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趣都の誕生: 萌える都市アキハバラ 単行本 – 2003/2/1
森川 嘉一郎
(著)
いつの間にかアキハバラ全体が巨大な「個室」になっている! たどり着いてしまった前代未聞の未来風景の出現を、新世代の論客が鮮やかに解き明かすまったく新しいオタク論、都市論の登場!!
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2003/2/1
- ISBN-104344002873
- ISBN-13978-4344002876
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
趣都の誕生 萌える都市アキハバラ
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( 宮永博行)
(日経アーキテクチュア 2003/05/12 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
出版社からのコメント
“未来”を超えるアキハバラを解き明かす! 東京のいま、についてのこの新しい解釈学的視点が、これまでの景観論、計画論、共同体論のすべてを、無効にしてしまうだろう。(磯崎新氏)
今、秋葉原が大変なことになっています。もはや家電の街ではありません。無数のアニメやゲームの美少女キャラクター達で埋め尽くされた、オウムのサティアンのようなビル群。まるで街全体が巨大なオタクの「個室」になってしまったかのようです。どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか。本書は、多くのビジュアルとともに、クールな論証でスリリングにその謎に迫ります。そこから立ち現れたのは、人格・趣味・場所の革新的な関係でした。たどり着いてしまった未来風景を鮮やかに解き明かすドキュメント! ぜひご一読を!!
内容(「MARC」データベースより)
趣味が、都市を変える力を持ち始めた。97年から急速に、電気街からオタクのメッカへと変貌を遂げた秋葉原の現象とその背景に焦点をあわせて分析する。東京の「いま」についての新しい解釈学的視点。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2003/2/1)
- 発売日 : 2003/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 271ページ
- ISBN-10 : 4344002873
- ISBN-13 : 978-4344002876
- Amazon 売れ筋ランキング: - 310,370位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 32位マスメディアの参考図書・白書
- - 449位都市開発・都市問題 (本)
- - 3,276位社会一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秋葉原の経済的なのを知りたくて買いました。 昔の秋葉原が知りたくて
2005年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秋葉原が電気街から何故にオタク趣味の街へシフトし始めているのか?
なかなか簡単には説明出来ない現象を作者は面白く述べているように感じました。
特に私はデザインに大きな興味をもてました。
サティアンという建物の姿は、マインドコントロールやメディアに重要性を置いたオウムの戦略。これは、割とオタクの空間というものに似ていることや、小学生の絵が施される200億円のジャンボジェットは公共空間にアニメ絵の美少女の絵が溢れ個室空間の延長へと変貌しているというのもうなずけさせられた。
中央集権から個人化へと移ってさらに個人化が非社会化へと技術感の変化が、人格=空間=都市 を結びつけるカギになっている。
2004年のベネチア・ビエナーレ建築展の日本館に行ってきましたが、他の国を圧倒する展示でした。 恐るべし森川氏
なかなか簡単には説明出来ない現象を作者は面白く述べているように感じました。
特に私はデザインに大きな興味をもてました。
サティアンという建物の姿は、マインドコントロールやメディアに重要性を置いたオウムの戦略。これは、割とオタクの空間というものに似ていることや、小学生の絵が施される200億円のジャンボジェットは公共空間にアニメ絵の美少女の絵が溢れ個室空間の延長へと変貌しているというのもうなずけさせられた。
中央集権から個人化へと移ってさらに個人化が非社会化へと技術感の変化が、人格=空間=都市 を結びつけるカギになっている。
2004年のベネチア・ビエナーレ建築展の日本館に行ってきましたが、他の国を圧倒する展示でした。 恐るべし森川氏
2009年1月28日に日本でレビュー済み
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本書が名著であることは、今さら評者ごときがくだくだしく述べるまでもない。
ただ、原著が出されたのは2003年。それから「アキハバラ」は大きく変貌を遂げた。
文庫化にあたって第6章「趣味の対立」が書き加えられ「その後のアキバ」が記述されている。
おたくの「閉じた趣都空間」がマスコミに露出することでねじれながらさらに発展している。
このへんは今後さらに考察が進められべきところだろうが、筆者の切り込みは相変わらず鋭い。
書棚で発見して「即買い」した一冊。
ただ、原著が出されたのは2003年。それから「アキハバラ」は大きく変貌を遂げた。
文庫化にあたって第6章「趣味の対立」が書き加えられ「その後のアキバ」が記述されている。
おたくの「閉じた趣都空間」がマスコミに露出することでねじれながらさらに発展している。
このへんは今後さらに考察が進められべきところだろうが、筆者の切り込みは相変わらず鋭い。
書棚で発見して「即買い」した一冊。
2012年8月26日に日本でレビュー済み
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全体よりもひとつひとつの節の面白さが際立つ。ディズニーに関しての話、パソコンの話、サティアンの話、ポストモダンの話・・。ただこの本が何だったのかと問われると、よく分からないと答える。秋葉原についての本だったのかどうかも分からない。秋葉原に絡めた本と言うほうが近い表現である気がする。
2005年5月19日に日本でレビュー済み
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うーん、「オタクの街」秋葉原がどのように作られていったのか、という内容を期待して読んだのですが、都市論というよりは建築論みたいな感じで、途中で話がぜんぜんわからなくなって読むのをやめたくなってしまいました。
キャッチーなタイトルをつけるのは自由ですが、ちゃんと本の内容に即したものにして欲しいですね。ちょっと損した気分です。
キャッチーなタイトルをつけるのは自由ですが、ちゃんと本の内容に即したものにして欲しいですね。ちょっと損した気分です。
2004年7月6日に日本でレビュー済み
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~漢字の秋葉原からカタカナのアキハバラに如何にしてなり得たかを建築意匠論家の著者が綴る都市論。磯崎新のコメント付き。 普通なら「民」であるべきはずの都市が、ここに限っては「個」で成立している。 すなわち個室が都市空間へと延長する。~~ 他の地区とは一線を課す。それは広告を見れば顕著に表れる。そこは容易に近づけない何かに覆われているようだ、トマス・モアのみたユートピアともとれたりしないでもない。 最近の外資系ブランドファッションビルの過剰な広告塔化または薄さ軽さ複雑さ透明さとは相反し秋葉原に至っては開口部を極力排したサティアン的な方向へ進みつつある。~~ もちろん世界的にみてもこんなところは無いらしい。 赤と白の配色が比較的多い広告や萌えキャラやギャルゲーな文化で唯一メイドインジャパンで形成されている秋葉原。日本のアイデンティティーはここにしかないのだろうか、それは日本の新しい伝統とも言えるのではないだろうか。そんな事を思ったり。~~ 大塚英志や東浩紀などの見かたとは違う建築側からみたアキハバラ、とても興味深い都市であることは間違いないらしい。~
2009年5月28日に日本でレビュー済み
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2003年の原著を読んであまりにも面白く、またこの文庫版を読んでも相変わらず面白かった。この5年ほどの間、『電車男』やメイドカフェの流行などにより、「萌え」という発想が世間に普及しすぎ陳腐な感じになったので、「萌える都市」という説明などには早くも古臭い印象をうける。またオタク文化の世界的な「売れ行き」や政治的コンテンツ化の展開のため、本書が提示した「官」→「民」→「個」という主導権の推移の図式に対しても疑問が生じてしまう。だが、そんな瑣末な問題を超越して、「趣味が都市(建築)を変える」という本書の主張には圧倒的な魅力がある。例えば昨今では、『らき☆すた』をはじめとする人気アニメやゲームの影響により、ゆかりの神社が「アキバ化」しているというが、これは本書が示した理論のもろに適合する現象であろう。
また文庫版で付加された章では、再開発後の秋葉原の変化や、例の加藤事件に関する著者の見解が述べられている。「オタク・バッシング」と「格差論壇」の対立が目立った加藤事件に関して、ネット上の「祭り」を起すためにあの場所が選ばれた、とあくまでも都市の象徴性に注目した議論をするのは、著者らしいなという気がした。またこの新たな章の最後には、秋葉原の「趣都」化に対する地元民の戸惑いに関しても言及されており、これは原本には全くなかった話なので、かなり示唆深かった。こうした「趣味の対立」が今後の都市のかたちをどう変えていくのか、誠に興味深い。
また文庫版で付加された章では、再開発後の秋葉原の変化や、例の加藤事件に関する著者の見解が述べられている。「オタク・バッシング」と「格差論壇」の対立が目立った加藤事件に関して、ネット上の「祭り」を起すためにあの場所が選ばれた、とあくまでも都市の象徴性に注目した議論をするのは、著者らしいなという気がした。またこの新たな章の最後には、秋葉原の「趣都」化に対する地元民の戸惑いに関しても言及されており、これは原本には全くなかった話なので、かなり示唆深かった。こうした「趣味の対立」が今後の都市のかたちをどう変えていくのか、誠に興味深い。
2006年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
官主導の西新宿、民主導の渋谷池袋台場、そして個(趣味)主導でまちが変化している秋葉原。オタクの趣味の構造が秋葉原という街そのものを変えていると指摘し、サティアン建築やジャンボジェットを引き合いに出しながら興味深く主張している。建築意匠論専門であるだけに、秋葉原建築の窓の小ささを持ち出してきたあたりは面白い。また、社会性を保つために上位文化に染まろうとする現代若者と、防衛的態度をとって征服してやろうとするオタクというのは、的を捉えていると思った。
だが、航空機と軍用機あたりの議論をはじめ、客観的データがないために論拠に乏しい部分が散見された。また、オタクの心理構造についての説明もほしかった気がする。
クロスフィールド・つくばエクスプレスが完成した現在の秋葉原を、筆者はどう読みオタクはどう思っているか? また中野や池袋もオタクの聖地化していることに対して筆者はどう考えるか? このあたりも続編があれば希望したい。
だが、航空機と軍用機あたりの議論をはじめ、客観的データがないために論拠に乏しい部分が散見された。また、オタクの心理構造についての説明もほしかった気がする。
クロスフィールド・つくばエクスプレスが完成した現在の秋葉原を、筆者はどう読みオタクはどう思っているか? また中野や池袋もオタクの聖地化していることに対して筆者はどう考えるか? このあたりも続編があれば希望したい。