和堂、2011年。
・富沢克編 『「リベラル・ナショナリズム」の再検討』、ミネルヴァ書房、2012年。
・木村雅昭・中谷真憲編 『覇権以後の世界秩序』、ミネルヴァ書房、2012年。
・佐藤卓己・渡辺靖・柴内康文編『ソフト・パワーのメディア文化政策』、新曜社、2012年。
・李卓編 『全球化過程中東亜文化的価値』(中国語)、天津人民出版社、2013年。(中国語)
・Kazuhiro Takii/Michael Wachutka hrsg.,Staatsverstaendnis in Japan, Nomos,2016(ドイツ語)
・野上元・福間良明編 『戦争社会学ブックガイド』、創元社、2012年。
・佐藤弘夫編著 『岩波講座日本の思想 第2巻 場と器』、岩波書店、2013年。
・NHK取材班 『日本人は何を考えてきたのか 昭和編 戦争の時代を生きる』、NHK出版、2013年。
・苅部直・黒住真・佐藤弘夫・末木文美士・田尻祐一郎編 『日本思想史講座 第4巻 近代』、ぺりかん社、2013年。
・奈良県編 『日本と東アジアの未来を考える』第3巻、対話総括/概要巻、奈良県発行(非売品)、2015年。
・日本思想史事典編集委員会編『日本思想史事典』、丸善出版、2020年。
・島薗進・末木文美士・大谷栄一・西村明編『近代日本宗教史 第4巻 戦争の時代』、春秋社、2021年。
(共訳)
・ヘルムート・クヴァーリチュ編 『カール・シュミットの遺産』、風行社、1993年。
・ジョージ・モッセ 『フェルキッシュ革命』、柏書房、1998年。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう