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「甘え」の構造 [増補普及版] 単行本 – 2007/5/15
購入オプションとあわせ買い
「甘やかし」と「甘ったれ」が蔓延している。
変質しつつある日本社会の根底に横たわる危機を
鋭く分析した書下し論考<「甘え」今昔>を加えた増補普及版!
----いまこそ読まれるべき不朽の名著
●1971年の刊行以来名著の名をほしいままにしてきた本書は、三十数年後の
今日も読み継がれている古典です。
本書で著者は「甘えるな」というありきたりの処世訓を説いたのではな
く、日本社会において人々の心性の基本にある「甘え」「甘えさせる」人間関係
が潤滑油となって集団としてのまとまりが保たれ、発展が支えられてきたこと
を分析して見せたのです。
しかしその後日本の社会と文化は大きく変質し、油断ならない、ぎすぎすし
た関係を当然とする社会風土が形成されてきました。それはすなわち、良き「甘
え」が消失し、一方的な「甘やかし」や独りよがりの「甘ったれ」が目立つ世の
中になったことも意味するのです。
いまこそ、本書を通じて、なぜかくも生きづらい世になってしまったの
か、日本社会はどうあるべきなのかをじっくり考えてみましょう。
- ISBN-104335651295
- ISBN-13978-4335651298
- 出版社弘文堂
- 発売日2007/5/15
- 言語日本語
- 本の長さ318ページ
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登録情報
- 出版社 : 弘文堂 (2007/5/15)
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- 言語 : 日本語
- 単行本 : 318ページ
- ISBN-10 : 4335651295
- ISBN-13 : 978-4335651298
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「要するに「甘え」はしばしば困った結果を生み、その方が目につきやすいかもしれないが、しかし本質的にはそれはよいものであるというのが私の主張であった。」
甘えのうちで世の中にとって困った存在、迷惑な存在なのは、氏が「甘やかし」と「甘ったれ」と呼ぶものであり、そのどちらも相手に対する打算的な意思があって行うものであり、肯定的に捉えるべき乳児が母親に対して抱くような原始的で本質的な「甘え」とは区別すべきだというのが作者の主張するところです。
土居氏が本書と「続甘えの構造」の2冊の書籍で述べている内容は、単に精神医学とか精神分析の範疇を大きく超えていて、氏は思想家と呼んだ方が良いようにも私は思うのですが、こと「甘え」という範疇に関する限り、国内外の歴史・文化から、キリスト教や仏教などの宗教に関してや、また特に言語学的な観点などから深く考察を加えています。
Amazonで書籍を検索しても、「甘え」というものに関して専門的に記述した書籍がほとんど土居氏以外に見つからないのですが、できれば「甘え」について専門的な立場からがっぷり四つに考え方を戦わせた書籍も読んでみたいと思いました。
「甘えの構造」と「続甘えの構造」の内容の違いについて、簡単に紹介しておきます。
「甘えの構造(増補版)」は昭和46年2月に初版が発行された「甘えの構造」に対して、平成19年5月に「『甘え』今昔」の一文が巻頭に追加されているほか、創刊20周年で追加された「『甘え』再考」が巻末に収録されています。
続~でないこちらの方は、系統立てて「甘え」について考えを記述した内容になっていると言えるかと思います。
「続甘えの構造」の方は平成13年2月に初版が発行されており、「甘えの構造」で記述された内容をベースとして、その内容を歴史的・文学的に文例を示したり、「甘え」の概念をさらに掘り下げたり、甘えというものが社会の中にどのような影響を与えているかを示したりしています。
私は「続甘えの構造」も読みましたが、続の方では本書の内容をさらにいろいろな角度から掘り下げているので、本書で感銘を受けた方なら続の方も読む価値があるのではないかと思います。
日本人論はルース・ベネディクトの「菊と刀」で十分。
甘えの言語的アプローチや文化的アプローチが際立っていて名著です。
日本の同質的民族性と島国であることが遠因で甘えベースの人間関係が
培われたことが分かります。粋も侘び寂びも甘えの関係性で紐解くこと
が出来て新発見でした。大人の幼稚化も終章で嘆いていますが、
やはり一人一人が成熟することが大事だとは思いますが、環境上なかなか
成熟するのが困難な時代であると思いました。(『幼少の帝国』も参照)
都会では個人化が進みソロ活で単身者が増えて未熟者で真の自立も出来ず
に甘えも上手で無く、冷たい個人主義の人間ばかり量産されている印象も
あります。ソロ活と未熟者と甘えの関係性で消費ばかりのソロ活で成熟の
道も遠く、人それぞれ甘えれない状態でジレンマを抱えたままの個人ばかり
という風潮を感じてしまいました。受け身の被害者面の人が多くなるのも
自分を含めて同感です。かわいいと正しいばかりが跋扈する時代の
令和版の甘えの構造もみたいです。自助で結婚率上昇のキーでもあると
思いました。甘え上手の寂しんぼうは既に許されない?甘えも共依存で
是正対象?甘え拒否の生き方は生き辛さの裏返し?
ほとんどの人がそうだと思いますが、「甘える」という言葉自体は小さいころから知っていて(〇〇ちゃんは甘えん坊ですね、と親戚や知り合いの大人から言われる)、それが何を意味しているかはわかっているものの、著者ほど深く考える人はいないでしょう。私自身も人生で初めて「甘えるとは何か」というお題を深く考えさせられた気がします。
甘えることは依存欲求ではありますが、より根源的には同一化欲求である、という説明は腹落ちしました。すると日本には「同調圧力」という言葉がありますが、実はその圧力は外部からというより自分自身の内部から生まれているのではないかとも感じました。またコロナウイルスによってサラリーマンの多くが強制的にテレワークをしましたが、テレワークに反発する人も多かったと聞きます。これなどは日本人の「甘え」、つまりテレワークでは組織との一体感、同一感が失われるとする危機感のあらわれと見ることも可能かと思いました。
本書では日本だけでなく西洋(欧米)との対比もなされていますが、私が最も興味深かったのは、なぜ欧米人は個人主義が進んだのか、という点についての最後の著者の主張です。欧米でも中世までは単一組織にしか所属することが許されていなかったが、近代化の過程で複数の集団に所属することができるようになった。これこそが自己意識、あるいは個人主義の強まりにつながっているのであって、確かに1つの組織への忠誠を誓わされ、転職や副業も欧米ほどは容易でない典型的な日本企業に働いている人の場合は、「その組織から放逐されないこと(同一化を維持すること)」が最大の関心事になるのでしょう。つまり裏返せば、日本でも転職や副業/兼業が欧米並みに当たり前になったとき、「甘え」は徐々に見られなくなる、ということなのかもしれません。本書は様々な思考のきっかけを与えてくれる良書でした。
ところどころ知っている本(タテ社会の人間関係、日本の思想、など)が参考文献に出ていてニヤリとしました。
「自由」という言葉は元々仏教用語で福沢諭吉が翻訳するときに現代の意味で使用したと思いますが、「昔から使われていた」と書かれていました。実際はどうなのか知りたいと思いました。
ただ、「甘え」の定義がところどころぶれていて、論理の飛躍が甚だしく、まともな考え方として受け止めることはできませんでした。
精神科医としての知識について断定的に書かれていて「本当にそう決まっているのかな?」と思える記述が多かったです。
著者の日本人観が画一的で単純化され過ぎているなと思いました。
漢字を使いすぎないように書いている努力がみられますが、平仮名で書かれているせいで余計に読みにくくなっているところがいくつもありました。