無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
北斎妖怪百景 単行本 – 2004/7/1
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社国書刊行会
- 発売日2004/7/1
- ISBN-104336046360
- ISBN-13978-4336046369
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
妖怪か、芸術か。葛飾北斎の妖怪が大集合。錦絵、肉筆画、読本挿絵、北斎漫画、化物和本草…、北斎の書きつけた異形のほとんどを収録した妖怪百景。
登録情報
- 出版社 : 国書刊行会 (2004/7/1)
- 発売日 : 2004/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4336046360
- ISBN-13 : 978-4336046369
- Amazon 売れ筋ランキング: - 643,340位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1963年生まれ。北海道小樽市出身。
日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。
1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年8月11日に日本でレビュー済み
『北斎妖怪百景』(京極夏彦・多田克己・久保田一洋編著、国書刊行会)には。葛飾北斎が描いた生々しい妖怪たちが勢揃いしています。
例えば、「生首図」は、このように説明されています。「殺害された者の生首なのだろうか、悔しさのあまり歯噛みしている表情は、『殺されたって死ぬものか』と言っているかのようだ。画面には供養のための柄杓も見え、あるいは生首は成仏できない死者の亡魂の出現なのかもしれない」。夢に出てきたら、うなされそうな凄まじい表情をしています。
「北斎妖怪画の代表作『百物語』を見てみよう。位牌に巻き付く蛇、蚊帳から顔をのぞかせる骸骨、血を流す赤子の頭を毟り取る般若、皿に怨念を重ねた轆轤首、上眼使いの恨めしそうな提灯。想像と現実の間を、見る人の感情が、あまりにも行き来しやすい。リアルすぎるのだ。北斎のもつ、この生々しさは、一体どこから来たのだろうか」。
「北斎が本格的に怪奇表現に傾倒するのは、文化初(1804)年、45歳の頃からである。それは読本(よみほん)の挿絵で発揮された」。
「『北斎漫画』は、北斎の絵本として余りにも名高く、数々の妖怪・幽霊・化物が登場している。手長・足長・三ツ目・轆轤首・鬼・天狗、河童や人魚など、人間と動物の中間的な化物が多い。それが一般の人物に混ざって登場し、時には芸をして見せるので、現実と空想の間で、一種のユーモアが生じている。それが救いなのかもしれない。妖怪の大半は、現実に存在する身体の一部を部分的に誇張したり、別々の部分同士を結合させて描いているのだから、リアルで生々しい」。
「北斎が、あえて目に見えない妖怪・幽霊を描くと、『百物語』にしても生々しく、さながら現実的で恐ろしい。リアリスト北斎のなせる業である。対象の本質を捉えようとした北斎が絵で訴えたものは。目に見えて見えないものであり、一番恐ろしいのは真の現実である。これは時代を越えて。現代社会にも多分に通じるものがあろう」。
例えば、「生首図」は、このように説明されています。「殺害された者の生首なのだろうか、悔しさのあまり歯噛みしている表情は、『殺されたって死ぬものか』と言っているかのようだ。画面には供養のための柄杓も見え、あるいは生首は成仏できない死者の亡魂の出現なのかもしれない」。夢に出てきたら、うなされそうな凄まじい表情をしています。
「北斎妖怪画の代表作『百物語』を見てみよう。位牌に巻き付く蛇、蚊帳から顔をのぞかせる骸骨、血を流す赤子の頭を毟り取る般若、皿に怨念を重ねた轆轤首、上眼使いの恨めしそうな提灯。想像と現実の間を、見る人の感情が、あまりにも行き来しやすい。リアルすぎるのだ。北斎のもつ、この生々しさは、一体どこから来たのだろうか」。
「北斎が本格的に怪奇表現に傾倒するのは、文化初(1804)年、45歳の頃からである。それは読本(よみほん)の挿絵で発揮された」。
「『北斎漫画』は、北斎の絵本として余りにも名高く、数々の妖怪・幽霊・化物が登場している。手長・足長・三ツ目・轆轤首・鬼・天狗、河童や人魚など、人間と動物の中間的な化物が多い。それが一般の人物に混ざって登場し、時には芸をして見せるので、現実と空想の間で、一種のユーモアが生じている。それが救いなのかもしれない。妖怪の大半は、現実に存在する身体の一部を部分的に誇張したり、別々の部分同士を結合させて描いているのだから、リアルで生々しい」。
「北斎が、あえて目に見えない妖怪・幽霊を描くと、『百物語』にしても生々しく、さながら現実的で恐ろしい。リアリスト北斎のなせる業である。対象の本質を捉えようとした北斎が絵で訴えたものは。目に見えて見えないものであり、一番恐ろしいのは真の現実である。これは時代を越えて。現代社会にも多分に通じるものがあろう」。
2020年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単品でこちら購入したのですがまさか剥き出しの状態で商品が紙袋に無造作に入れられた状態でした。
おかげで帯はぐしゃぐしゃ、カバーは傷付きカバーの端が折れていました、中古品?というレベルでした、中身がいいだけに包装が本当に酷くて悲しいです、ただ中身はいいです、なるべく他のものと買ったものがいいのかも…お気を付けください。
おかげで帯はぐしゃぐしゃ、カバーは傷付きカバーの端が折れていました、中古品?というレベルでした、中身がいいだけに包装が本当に酷くて悲しいです、ただ中身はいいです、なるべく他のものと買ったものがいいのかも…お気を付けください。
2014年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北斎の妖怪たちは他の作家たちとは一線を画している。いわゆる妖怪であって幽霊でも悪霊でもない。おどろおどろしさの中にひょうきんさを、凄惨さのなかに笑いを緊張と緩和の産物である。本としてよくまとまっている。
2004年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
葛飾北斎が一人の江戸時代の絵師ではなく、
現代にも通用する、一人のデザイナーとして見ると、
大変参考になると思われます。
構図、色使い、
絵そのものの持つ独特な雰囲気と、
大胆にも繊細なモチーフ。
そのどれもが、現代でも通用するでしょう。
むしろ、斬新なものとして受け入れられる対象と
成りうるかもしれません。
高尚なデザイン本としても購入の価値ありです。
現代にも通用する、一人のデザイナーとして見ると、
大変参考になると思われます。
構図、色使い、
絵そのものの持つ独特な雰囲気と、
大胆にも繊細なモチーフ。
そのどれもが、現代でも通用するでしょう。
むしろ、斬新なものとして受け入れられる対象と
成りうるかもしれません。
高尚なデザイン本としても購入の価値ありです。
2007年9月16日に日本でレビュー済み
北斎の匠(たくみ)の技に、「こいつは、凄い!」と息を呑んだ画集。江戸の天才絵師の描いた妖怪画・化け物画の数々が、「錦絵・肉筆画」「読本挿絵」「北斎漫画」「化物和本草(ばけものやまとほんぞう)」の四つの部屋に分けて展示された一冊です。
なかでも、「地」と命名された「錦絵・肉筆画」の章に、今にも絵が呼吸しはじめ、動き出すのではないかと思わせる妖怪画がありました。『生首図』『幽霊図』『雷神図』『怒涛図 1』が格別のもの凄さで、圧倒されましたねぇ。とりわけ、見開き二頁にわたる『生首図』(部分・拡大)が目に飛び込んできた瞬間のインパクト、ぎょっと息を呑まされた印象が強烈。画狂人・北斎の烈々たる気合と、孤高の高みに達した芸の凄さを、ひしひしと感じました。
「地」「水」「火」「風」と名づけられた四つの展示場に入る前に、冒頭、「北斎の妖怪画」と題した京極夏彦の案内文が掲載されています。アスリートの引き締まった身体を思わせる、緊密で、凛とした文章のたたずまい。本文7頁ほどの分量ですが、読みごたえがありましたね。
縦263ミリ、横186ミリの画集の表紙を飾るのは、『「百物語」こはだ小平二』の錦絵。「百物語」シリーズではこのほか、『お岩さん』『さらやしき』『笑ひはんにや』『しうねん』が展示されています。それぞれの絵の構図が、もう、絶妙の巧さで魅せられてしまう。特に気に入ったのは、『さらやしき』のお菊の亡霊の「口から、ふーっ」かな。
なかでも、「地」と命名された「錦絵・肉筆画」の章に、今にも絵が呼吸しはじめ、動き出すのではないかと思わせる妖怪画がありました。『生首図』『幽霊図』『雷神図』『怒涛図 1』が格別のもの凄さで、圧倒されましたねぇ。とりわけ、見開き二頁にわたる『生首図』(部分・拡大)が目に飛び込んできた瞬間のインパクト、ぎょっと息を呑まされた印象が強烈。画狂人・北斎の烈々たる気合と、孤高の高みに達した芸の凄さを、ひしひしと感じました。
「地」「水」「火」「風」と名づけられた四つの展示場に入る前に、冒頭、「北斎の妖怪画」と題した京極夏彦の案内文が掲載されています。アスリートの引き締まった身体を思わせる、緊密で、凛とした文章のたたずまい。本文7頁ほどの分量ですが、読みごたえがありましたね。
縦263ミリ、横186ミリの画集の表紙を飾るのは、『「百物語」こはだ小平二』の錦絵。「百物語」シリーズではこのほか、『お岩さん』『さらやしき』『笑ひはんにや』『しうねん』が展示されています。それぞれの絵の構図が、もう、絶妙の巧さで魅せられてしまう。特に気に入ったのは、『さらやしき』のお菊の亡霊の「口から、ふーっ」かな。
2005年8月15日に日本でレビュー済み
さすが北斎、白黒画がほとんどだけど、構図とか、色や形とか、すごいかっこいいです!!
私も、絵を勉強しているんですが、構図などがとても勉強になりました!
私も、絵を勉強しているんですが、構図などがとても勉強になりました!
他の国からのトップレビュー
Kindle Customer
5つ星のうち2.0
A rip-off, if you are looking for a visual feast.
2011年12月16日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
My guess is that this is a catalog of an exhibition 0f Hokusai's works, which accounts for its wordiness. It is written in Japanese, which is reasonable, but after a few sumptuous color prints, all the illustrations are black and white scans of execrable quality. If you are looking for a visual feast, save your money -- I wish I had.