山田風太郎=山田誠也少年が中学の悪友に当てた手紙をまとめたもの。
(往復書簡集ではないので注意。山風の書いた往信のみです)。
中学時代の本の大量万引き(!)など、山風の読書癖を物語るエピソードともいえましょう。
中学生活のエピソードは『天国荘奇譚』や『青春探偵団』の元ネタ。
さらにアマベツ親王のモデルとなったらしい狂人アベ松親王(アマベツ→アベマツ=アナグラムですね)が出てきたりと、
風太郎愛読者には興味深いエピソードが満載です。
自らの将来に関しても、
「愚劣なる大衆を興趣の坩堝に叩きこんで引ん廻すテエマと構成力のみはあると確信する」
という、まさに後のミステリ作家、忍法帖作家を自負するかのような発言も。
あとがきで触れられていますが、
短篇『芍薬屋夫人』のプロットが昭和20年には既に完成している事なども見逃せません。
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山田風太郎疾風迅雷書簡集: 昭和14年~昭和20年 単行本 – 2004/11/1
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社神戸新聞総合印刷
- 発売日2004/11/1
- ISBN-104343002659
- ISBN-13978-4343002655
登録情報
- 出版社 : 神戸新聞総合印刷 (2004/11/1)
- 発売日 : 2004/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4343002659
- ISBN-13 : 978-4343002655
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,206,058位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,656位日本文学(日記・書簡)
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著者について
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1922年、兵庫県生まれ。東京医科大学卒業。47年、「宝石」新人募集に応募した「達磨峠の事件」がデビュー作。48年「眼中の悪魔」で第2回探偵作家 クラブ賞短編賞を受賞。その後「甲賀忍法帖」を始めとした忍法帖シリーズなどを精力的に発表した。2000年、日本ミステリー文学大賞受賞。01年7月死 去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 八犬傳 下(新装版) (ISBN-13: 978-4331614044)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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