『華氏911』を観に行く前夜に読みました。恥ずかしながら、私には良く解らないオチなんかもありましたが、それでも面白かったです。
今の米国の有り様に、ちょっと疑問を感じている私から見ると、明確で端的に表現された反体制的なネタは小気味良く感じられました。
政治的な話ばかりが描かれているわけじゃないですけど、この『ブーンドックス』(と『華氏911』…ついセットで考えてしまう…)が、陰ながらであっても賞賛されるのなら、人間もまだ捨てたもんじゃないはず、と思えるような気がします。
…こんな薦め方はどうかと思いますが、『華氏911』を観て感情を揺さぶられた方は、『ブーンドックス』も読んでみてはいかがでしょうか。
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ブーンドックス 大型本 – 2004/8/29
アーロン・マッグルーダー
(著),
町山 智浩
(翻訳)
チャーリー・ブラウンよりキュート!エミネムより過激!発禁、抗議、脅迫もなんのその、ブッシュも戦争も笑いのめして、全米で毎日2000万人に読まれている超人気コミック日本上陸!!
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2004/8/29
- ISBN-104344006658
- ISBN-13978-4344006652
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2004/8/29)
- 発売日 : 2004/8/29
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 230ページ
- ISBN-10 : 4344006658
- ISBN-13 : 978-4344006652
- Amazon 売れ筋ランキング: - 87,912位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 445位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 1,335位政治 (本)
- - 78,301位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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映画評論家、コラムニスト。1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。宝島社社員を経て、洋泉社にて『映画秘宝』を創刊。現在カリフォルニア州バークレーに在住。TBSラジオ「たまむすび」レギュラー。週刊文春などにコラム連載中。映画評論の著作に『映画の見方がわかる本』『ブレードランナーの未来世紀』『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』など。アメリカについてのエッセイ集に『底抜け合衆国』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分には画風は合いませんが、おもしろかったです。
時事ネタもあるので、今となっては少し古く感じるかもしれません。
人種の皮肉、ジョークなどは、自虐的で興味深いです。
時事ネタもあるので、今となっては少し古く感じるかもしれません。
人種の皮肉、ジョークなどは、自虐的で興味深いです。
2004年9月19日に日本でレビュー済み
アメリカの移植のブラックコメディ新聞四コママンガの日本語版。
マイケルムーアが「よく新聞で連載できたよなこれ」と言ってますが。
私も殆ど同感です。日本じゃまず絶対乗せれないネタばっかりで(笑)
載ってた事自体が奇跡に近いです。かなり。
政治の皮肉や黒い笑いが好きな人はかなり堪能できます。
値段だけの価値はキッチリありますねこれ。
内容は作品全部から割愛されていますが。それでもかなり面白い。
アメリカ圏のスラングや文化を良く知ってるともう笑いが止まらんね。
日本人には解り辛いネタの場合にはちゃんと注釈がつくので。
非常にサクサク読み進められます。それで夜が明けてたりしますね(笑)
中毒性高いです。要注意。
星五つ
マイケルムーアが「よく新聞で連載できたよなこれ」と言ってますが。
私も殆ど同感です。日本じゃまず絶対乗せれないネタばっかりで(笑)
載ってた事自体が奇跡に近いです。かなり。
政治の皮肉や黒い笑いが好きな人はかなり堪能できます。
値段だけの価値はキッチリありますねこれ。
内容は作品全部から割愛されていますが。それでもかなり面白い。
アメリカ圏のスラングや文化を良く知ってるともう笑いが止まらんね。
日本人には解り辛いネタの場合にはちゃんと注釈がつくので。
非常にサクサク読み進められます。それで夜が明けてたりしますね(笑)
中毒性高いです。要注意。
星五つ
2010年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハリウッド映画に毒されたせいか、アメリカの事なんか知っていると思っていた。
そんな感覚が覆された。
アメリカが「近い国」「分かりやすい国」なんて、嘘だと思わせた本。
日本人の理解し得ない、知らないアメリカがここにある。
アメリカの深層ともいえる異文化を楽しめる。
そんな感覚が覆された。
アメリカが「近い国」「分かりやすい国」なんて、嘘だと思わせた本。
日本人の理解し得ない、知らないアメリカがここにある。
アメリカの深層ともいえる異文化を楽しめる。
2004年9月15日に日本でレビュー済み
★最初は「マンガに1700円もかけるのってどうなの?」と思いましたが…。
この「ブーンドックス」、先見の明と心を抉るギャグが詰まってます。
(特に、ジャー・ジャー・ビンクス、パフ・ダディ、ブッシュの扱いが切ないです。純粋に彼等のファンの方は見るのを控えた方が良いかも…)
☆B級映画やラップのネタ多数ですが、分かりやすい解説があるのであまり詳しくなくても大丈夫。
面白いです!1700円以上の価値あります!
この「ブーンドックス」、先見の明と心を抉るギャグが詰まってます。
(特に、ジャー・ジャー・ビンクス、パフ・ダディ、ブッシュの扱いが切ないです。純粋に彼等のファンの方は見るのを控えた方が良いかも…)
☆B級映画やラップのネタ多数ですが、分かりやすい解説があるのであまり詳しくなくても大丈夫。
面白いです!1700円以上の価値あります!
2005年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカの新聞漫画って数本をならべて連載するから、当然この漫画もそれにあわせて描かれているわけで、これだけずらっと並べられたのを読むと、正直疲れる。また、政治的話はともかく、文化的な話は町山氏の解説があってなんとか理解はできるけど、けど、解説を経て笑うというのはなかなかできないもので、これもまた辛いところがある。
それでも一読(観察)の価値は十分にある。郊外の比較的裕福な家庭が集う街で育った黒人であるという著者のアイデンティティをめぐる問題をある意味そのまま漫画にすることで、その漫画が特殊性を帯び、政治性を帯びてくるということ。なんとなく平滑化された空間でいきている日本人にはありえないような身体化された政治性とでもいいうるようなものが、この漫画の主題になっているのだ。「サザエさん」や「ののちゃん」にみられるように、ポピュラーな四コマ漫画というのは平凡な、オーディナリーな生活感覚を表現することが命題になっている。かつてアバンギャルドだったいしいひさいちでさえ、「ののちゃん」にかかるとああなってしまうのだ。そしてこの本も、実は我々が一見思うほどにはこの「命題」から逸脱していないのかもしれない。それだけアメリカにおける日常性というのが地域階級人種によって分裂しているのであり、それぞれが際立つ社会なんだということをよくあらわしているのかもしれない。
それでも一読(観察)の価値は十分にある。郊外の比較的裕福な家庭が集う街で育った黒人であるという著者のアイデンティティをめぐる問題をある意味そのまま漫画にすることで、その漫画が特殊性を帯び、政治性を帯びてくるということ。なんとなく平滑化された空間でいきている日本人にはありえないような身体化された政治性とでもいいうるようなものが、この漫画の主題になっているのだ。「サザエさん」や「ののちゃん」にみられるように、ポピュラーな四コマ漫画というのは平凡な、オーディナリーな生活感覚を表現することが命題になっている。かつてアバンギャルドだったいしいひさいちでさえ、「ののちゃん」にかかるとああなってしまうのだ。そしてこの本も、実は我々が一見思うほどにはこの「命題」から逸脱していないのかもしれない。それだけアメリカにおける日常性というのが地域階級人種によって分裂しているのであり、それぞれが際立つ社会なんだということをよくあらわしているのかもしれない。
2004年11月8日に日本でレビュー済み
たぶん今のアメリカでは相当にヤバい内容なんだろうなぁ。
でもさ、主人公のヒューイは思想的にはかなり過激な面があるけれども、批判されるべき相手に対して真っ当な理由で怒りを叩きつけてるだけだよな(特に9/11以降は)。普通に良心を持ってれば普通に疑問に思うことを、少年らしく素直に表出してるだけ。
批判されるべき相手ってのは、別にダブヤ(本書p207を参照)とかの具体的な誰かだけでなく、無自覚で無関心な連中すべてなんだよな。例えば、そう、オレとか、アンタとか!
今年、結局ヤツがまた選ばれちまって、ますますヒューイを怒らせる状況になってるわけで、それを知りたいので、今後の続刊を希望しておきます。
でもさ、主人公のヒューイは思想的にはかなり過激な面があるけれども、批判されるべき相手に対して真っ当な理由で怒りを叩きつけてるだけだよな(特に9/11以降は)。普通に良心を持ってれば普通に疑問に思うことを、少年らしく素直に表出してるだけ。
批判されるべき相手ってのは、別にダブヤ(本書p207を参照)とかの具体的な誰かだけでなく、無自覚で無関心な連中すべてなんだよな。例えば、そう、オレとか、アンタとか!
今年、結局ヤツがまた選ばれちまって、ますますヒューイを怒らせる状況になってるわけで、それを知りたいので、今後の続刊を希望しておきます。
2004年10月20日に日本でレビュー済み
確かに旬な内容かも知れないが、これと言って面白いものでは無い。
絵はあまり上手くないし、PCで描いてるのかドットで線がギザギザになっている。仕上げも雑で結構見苦しい。
そもそも、黒人の事を声高に叫んでいるのに、黒人のキャラが黒人に見えない所に(黒人に見えるキャラでは新聞連載は無理なのだろうが)大きな妥協を感じる。
内容も「黒人は黒人が嫌い」と言う自虐ネタばかりで途中で飽きる。
ブッシュ政権批判も愚痴のようで、あまり面白く無い。
後半は殆んど、主人公ヒューイと友達のマイケルが喋ってるだけで他のキャラを登場させないのも、作者の技量の問題だろう。
予想はしていたが、案の定だった
高評価に騙されない方がいい
絵はあまり上手くないし、PCで描いてるのかドットで線がギザギザになっている。仕上げも雑で結構見苦しい。
そもそも、黒人の事を声高に叫んでいるのに、黒人のキャラが黒人に見えない所に(黒人に見えるキャラでは新聞連載は無理なのだろうが)大きな妥協を感じる。
内容も「黒人は黒人が嫌い」と言う自虐ネタばかりで途中で飽きる。
ブッシュ政権批判も愚痴のようで、あまり面白く無い。
後半は殆んど、主人公ヒューイと友達のマイケルが喋ってるだけで他のキャラを登場させないのも、作者の技量の問題だろう。
予想はしていたが、案の定だった
高評価に騙されない方がいい