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ワイルド・ソウル 単行本 – 2003/8/1

4.2 5つ星のうち4.2 54個の評価

覚醒した怒りが三百発の弾丸と化す! 嵌められた枠組みを打破するために颯爽と走り出した男女の姿を圧倒的なスケールと筆致で描く、史上最強の犯罪小説。幻冬舎創立九周年記念特別作品。
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商品の説明

商品説明

『午前三時のルースター』で2000年のサントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞してデビューを飾った垣根涼介は、旅行会社の添乗員だった経験を生かしたリアルな舞台設定と、繊細な人物描写を得意とする新しい才能である。そんなクライム・エンターテイメント小説の気鋭が、事実を基に練り上げ1年をかけて書き下ろした意欲作が本書である。国の無責任な移民政策による被害者たちの怨恨という難しいテーマを、きめ細かく鮮やかに料理し、読者を突き抜ける爽快感へと導く。

外務省、ひいては日本国にだまされた形で南米へ移住し、辛酸をなめた人間たちの復讐譚(たん)が、骨太につづられる。爽快なリベンジというのは妙な話だし、書名と装丁からも、盛大に人が死んだり大量な血が流れるステレオタイプなクライム・ノベルを想像しがちだが、それはまったくの間違いだ。垣根の作品に共通する要素は、「美意識を共有する者同士は、初対面から信頼しあい決して裏切らない」というテーゼと、自動車マニアやメカ好きなクールガイが多く登場する、という2点。また、ある種の性善説にもとづく博愛的世界観および諦念、それから底辺に生きる人間への優しいまなざしも随所に感じさせる。本作では、それらの「垣根要素」がうまくミックスし、更に2か月にわたる南米取材を糧に、存在感のある登場人物が大活躍する理想のリベンジ譚となった。

主要な登場人物ではないが、外務省襲撃の目撃者で夜ごと首都高をとばすルーレット族の男性が、「機関銃がバンバン撃たれているところを見たかった」「外務省が嫌いだから…ザマアミロって思っていた」と証言する場面がある。読者の気分を代弁すると共に、ヒッチコックのように、一瞬作者が姿を現したようで面白い。今後も目の離せない書き手のひとりだ。(坂本成子)

内容(「MARC」データベースより)

忌まわしい過去を振り切ろうと、男達はそれぞれの別天地(ワイルド・ソウル)を目指す-。東京を縦断しながら、フルスロットルで加速する史上最強のクライム・エンターテインメント。幻冬舎創立9周年記念特別作品。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2003/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 525ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 434400373X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4344003736
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 54個の評価

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垣根 涼介
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変きれいな状態で届きました。
2017年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
各賞の受賞も納得です。基本的には設定にかなり無理のある復讐アクション小説です。全体を通じてのスピード感やラストの爽快さがそれを打ち消していますが、根底に”学校では絶対に教えない/受検では絶対に出ない”が、全日本人が知るべき史実が有るがゆえに荒唐無稽さを感じません。
2014年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
――だが、生活を潤すことはできる。不安をなくすことはできる。必要なものだ」

1961年神戸。
1万トンの新造移民船サンパウロ丸が、
神戸港を出向するところから物語が始まります。

そこから、移民としてブラジル(ジャングル)へ連れてこられた日本人の、
壮絶な生涯が始まります。
ルポを読んでいるかのような緻密で詳細な序章です。

物語は、1961年から43年後の現代がメインです。
現代では、43年前の過酷な移民生活を強いられた生き残りが、
アマゾンで培ったワイルド・ソウルを糧に、
さまざまな境遇の人たちを巻き込んで、
移民政策を実行した当時の日本や、
日本の政策へ復讐するという物語です。

特に、救いのない日本からのブラジル移民を描いている第一章は、
描かれている過酷なアマゾンでの生活から
『この本はいったいこの先どうなるんだ』という不安しかありませんでした。
しかし、本作は大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞の
三冠受賞作とのことで期待して読みすすめました。
結果的に、期待は裏切られることはありませんでした。

400字詰めで原稿用意1314枚の単行本は、
2段組で520ページ強のとても濃厚な内容の一冊です。

最終版の心情吐露が説明的な部分がややくどく感じることもありましたが、
復讐劇に描かれている復讐手段はとても練られているし、
2ヶ月にわたるブラジル取材もストーリーへ存分に活かされている印象です。
私にとっては、気になった点は、
本の評価へ影響を与えるものではありませんでした。

本としての質は大変高いので万人にオススメしたいですが、
若干読者を選ぶように思うので、
僭越ながら星の数は一つ減らさせていただきました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月4日に日本でレビュー済み
面白いけど、1つ疑問。
ブラジルの入植地が過酷な事は、日本に全然伝わってなかったのかな??1961年にブラジルへ行った設定だよね?
明治のブラジル入植なら着いてみてびっくり!って分かるんだけど、1961年くらいならブラジル入植=棄民、外務省の宣伝は嘘ばかりって情報はなかったんだろうか…。明治時代からの先人が日本に手紙で実状を伝えてるんじゃないのかなー?と思った
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変満足しております。
配送についても問題はありませんです。
本自体も問題無し
2014年6月4日に日本でレビュー済み
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スケールの大きさに脱帽します。すごい大きな犯罪?なのに、この結末は…納得出来てしまうところがすごいと思いました
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年10月5日に日本でレビュー済み
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この作家さんの作品は、どれを読んでもまったく外れがない。素晴らしいの一言に尽きる。日本の宝、以上
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
移民の話しは気が重いけど中盤からサクサク読めました。
こちらの作家さんの読んだことのある作品は大抵サクサク読めました。