石蹴りという遊びについて、ここまで調べあげた著書はあるのだろうか?
こどもの調べものに役立っただけでなく、大人も大量の図版に興味をもちました。
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伝承遊び考 4 じゃんけん遊び考 単行本 – 2008/7/1
加古 里子
(著)
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- 本の長さ397ページ
- 言語日本語
- 出版社小峰書店
- 発売日2008/7/1
- ISBN-104338226048
- ISBN-13978-4338226042
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商品の説明
著者からのコメント
筆者が実際の子どもに接するようになったのは、一九五〇年頃。以来五〇年程の間、全国から提供された延べ二九万余の資料を分析考察したのが4冊の本書である。しかし単に遊び方や面白さを羅列したものではない。
子どもの遊びは種類も多いが、同系で少異なのが多数ある。なぜ同じようなのがあるのか、どうして違ったものができたのかを探ってゆく間、気付かなかった暗流や大きな基本事項が浮かび上がってきた。
そもそも伝承遊びは、みな子ども大衆の力で作られ、支持されてきた。たとえ一時期一地域で特定の子が案出したとしても、他の子の共感がなければ消滅し、他への伝播は絶えてしまう。したがって遊びの背後には無名普通の子の判断選択があり、それにより遊びが保持されてきたのである。
また、円や四角を組み合わせた図形で行う石けり遊びでは、その区画の数や並べ方で多くの変化が展開されるが、場所や体力の制約から、一定の限度に達すると、次は異なった人型図形等へ変わってゆく。このより高い内容や目標への飛躍は、子の持つ「向上」の姿勢である。
一方、鬼遊びなどでは、必ず幼少児のため、「タンマ」や「ミソッカス」の対策がある。それは体力能力による優劣勝敗のみの追求ではなく、同じ仲間として楽しみを共有しようという「共生」の精神の発露であろう。
こうした素晴らしい生きる姿勢と人間性は、各種のネーミングや囃し言葉、歌曲、ユーモアに富む罰則などにも見出すことができる。
以上のような遊びの宝を独り占めしては申し訳なく、また快く資料をくださった子どもと有志の方々へ、一刻も早く恩返しの報告としてまとめたのが本書である。全国の親御さんはもちろん、大人の方全員に、遊びの背後で子どもたちがこんなにも気高く、意欲を持って生きようとしていることを知っていただきたいと願っている。
子どもの遊びは種類も多いが、同系で少異なのが多数ある。なぜ同じようなのがあるのか、どうして違ったものができたのかを探ってゆく間、気付かなかった暗流や大きな基本事項が浮かび上がってきた。
そもそも伝承遊びは、みな子ども大衆の力で作られ、支持されてきた。たとえ一時期一地域で特定の子が案出したとしても、他の子の共感がなければ消滅し、他への伝播は絶えてしまう。したがって遊びの背後には無名普通の子の判断選択があり、それにより遊びが保持されてきたのである。
また、円や四角を組み合わせた図形で行う石けり遊びでは、その区画の数や並べ方で多くの変化が展開されるが、場所や体力の制約から、一定の限度に達すると、次は異なった人型図形等へ変わってゆく。このより高い内容や目標への飛躍は、子の持つ「向上」の姿勢である。
一方、鬼遊びなどでは、必ず幼少児のため、「タンマ」や「ミソッカス」の対策がある。それは体力能力による優劣勝敗のみの追求ではなく、同じ仲間として楽しみを共有しようという「共生」の精神の発露であろう。
こうした素晴らしい生きる姿勢と人間性は、各種のネーミングや囃し言葉、歌曲、ユーモアに富む罰則などにも見出すことができる。
以上のような遊びの宝を独り占めしては申し訳なく、また快く資料をくださった子どもと有志の方々へ、一刻も早く恩返しの報告としてまとめたのが本書である。全国の親御さんはもちろん、大人の方全員に、遊びの背後で子どもたちがこんなにも気高く、意欲を持って生きようとしていることを知っていただきたいと願っている。
著者について
一九二六(大正一五)年福井県武生町生まれ。一九四八年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。
民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。一九五九年から絵本作家としての道に進み、一九七三年に勤務先を退社後、作家活動に専念しつつ、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめる。
また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障害児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補修校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行う。
『子どもと遊び』(大月書店)、『遊びの四季』(じゃこめてい出版)、『日本の子どもの遊び』(青木書店)、『私の子ども文化論』(あすなろ書房)など著書多数。
現在、教育、文化、科学技術、福祉に関する総合研究所を主宰。
民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。一九五九年から絵本作家としての道に進み、一九七三年に勤務先を退社後、作家活動に専念しつつ、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめる。
また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障害児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補修校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行う。
『子どもと遊び』(大月書店)、『遊びの四季』(じゃこめてい出版)、『日本の子どもの遊び』(青木書店)、『私の子ども文化論』(あすなろ書房)など著書多数。
現在、教育、文化、科学技術、福祉に関する総合研究所を主宰。
登録情報
- 出版社 : 小峰書店 (2008/7/1)
- 発売日 : 2008/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 397ページ
- ISBN-10 : 4338226048
- ISBN-13 : 978-4338226042
- Amazon 売れ筋ランキング: - 961,130位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,288位文化人類学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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1926年、福井県に生まれた。東京大学工学部卒業後、民間会社の研究所に勤務しながら、セツルメント運動、児童文化活動に従事し、児童文化の研究・創作を続けたあと、現在は独立し、教育文化や絵本、子どものための科学の本、放送などの分野で広く活躍している。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 だるまちゃんとてんじんちゃん (ISBN-13: 978-4834022469 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月16日に日本でレビュー済み
膨大な素材と、広範な資料によってまとめられた労作である。
確かに子どものころ、じゃんけんのほかに「イシケン」「ムシケン」などという違ったバージョンのじゃんけんも存在した。長年不思議に思っていたが、本書では「じゃんけん」の原型としての「ムシケン」「イシケン」などが由来や分布とともに記述されており、興味深い。
文化とも言えるじゃんけんは、「8時だよ全員集合」の影響で1980年代以降「最初はグー」の掛け声にほぼ全国統一されてしまい、類型化されるほどの多様性はもう存在しないと思われる。文化が消える直前にまとめられた本書の意義は大きい。
第1章から3章までは、全国に散見されるさまざまなじゃんけんの類型化に費やされており、精読するようなものではなく資料としての意味合いが強い。
他方、第4章「じゃんけんとその遊びの集約と結語」で、4部作を通じた筆者の遊びにに対する一定の効用実益の理解が述べられている。
特に以下の3点について強調されている。
「自発的実体験による地域環境の理解認識。」
「幼少児を含む連帯意識と共生活動。」
「反道徳への傾斜発生と低俗性への関心発散。」
筆者は、子どもは人格形成のためにじゃんけんをするのではなく、遊びたいから遊ぶのであってそれ以上のなにものではないことを強く強調している。
確かに、今の子供は遊ばない。また、大人が指示しなければ遊びの方法が分からず、また自分たちで生み出すこともできない。遊びに対する潜在的な能力がかなり欠如しているように見える。
しかし、大人が遊びの効用のみに目を取られ、さあみんなで遊びましょうと介入したところで、子どもにはなにも響かないわけであるし、余計なお世話である。子供の潜在能力を信じ、新たな遊び文化が生み出されることを願う。
確かに子どものころ、じゃんけんのほかに「イシケン」「ムシケン」などという違ったバージョンのじゃんけんも存在した。長年不思議に思っていたが、本書では「じゃんけん」の原型としての「ムシケン」「イシケン」などが由来や分布とともに記述されており、興味深い。
文化とも言えるじゃんけんは、「8時だよ全員集合」の影響で1980年代以降「最初はグー」の掛け声にほぼ全国統一されてしまい、類型化されるほどの多様性はもう存在しないと思われる。文化が消える直前にまとめられた本書の意義は大きい。
第1章から3章までは、全国に散見されるさまざまなじゃんけんの類型化に費やされており、精読するようなものではなく資料としての意味合いが強い。
他方、第4章「じゃんけんとその遊びの集約と結語」で、4部作を通じた筆者の遊びにに対する一定の効用実益の理解が述べられている。
特に以下の3点について強調されている。
「自発的実体験による地域環境の理解認識。」
「幼少児を含む連帯意識と共生活動。」
「反道徳への傾斜発生と低俗性への関心発散。」
筆者は、子どもは人格形成のためにじゃんけんをするのではなく、遊びたいから遊ぶのであってそれ以上のなにものではないことを強く強調している。
確かに、今の子供は遊ばない。また、大人が指示しなければ遊びの方法が分からず、また自分たちで生み出すこともできない。遊びに対する潜在的な能力がかなり欠如しているように見える。
しかし、大人が遊びの効用のみに目を取られ、さあみんなで遊びましょうと介入したところで、子どもにはなにも響かないわけであるし、余計なお世話である。子供の潜在能力を信じ、新たな遊び文化が生み出されることを願う。