本書に記載されていることは、学生のころまでと、社会人になってしばらくは、そのかなりの部分を実行していた。１．頭のいい人、２．底知れぬ人、３．才気ある人の３タイプのどれにも当てはまるが、特に１と３に近いやり方をしていた。ところが、その方法は社会人としては問題視されがち（嫌われがち）なので、止めてしまっていた。しかし、本書を読んでいると、止めることなかったなあと思うと同時に、かつての自分のやり方が間違っていなかったのだと、勇気づけられる思いをした。それと、本書を読みながら、自分のかつてのやり方が著者によって評価されているということで非常に愉快で楽しい思いもしたのである。
従って、本書がもう十数年早く出版されていれば・・・むむむ、止めていて残念という気持ちである。
しかしかつてのやり方（本書のやり方）をそのまま復活させるには、注意が必要であろう。確かに本書のやり方は、頭のよさや才気を感じさせるにはいい方法であるが、余り人に好かれないという要素はどうしても解消したい問題として残る。現状ではこの二つの事柄はトレードオフの関係にあると考えられる。しかし、いずれは解決すべき課題であると考えている。
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