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なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか 単行本(ソフトカバー) – 2014/11/25

3.8 5つ星のうち3.8 55個の評価

【内容】
堀江貴文さん推薦! !
「大学なんて東大以外に行く意味ない。でもこの本を読んだら、近大はあってもいいかもしれないと思うだろう」

「世界初のマグロの完全養殖」と「志願者数日本一」という二つの快挙を成し遂げた裏側には、周到な準備と徹底した改革があった――ビジネスのヒントがたくさん詰まった著者渾身のノンフィクション!


【目次】
はじめに――近大の「なぜ」には「理由」がある

第1章 志願者数トップの理由
1 なぜ、女子の感性にアピールできたのか
2 なぜ、受験料を割引いたのか
3 なぜ、志願者数日本一になったのか

第2章 近大マグロを誕生させた大学力

1 なぜ、大学のレストランに大行列ができるのか
2 なぜ、水産研究所がベンチャー企業を作るのか
3 なぜ、大学が大ヒット商品を生み出せるのか

第3章 教育と経営が共存する秘訣

1 なぜ、大学の入学式を芸能人がプロデュースするのか
2 なぜ、論文や研究を社会につなげていくのか
3 なぜ、大学が稼ぐのか

第4章 若者の心をつかむ情報発信力

1 なぜ、近大の記者発表が注目されるのか
2 なぜ、頻繁にニュースリリースを出すのか
3 なぜ、大学がブランドを構築するのか

第5章 近大が日本一へと躍進した原点

1 なぜ、「スーパーグローバル大学」に選ばれなかったのか
2 なぜ、「英語村E3〔e-cute〕」は成功したのか
3 なぜ、「ガバナンス」が必要だったのか

あとがき
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商品の説明

著者について

山下柚実(やました・ゆみ)
作家・コラムニスト/五感生活研究所代表。
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
身体と社会との関わりに関心を持ち、「五感」を中心テーマに据えて取材を重ねてきた。
月刊誌連載、新聞エッセイ、ネットコラムなど数多く手がける。
第一回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。
著書に『〈五感〉再生へ』(岩波書店)、『都市の遺伝子』(NTT出版)、
『給食の味はなぜ懐かしいのか?』(中公新書ラクレ)、『「五感力」を育てる』(中公新書ラクレ・共著)、
『年中行事を五感で味わう』(岩波ジュニア新書)、『日経トレンディ ヒット商品航海記』(日本経済新聞出版社・共著)他多数。
江戸川区景観審議会委員、元環境省・感覚環境のまちづくり検討委員。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2014/11/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/11/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334978029
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334978020
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 55個の評価

著者について

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山下 柚実
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近畿大学は2014年に明治大学を抜いて志願者数で日本一になった。本書は、その人気の原因の分析をしたもので、豊富な白黒写真(インタビューした学生など)と図が適当に含まれており、読みやすいので半日で通読できる。第1章“志願者数トップの理由”を21-58ページで次の3節に分けて分析。1.近畿大学は、従来は、バンカラな「大衆大学」で、相撲(朝潮、旭富士)やボクシング(赤井英和)など格闘技系の印象が強かった。ところが、学園祭のようなオープンキャンパスや、女子トイレを男子トイレの2倍の広さにするなどしして明るくきれいなキャンパスにし、女子の感性にアピールし校風を変えた(現在、女子比率が3割を超えたp38)。2.出願をインターネット化することで受験料を割り引いたこと(最初はネット出願を3000円引きにし、後に100%ネット出願に移行)。ネット出願は「ペーパーレス」でエコロジーということから、「エコ出願」とネーミングすることが社会的な関心を読んだ(ネット出願で願書の業務人員も3割軽減し2500万円の経費削減効果をあげた)。3.2014年には3万人の来場者があったオープンキャンパスでの在学生のホスピタリティー。2010年には志願者が8位だった近畿大学が2014年に一位になるまでの推移をグラフで説明。第2章“近大マグロを誕生させた大学力”では59-104ページで、近代マグロのニュースバリュー、近大マグロのレストランの盛況ぶり、マグロの100%養殖が成功するまでの32年間の軌跡を解説。ここでは、マグロの生態が丁寧に説明されることで何故養殖が困難なのかが解説され、近畿大学に興味のない読者でも、楽しめる内容。また、なぜ魚だけは「天然もの」が好まれるかについて分析し、養殖魚自体のイメージをよくしようとする近畿大学の努力を説明。印象的なのは、事業部長の意外な以下の言葉。「私たちの役割は、“魚を売って儲けること”ではないんです。水産研究所が培った技術で、養殖業者にもっと稚魚をたくさん供給し、養殖産業や魚食文化を盛り上げていきたい。誰か一人が勝つのではなくて、魚に関わるみんなが笑えるようにしたいんです。」この言葉は、他の研究一般にあてはまる理想的なものといえるが、著者は、マグロの養殖は、近大が掲げてきた「実学教育」の一つの頂点で、上記の言葉は、大学とは社会に役立つために存在しているという近大の「建学の精神」を示しているとしている。第3章“教育と経営が共存する秘訣”は105-164ページで、2014年に、私立大学の半数が定員割れをし、予備校の代々木ゼミナールが29のうち22校舎を閉鎖するというニュースをはじめとして、以下のトピックを紹介。入学式に近大卒のつんく♂や寺川綾が参加することなどで一生忘れられないものにしたことなど「おもてなし」をすることで、学生のモチベーションを上げる。これにより、中退学者の増加による授業料収入の減少を抑えられれば経営にもプラス。全13学部のうち8学部が理工系。アメリカの大学ランキングURAPで近大が日本では27位、世界では594位にランク。バイオコークス。私立大の決算で近畿大学は首位(近畿大の学生数は3万1千人と屈指の学生数。私立大学では入学金と授業料が収入の半分以上。近大の総合病院から593億円の収入)。国際系学部などを含む超近大プロジェクト。第4章”若者の心をつかむ情報発信力”では165-212ページで、大学広報が記者発表、ブロガーなどを利用し、効果的に宣伝を行っているかを解説し、その目標を、志願者募集の増加とする(沢山の志願者に集まってもらうことは、学生の意欲を向上させ、入試の倍率も上がり、偏差値を上げていくことにつながる)。広報部員は16人。近大マグロは2002年に完全養殖に既に成功していており、2007年ころには名前も聞かれなくなっていたのだが、実学教育を一番わかりやすく伝えるために、広報部が練り上げた戦略。第5章”近大が日本一へと躍進した原点”は213-246ページで、スーパーグローバル大学に選出されなかった近大が、国際化の対応への遅れを弱点とし、近大全体の評価を下げている現実。この対策として、外国語・国際系新学部、インターナショナルフィールドの創設、英語村の活動を紹介。

本書の写真は、残念ながら全て白黒であるので、本書に興味を持った読者には、カラー写真が豊富なAERAの近畿大学(近代パワーでニッポンを救う!)を勧めたい。本書で書かれているオープンキャンパスなどの内容がより明らかに感じられると思われる。
興味深い事項は以下。

日本の四年生大学の進学率は50%を超えている(二人に一人が大卒)。p12

東大阪キャンパスの面積は甲子園球場12個分で、学生は2万人。p28

これまで大学にいなかった(女)学生を増やすこと。それは、日本経済を立て直すために女性お力を借りようという、ウーマノミクスと同じような理屈だった。p37

世界のマグロの4分の1を、日本人が食べている。p62

日本の大学生の退学率は8.1%。p118

天才が開発した独創的な原理や技術を、実際に社会の材に変えて運営していくためには、多くの有能な中堅実力者が必要。一人の天才より百人の中堅という分厚い中間層を育てていくことが、実学教育を掲げている私たちの役割(近畿大学リエゾンセンター長宗像惠)p149
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夫婦で関東圏の大学の職員として勤務しています。
近畿大学のことは当然のことながら、明治大学と並んでよく話題にのぼります。
本に述べられていることは、職員であればだいたい想像はつくところではあったので、評価は普通としました。
もう少し、大学経営の核心をついて近畿大学がなぜこんなにも発展したのかを知りたかったです。
(改革のスピードが速いのは、大学組織の改革等も当然あるかと思いますので、そのあたりを詳しく知りたかったです)
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少子化時代の大学経営論で面白く読めました。
「近大マグロ」を再度メディアに取り上げさせたり、広告の媒体の費用対効果を見極めての重点的な広告打ち等、マーケティングの観点からも参考になります。
収支を改善して資金を蓄積して更に教育の為のインフラ、新学部創設に走るというのも、補助金や寄付に依存しがちな日本の大学というより欧米の有名校の手法です。
また志望者日本一になった事に安住せずにモーメンタムが落ちない様に次々に施策を講じていくのも成長企業の行っっていることです。
文庫版になっての増補版部分は「なまずの蒲焼」の開発をフォローしているが、「近大マグロ」の二番煎じの感じがしたのは私だけであろうか?
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幅広い領域が網羅されておりストーリーとしては面白く、大学をめぐる環境変化を理解するのには非常に優れています。ただ、ざっと雑誌と思って読ませていただく内容であり1000円以上だと得をした、という感じはしませんでした。私は勉強になりました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月3日に日本でレビュー済み
2014年度の大学入試で志願者数全国一位に躍り出た近畿大学。大阪という西日本
最大の都市に拠点を置く大学であるが、大阪や関西といっても首都圏と比べれば
人口の差は圧倒的。確かに、本書のタイトルにあるように近畿大学は「ローカル
大学」である。首都圏にない大学が志願者全国一位になるのは初めてのことであ
り、快挙である。その秘密に取材を通して迫ったのが本書である。

特に、これもマスコミで大きく取り上げられた近大マグロの完全養殖や行列がで
きる「近畿大学水産研究所」に1章分を割いて詳しく書かれている。その他には、
女子学生のパウダールームの充実、オープンキャンパスでのおもてなし、不本意
入学生を元気づけるための派手な入学式、エコ出願への完全移行、毎日700人近い
学生に利用されるE3という英語村、産学連携を目的に設置されたリエゾンカフェ、
2020年に完成を目指して進行中の東大阪キャンパスの大整備、大学名がなくても
すぐに近大のものと分かる人目を引くキャッチコピーとインパクトのある絵で構成
されたポスター等々について書かれ、この大学の人気の秘密に迫っている。

やはり、読んでいくと、近大の改革力と行動力に凄さを感じる。そして、その力を
引き出している世耕広成理事長のリーダーシップも素晴らしい。また、他の研究
機関が次々に撤退していく中、赤字でありながらもクロマグロの完全養殖の挑戦
をサポートできる度量がこの大学にあったから、現在の成果に繋がっているのだ
ろう。古典的な大学の概念を崩していく近畿大学のにこれからも注目していきた
いと感じさせてくれる本である。

ただ一点、学生へのインタビューや教育内容への取材がほとんどないのは残念で
あった。近大の躍進を、近大マグロを含めた研究、そして広報や情報発信などの
点から知ることができたが、教育について、特に教員や在学生といった内の視点
から、近大の特徴を知ることは難しかった。大学の躍進であるため、1章分程度
は教育についてふれてもよかったのではと感じ、☆4つと評価させていただいた。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近畿大学の実績をあくまで丁寧に書かれています。実質上、近畿大学は、日本一になりました。総合学園としての近畿大学ブランドに今後も期待したいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表面的な同じことの繰り返しで、字数を稼いでいて、とばし読みをしたくなる内容ですね。もう少し大学のことや高等教育界のことを調べてからの方が、内容に厚みがでると感じました。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月18日に日本でレビュー済み
他のレビュアーの方も指摘しているが、文章が冗長で
もってまわった(それでいてありきたりな)修辞が多い。

また、その修辞の多くがヨイショさならがらの「近大への評価」に
当てられていて、うっとうしい。

内容面では、近年の近大の取り組みは俯瞰されているが、
いかんせん、「入口」にばかり集中しすぎている。

いくら「志願者数」がテーマの中心とは言え、
卒業生の取材&コメントがほとんどないのは不思議だ。

近年の学部改変の目玉であった、2010年新設の総合社会学部からは
すでに卒業生が出ている。

彼らが、どういう進路を選び、どんなキャリアを重ねつつあるか、
きちんと追うべきだろう。

マグロの養殖は確かに立派な業績だが、
ほとんどの学生、卒業生のキャリアにとって、
マグロは関係ないのだ。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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