あぁ、これはまさにコミック版文体練習だ。
レーモン・クノーの名作「文体練習」とは
1つの状況を99通りの文章で表現したもの。
この「コミック版文体練習」は内容こそ違えど、
1つの状況を99通りのコミックで表現したもの。
comicとmangaを別にしたのも面白かったです。
レーモン・クノーの名作の名に恥じない良質コミックでした。
数学結社ブルバキにレーモン・クノーが
寄稿していたこともメモしておきますね。
他の方のレビューにある、
>>帯にあるように「クリエイターを目指す人々に送るヒント満載の1冊」なんて
>>変な下心は持たず、単純にその想像力(創造力)に感嘆してほしいのだが。
これには同意です。楽しんで読むと良いと思います。
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コミック 文体練習 単行本 – 2006/9/1
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社国書刊行会
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104336048002
- ISBN-13978-4336048004
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登録情報
- 出版社 : 国書刊行会 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4336048002
- ISBN-13 : 978-4336048004
- Amazon 売れ筋ランキング: - 414,289位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,440位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 223,901位コミック
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トップレビュー
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2009年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の漫画からのパロディが多く、ほとんどが日本人に馴染みのないものなので
いまいち面白さを感じられなかった。
元ネタがわかる人が読んだら面白いんだろうと思う。
いまいち面白さを感じられなかった。
元ネタがわかる人が読んだら面白いんだろうと思う。
2012年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
或る問題の解決策について、数人でブレストしても
出てくる案は5つもでたらすごいほう。
1つの素材からこれだくの語り方を思いつけるはすごい。
えっ?これってあり?ってのもあるけど、読んで損はないです。
出てくる案は5つもでたらすごいほう。
1つの素材からこれだくの語り方を思いつけるはすごい。
えっ?これってあり?ってのもあるけど、読んで損はないです。
2014年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひとつのストーリーが、さまざまな解釈(文体)によって
まったく違う表現になります(うまく説明できません…)。
頭がマッサージされるようで、何度読んでも面白いです。
まったく違う表現になります(うまく説明できません…)。
頭がマッサージされるようで、何度読んでも面白いです。
2019年5月16日に日本でレビュー済み
本家 『文体練習』とは異なる一場面について、何十種類も描かれています。
よくぞこんなに思いつくなと、著者の発想力に感心しました。
しかし日本ではあまりポピュラーではない漫画家の書体を真似たものも多く、
元ネタが分からなければ楽しめないものもありました。
よくぞこんなに思いつくなと、著者の発想力に感心しました。
しかし日本ではあまりポピュラーではない漫画家の書体を真似たものも多く、
元ネタが分からなければ楽しめないものもありました。
2006年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語以上に語りの文体を重視する読者であるなら(私自身がそうなのだが)、レーモン・クノーが「文体練習」で行ったことは目から鱗だっただろう。日常生活のある1場面を99通りもの語りで表して見せるというものだったのだから。ただし、仏語と日本語の違いもあり、翻訳者の努力に支えられた日本版「クノーの『文体練習』」にならざるを得なかったのも、仕方のない話であった(それもまた別の魅力を見せていたし、意図は伝わったのだから、完璧な翻訳など「ないものねだり」なのだろう)。今回は、全く別の1場面をコミックの形式で語るということで、さらに別の形式の探求になっている。クノーの精神を尊重しつつ全く別の作品なのだ(コミックであるだけに、吹き出しのセリフ以外はオリジナルに近い形で堪能できるのも嬉しい、といってもまたしても完全な訳にはなりえないし、日本人には馴染の薄い作家風のものもある)。ただ、帯にあるように「クリエイターを目指す人々に送るヒント満載の1冊」なんてことより、変な下心は持たず、単純にその想像力(創造力)に感嘆してほしいのだが。
2006年11月1日に日本でレビュー済み
洒落の利いた言語実験で、スタイルが物語の重要な要素である事を改めて示してくれた、レーモン・クノーの「文体練習」―。
本書はそれにコミックで挑戦したというのだから、購入せずにはいられまい。
作者は“ウバポ”(奇妙な規則を設定する事によってマンガ表現の可能性を探るグループ)の一員というだけあって、
本家に負けない独自の発想を、漫画ならではの手法で見事に表現している。
その引き出しの多さに感心するのはもちろんなのだが、
時に暴走と言ってもいいほど大胆な発想で語られる作品もあって、バカバカしさや皮肉についつい笑ってしまう。
平凡なストーリーが様々に変化し、違った色を見せてくれるのは、こんなにも気持ちのいいものなのか、と思う。
本家と合わせて言語と視覚での表現の違いを比べてみるのも面白いだろう。
本書はそれにコミックで挑戦したというのだから、購入せずにはいられまい。
作者は“ウバポ”(奇妙な規則を設定する事によってマンガ表現の可能性を探るグループ)の一員というだけあって、
本家に負けない独自の発想を、漫画ならではの手法で見事に表現している。
その引き出しの多さに感心するのはもちろんなのだが、
時に暴走と言ってもいいほど大胆な発想で語られる作品もあって、バカバカしさや皮肉についつい笑ってしまう。
平凡なストーリーが様々に変化し、違った色を見せてくれるのは、こんなにも気持ちのいいものなのか、と思う。
本家と合わせて言語と視覚での表現の違いを比べてみるのも面白いだろう。