生と性に翻弄された危うげな主人公に引き込まれて最後まで一気に読んだ。
主人公や登場人物が魅力的でセリフのテンポがよくて笑える場面もあった。
展開がめまぐるしいので飽きずに楽しく熟読できます。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
月の夜に洪水が 単行本 – 2006/11/1
川口 晴
(著)
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2006/11/1
- ISBN-104344012577
- ISBN-13978-4344012578
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 214ページ
- ISBN-10 : 4344012577
- ISBN-13 : 978-4344012578
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,855,827位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 44,478位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
6グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年12月3日に日本でレビュー済み
読みはじめてすぐ、周りにうまくなじめずに孤独を選び屋上から空の光をながめている主人公の感覚にシンクロしてしまった。とても読みやすくてわかりやすい文章なのに、ありきたりなところがひとつもなく、主人公の「あき」は男の子っぽいけど細やかな神経で世界に触れて語ってゆくから、どんどん引き込まれてしまうのだ。子どもの頃の走り出したくなる気持ち、とりかえしがつかない出来事の痛み、思うようにならない日々の苦しさ。物語は自分が体験したことではないのに、読んでいると自分の皮膚でその感覚を知っている気にさせられ、胸がしめつけられてドキドキする。読み終える直前から涙があふれだして、読み終わったあとも物語世界の空気につつまれながら泣き続けた。小説はよく読むけれどこんなことは初めて。ただ単純に悲しいとか、わかりやすく感動するというのと全然ちがう。生きていることそのものが、そっとやわらかく救われていくようだ。
2006年11月30日に日本でレビュー済み
恋愛によって生を肯定していく力を得られる、という意味においてこれは圧倒的な恋愛小説です。自分が壊れそうになったことがある、そんな人の心を救う小説です。主人公は白血病になったりはしませんが、死の間際まで行って、恋愛の力によって再生します。その奇跡に元気づけられ、涙が出ました。
2006年12月1日に日本でレビュー済み
大切な人や愛する人を失った彼女の生き方をとてもリアルにそして孤独感や不安を丁寧に描いている。特に精神的部分と肉体的な部分の表現がノーマルな感受性を失うくらいこの世界に惹きこまれていった。死から学ぶ純愛小説。興奮と感動高め!