法学界には二分する大論争が数多くございますが、この神田会社法に対する評価もその一つでしょう。
条文の丸写し、無味乾燥、実は深い、発展的な論点までカバーされている、様々な評価がある。
これらの評価はどれも正しく、ただ”どれを重視するか”の違いに過ぎない。
それでは評価のしようがないではないかとも思いますが、ここで一つ新たな視点を提供したいと思います。
それは教科書としての適格はなにかという観点です。私は教科書とはコンパスであるべきだと考えます。
コンパス足りうるためには、学生に要求される能力の幅を示し、
それを習得する前提となる手がかりを示し、いたずらに膨大にならないものでなければなりません。
これを法学についてみると、確実な定義を示し、関連する判例を示し、学生として検討しておくべき論点を示すことになります。
まさしく神田会社法は教科書の鑑なのです。
しかしあくまで教科書であり、参考書が絶対に必要です。
某予備校本は神田を基に作られているのは公然の秘密ですが、あれを参考書とするのは勧めません。
私ももちろん持っていますが、学生が神田会社法をみて勘違いするような所を見事に間違えて解説されているところがあります。
江頭先生の株式会社法も実務で利用するのに便利なような項目立てになっていますので、辞書としては幾分使いにくい。
私は前田 庸先生の会社法入門を参考書として勧めます
神田会社法は教科書の鑑であり、また、普通の教科書に過ぎないので評価自体は普通の三つで
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会社法 (法律学講座双書) 第11版 単行本 – 2009/3/5
神田 秀樹
(著)
- ISBN-104335302479
- ISBN-13978-4335302473
- 版第十一
- 出版社弘文堂
- 発売日2009/3/5
- 言語日本語
- 本の長さ372ページ
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登録情報
- 出版社 : 弘文堂; 第十一版 (2009/3/5)
- 発売日 : 2009/3/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 372ページ
- ISBN-10 : 4335302479
- ISBN-13 : 978-4335302473
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,674,223位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年9月26日に日本でレビュー済み
本文は352頁である。しかし、小活字部分が全体の半分位あり
それらを通常の活字に直すと優に500頁位にはなると思われる。
そうすると定評ある他の基本書と比べても分量的に書き負けている訳ではない。
内容的にも簡潔にまた淡々と述べてあり会社法の全体をほぼ網羅している。
唯、難点は既述したように小活字部分が多いので時間的になかなか進まないことだ。
まあ百選を読み慣れていれば気にならないだろう。
また、大きな長所は持ち運びの利便性である。コンパクトで軽いので何処ででも
読むことができる。
そして、本書を読む前に岩波の神田・会社法入門をお薦めする。
初学者にとっては、凝縮された本書の良き希釈剤になるかも知れない。
本書で物足りなくなれば、もう会社法の学習は試験対策としては十分だろう。
それだけ本書のレベルは高い。
勿論、答練は他の科目についてもいえるが受けたほうがいい。以上
それらを通常の活字に直すと優に500頁位にはなると思われる。
そうすると定評ある他の基本書と比べても分量的に書き負けている訳ではない。
内容的にも簡潔にまた淡々と述べてあり会社法の全体をほぼ網羅している。
唯、難点は既述したように小活字部分が多いので時間的になかなか進まないことだ。
まあ百選を読み慣れていれば気にならないだろう。
また、大きな長所は持ち運びの利便性である。コンパクトで軽いので何処ででも
読むことができる。
そして、本書を読む前に岩波の神田・会社法入門をお薦めする。
初学者にとっては、凝縮された本書の良き希釈剤になるかも知れない。
本書で物足りなくなれば、もう会社法の学習は試験対策としては十分だろう。
それだけ本書のレベルは高い。
勿論、答練は他の科目についてもいえるが受けたほうがいい。以上