狗神憑きによる人々の狂乱の原因は何か?
四国の山村で起きた事件が、郡奉行所を困惑させます。
事件は、奥正月の晩の粥釣に始まります。
五人で来た筈なのに、帰り姿は四人。山人の姿がない。
謎を含んだ展開でテンポ良く進んで行きます。
主人公は、みつと信八。百姓の娘と役人。
普通であれば、一緒になれる間柄ではないのですが、この事件の「謎」が、彼らを接近させます。
閉鎖された江戸の時代が終わり、やがて来る新しい時代の息吹が、旧い狗神憑きという形で現れてきます。
このあたりの旧い物を描きながら、やがてくるであろう未来を予感させる物語が、読み手に快い読後感を与えてくれます。
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鬼神の狂乱 単行本 – 2008/1/1
坂東 眞砂子
(著)
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2008/1/1
- ISBN-104344014448
- ISBN-13978-4344014442
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2008/1/1)
- 発売日 : 2008/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 325ページ
- ISBN-10 : 4344014448
- ISBN-13 : 978-4344014442
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,212,909位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 325,308位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和33(1958)年、高知県生まれ。奈良女子大学居住学科卒業後、イタリアに2年間留学、インテリアデザインを学ぶ。帰国後フリーライターとして働き つつ童話を発表、57年、第7回毎日童話新人賞優秀賞を受賞。平成6年「蛇鏡」「桃色浄土」が連続して直木賞候補に。8年「桜雨」で第3回島清恋愛文学賞 受賞。9年、「山妣」で第116回直木賞受賞。14年「曼荼羅道」で第15回柴田錬三郎賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 パライゾの寺 (ISBN-13:978-4167584030)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月27日に日本でレビュー済み
幕末に各地で起こった「ええじゃないか」の乱舞にも通ずるような、阿波との国境に近い土佐の地に起きた、集団的な超常現象の顛末を描いています。著者が前書きで述べているように、多くの資料をもとに、なるべく史実に忠実に綴ろうとしています。
ただその分、自由な設定がなく、やや物足りない展開のように思えます。身分制度に絡む社会問題も浮かび上がらせてはいますが、なにやら中途半端な感じがします。消化不良のまま読み終えました。
主人公と村娘の恋物語も、この程度の描き方なら、ない方がよかったかもしれません。
ただその分、自由な設定がなく、やや物足りない展開のように思えます。身分制度に絡む社会問題も浮かび上がらせてはいますが、なにやら中途半端な感じがします。消化不良のまま読み終えました。
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