恩田さんは大好きな作家でほとんど読んでいますが、これはなんだかちょっと…
ラストがああなのはいつものことなのでその点に関して不満な訳ではありませんが、その内容があまりにも…。
最初から中盤までは心理描写がうまくてヒヤッと嫌な気分にさせられて、でも面白いなあ、と感心させられたものです。
が、途中からどうにも読んでてテンションが下がってしまいました。
相変わらずというか、この形式ながら今まで以上に心理描写は秀逸でリアルです。
恩田ファンの間でも読む人を選ぶ本かもしれません。
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Q&A 単行本 – 2004/6/11
恩田 陸
(著)
これからあなたに幾つかの質問をします。
ここで話したことが外に出ることはありません――。
2002年2月11日(祝)午後2時過ぎ、都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。死者69名、負傷者116名。未だ事故原因を特定できず――。次々に招喚される大量の被害者、目撃者。しかし食い違う証言。店内のビデオに写っていたものは?
立ちこめた謎の臭いは? ぬいぐるみを引きながら歩いてた少女の姿は? はたして、これは事件なのか、それとも単なる事故か? 謎が謎を呼ぶ恩田陸ワールドの真骨頂!
ここで話したことが外に出ることはありません――。
2002年2月11日(祝)午後2時過ぎ、都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。死者69名、負傷者116名。未だ事故原因を特定できず――。次々に招喚される大量の被害者、目撃者。しかし食い違う証言。店内のビデオに写っていたものは?
立ちこめた謎の臭いは? ぬいぐるみを引きながら歩いてた少女の姿は? はたして、これは事件なのか、それとも単なる事故か? 謎が謎を呼ぶ恩田陸ワールドの真骨頂!
- 本の長さ309ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2004/6/11
- ISBN-104344006232
- ISBN-13978-4344006232
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商品の説明
出版社からのコメント
東京郊外の大型スーパーで多数の死傷者を出す大事故発生! しかし事後、数カ月経 っても原因は一向に究明されなかった。村上春樹『アンダーグランド』の筆致でJ.G. バラードの『殺す』を表現したかのようなリアルかつシリアスな、まさに現代のドラ マ。最初から最後まで“Q&A(質問と答え)”だけで構成され、これぞ小説の醍醐 味! ともいうべきおもしろさ。読み出したら止まりません!
内容(「MARC」データベースより)
これからあなたに幾つかの質問をします。ここで話したことが外に出ることはありません-。これぞ小説! 質問と答え(Q&A)だけで物語が進行するリアルでシリアスなドラマ。謎が謎を呼ぶ「恩田陸ワールド」の真骨頂。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2004/6/11)
- 発売日 : 2004/6/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 309ページ
- ISBN-10 : 4344006232
- ISBN-13 : 978-4344006232
- Amazon 売れ筋ランキング: - 391,522位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,332位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年12月20日に日本でレビュー済み
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小学生のころ図書館で借りて読んだトラウマ小説。再読。
時が経ち色んなことを把握して読むと、これまたおもしろい。
恩田陸さんの本、全部は読んでいませんが、この物語の社会の感じ、客観的な感じが
特別に好きです。
時が経ち色んなことを把握して読むと、これまたおもしろい。
恩田陸さんの本、全部は読んでいませんが、この物語の社会の感じ、客観的な感じが
特別に好きです。
2004年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Mデパートで起こった集団パニック。
死者が出ているにもかかわらず、原因が不明。
事件に係わりのある人たちの証言を元に、少しずつ事件の全体像を把握しようとするが犯人が見つからない。
すべて対話だけで話が進んでゆくが、ざわっと鳥肌が立つような、何か不安な展開を予感させる恩田さんの文章は、いつもながら読んでいて「うまいなあ」と感激してしまう。
死者が出ているにもかかわらず、原因が不明。
事件に係わりのある人たちの証言を元に、少しずつ事件の全体像を把握しようとするが犯人が見つからない。
すべて対話だけで話が進んでゆくが、ざわっと鳥肌が立つような、何か不安な展開を予感させる恩田さんの文章は、いつもながら読んでいて「うまいなあ」と感激してしまう。
2017年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オチが???だった。
インタビュー形式で徐々に明らかになっていく現場の様子には引き込まれたが、結局何だったろう…という感じでした。
インタビュー形式で徐々に明らかになっていく現場の様子には引き込まれたが、結局何だったろう…という感じでした。
2018年11月15日に日本でレビュー済み
久しぶりに一気読みするほど引きつけられました。結局どうなの ってずっと考えながら。このような作品だと最後の締めが全てだと思います。詰めが甘いですね、なんだ って感じ。オチがしっかりしていないと楽しめない自分としては高得点はつけられませんが、小説の展開の仕方という点では、非常に良くできた作品だと思います。
恩田作品は映画にもなった夜のピクニックしか読んだことがありませんでしたが、他のも読んでみようと思います。
恩田作品は映画にもなった夜のピクニックしか読んだことがありませんでしたが、他のも読んでみようと思います。
2019年9月11日に日本でレビュー済み
私はこの小説大好きで、もともと単行本持ってたのですが、誰かに貸したか、引っ越しやら何やらで紛失したかなんかで、泣く泣く文庫本で買い直しました。最近再読しましたが、やっぱり一番大好きな本です。
2005年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恩田陸さんの本を初めて読みました。某タレントさんがおすすめしていて「どれどれ?」という感じだったのですが、たしかに面白い!会話だけで構成されている小説は読んだこと無かったのですが、想像力がどんどんふくらみ、人間の怖さや本性、弱さが浮き彫りになって、気づいたら一気読みでした。でもほかの方も書いてましたが、最後は「うう~ん?」という感じ。でも嫌いじゃないです、こういうの。ほかの本もよんでみようと思います。
2005年5月13日に日本でレビュー済み
う~ん、途中まではかなり面白い。ショッピングセンターで起きた事件の状況が、どんどん紡がれていき、そして目に見えない恐怖、人間のパニック心理が引き起こす恐怖に、背筋が冷たくなった。
しかし、明らかに終盤から物語のトーンが変わる。前半とは違って、インタビュアーとインタビュイーがめまぐるしく変わって、ストーリーが僕の求める方向とは、どんどん違う方向に流れ出して・・・で、結局オチはそれかよ!みたいな尻切れな感じで終わってしまう。最後のオチもわからんではないんだが、そのオチにするなら書き方が違うだろう、と思ってしまう。中盤までで煽りに煽られた恐怖心が、全く終盤に生かされていないんだよな~。。。そもそも、なんでQ&A方式なの?
それが狙いなんだと言われてしまえばそれまでなんだけど、伝わらない狙い、作為的な狙いほど、鬱陶しいものはない。兎にも角にも、「もったいない」の一言です。
しかし、明らかに終盤から物語のトーンが変わる。前半とは違って、インタビュアーとインタビュイーがめまぐるしく変わって、ストーリーが僕の求める方向とは、どんどん違う方向に流れ出して・・・で、結局オチはそれかよ!みたいな尻切れな感じで終わってしまう。最後のオチもわからんではないんだが、そのオチにするなら書き方が違うだろう、と思ってしまう。中盤までで煽りに煽られた恐怖心が、全く終盤に生かされていないんだよな~。。。そもそも、なんでQ&A方式なの?
それが狙いなんだと言われてしまえばそれまでなんだけど、伝わらない狙い、作為的な狙いほど、鬱陶しいものはない。兎にも角にも、「もったいない」の一言です。