筆者は女性なのだが、
やはり女に「萌え」は理解できないか…
とがっかりさせられる一品。
「エロい日本文学」なら面白い、ということで☆☆
妹、メイド、等々とジャンルに分けて章立てされており、
章ごとに、作者の総括(作者間の関係とか、嗜好の関連とか)があったのち、
作品ごとに2p程度で
「タイトル」「あらすじ」「引用(筆者の言う「萌えシチュ・萌えセリフ」)」「ジャンル(「萌え要素」)」
と10冊程度紹介するという構成の本書。
「分かってない」と思ったのが「萌え要素」
首絞め、噛みつき、緊縛、親子どんぶり…
どこのAVメーカーですか?
この筆者の基準なら、「愛の流刑地」も萌え文学の仲間入りだろう。
「萌え」の意味はそれで合っている、と思う方は購入を検討ください。
個人的には…
「萌え」は精神性だ!小野小町だ!穴の開いた女なんかに興味はねぇ!!
そんなのリアルでやればいいだろう!?
自分の「肉体」の商品価値を意識している女どもに辟易した人間のオアシスが「萌え」だ!
「エロ」なんて犬にでも食わせておけ!!
と思うので、「萌え」としては星0.5個くらい。
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萌える日本文学 単行本 – 2008/3/1
堀越 英美
(著)
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2008/3/1
- ISBN-104344014839
- ISBN-13978-4344014831
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2008/3/1)
- 発売日 : 2008/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 315ページ
- ISBN-10 : 4344014839
- ISBN-13 : 978-4344014831
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,049,689位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,468位文学理論
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年8月1日に日本でレビュー済み
「萌え」でも「エロい」でも同じこと、大いに甘いかもしれないが、☆4つは物足りないくらいだ。とにかく著者のセンスがよい。さり気なく、カル〜イ文体で書いているが、引用される作品原文、「チャート化」された「萌えセリフ」「萌えシチュ」「萌え要素」の機械的な羅列が相乗して、精妙な効果を上げている。
著者が女性であるらしいのも少し驚きだ。男目線もあって、こういうのを「フトコロガフカイ」と言うのだろう。そういう男の書き手を久しく見ない。
「男流文学論」(古い!)の方々からは、どういう反応があろうか?
「まえがき」も巧いが、萌え分類別の各章の冒頭に置かれた概説がこれまた見事だ。綿谷りさの解説は秀逸!
世界的な賞を受賞したセンセイも含めて、作家などというものはイカレタやつばっかということもわかるが(作品のことですよ)、著者のふか〜い愛情を感じる。
それにしても野坂センセイの凄さ(『骨餓身峠死人葛』)は際立っていますなあ!!
本書を高校の文学史教材として使うべし。「R16」だから、中学生はダメだろう(?)。
著者が女性であるらしいのも少し驚きだ。男目線もあって、こういうのを「フトコロガフカイ」と言うのだろう。そういう男の書き手を久しく見ない。
「男流文学論」(古い!)の方々からは、どういう反応があろうか?
「まえがき」も巧いが、萌え分類別の各章の冒頭に置かれた概説がこれまた見事だ。綿谷りさの解説は秀逸!
世界的な賞を受賞したセンセイも含めて、作家などというものはイカレタやつばっかということもわかるが(作品のことですよ)、著者のふか〜い愛情を感じる。
それにしても野坂センセイの凄さ(『骨餓身峠死人葛』)は際立っていますなあ!!
本書を高校の文学史教材として使うべし。「R16」だから、中学生はダメだろう(?)。
2010年5月9日に日本でレビュー済み
同様のコンセプトの本「萌えで読み解く名作文学案内」とは異なり、日本文学オンリーで「ロリータ」などの海外作品は取り上げていません。また挿絵もありませんが、その分というべきか取り上げた作品数自体は非常に多く、本も(表紙も)若干分厚いです。
「妹」「メイド」など、作品のメインとなる(であろう)萌え属性ごとにカテゴリー分けしてあり、さらに筆者が個人的に「これは萌えポイントだ!」と思ったシーンやセリフを抜き出してあります。賛否は分かれるでしょうが、個人的には読みやすかったです。ただ現在使われていない漢字に振り仮名を入れてくれたらもっと良かった(入れてあるところもたくさんあるが、徹底されていない)。
「そのネタは萌えじゃなくてエロだろ!?」という意見がありましたが、「萌え」が時に「エロ」を伴う物であることは、数々の萌え系コンテンツが照明しております。神経質になるのはあまりよろしくないかと。
それにしても、抜き出されたセリフやシチュエーションの萌え萌えでエロエロしいこと。本当に挿絵が欲しかった。これらのシーンだけコミカライズしてアンソロジー本見たく出してくれんものか(笑)。
「妹」「メイド」など、作品のメインとなる(であろう)萌え属性ごとにカテゴリー分けしてあり、さらに筆者が個人的に「これは萌えポイントだ!」と思ったシーンやセリフを抜き出してあります。賛否は分かれるでしょうが、個人的には読みやすかったです。ただ現在使われていない漢字に振り仮名を入れてくれたらもっと良かった(入れてあるところもたくさんあるが、徹底されていない)。
「そのネタは萌えじゃなくてエロだろ!?」という意見がありましたが、「萌え」が時に「エロ」を伴う物であることは、数々の萌え系コンテンツが照明しております。神経質になるのはあまりよろしくないかと。
それにしても、抜き出されたセリフやシチュエーションの萌え萌えでエロエロしいこと。本当に挿絵が欲しかった。これらのシーンだけコミカライズしてアンソロジー本見たく出してくれんものか(笑)。