証拠物件の出し方・謎の解明方法・犯人の動機等
要は
種明かしが少し簡単すぎるかなあ、という印象です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
死刑基準 単行本 – 2008/11/26
加茂 隆康
(著)
練馬区の住宅街で、弁護士の妻が強姦、殺害された。百二十人体制の捜査本部が犯人像を炙り出す。
やがて逮捕、起訴された男には、粗暴犯の前科と我が子を殺された過去があった。しかし、強姦容疑は認めたものの、男は殺人は頑固に否認する。執拗に「死刑」を求める検察。はたして、被告人の主張は虚偽なのか。
迫真の警察捜査!そして法曹界の友情と裏切り、愛憎と陰謀を鮮やかに描き切った驚きのページターナー!
現役弁護士が放つはらわた熱くなるリーガル・サスペンスの一級品。
やがて逮捕、起訴された男には、粗暴犯の前科と我が子を殺された過去があった。しかし、強姦容疑は認めたものの、男は殺人は頑固に否認する。執拗に「死刑」を求める検察。はたして、被告人の主張は虚偽なのか。
迫真の警察捜査!そして法曹界の友情と裏切り、愛憎と陰謀を鮮やかに描き切った驚きのページターナー!
現役弁護士が放つはらわた熱くなるリーガル・サスペンスの一級品。
- 本の長さ357ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2008/11/26
- ISBN-10434401586X
- ISBN-13978-4344015869
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2008/11/26)
- 発売日 : 2008/11/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 357ページ
- ISBN-10 : 434401586X
- ISBN-13 : 978-4344015869
- Amazon 売れ筋ランキング: - 626,624位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 166,210位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年3月19日に日本でレビュー済み
私はこの春、法学部に入学する高校3年生です。
元々法律が大好きだったので、タイトルに惹かれて読み始めました。
タイトルだけを見るとなんとも読みにくそうな本ですが内容はそこまで硬くなく、
1つのサスペンス物語を通して死刑のあり方に追求するようなかたちとなっています。
なので私のような法学部生・法律関係に興味のある方は、
死刑のあり方を念頭におきながら読むとより一層楽しめるのではないでしょうか。
また、それ以外の方でも、内容がハラハラさせるようなスピード感のあるサスペンスなので
純粋に内容を楽しんで頂けると思います。
ともあれ、深い考えさせられる話だと思います。
元々法律が大好きだったので、タイトルに惹かれて読み始めました。
タイトルだけを見るとなんとも読みにくそうな本ですが内容はそこまで硬くなく、
1つのサスペンス物語を通して死刑のあり方に追求するようなかたちとなっています。
なので私のような法学部生・法律関係に興味のある方は、
死刑のあり方を念頭におきながら読むとより一層楽しめるのではないでしょうか。
また、それ以外の方でも、内容がハラハラさせるようなスピード感のあるサスペンスなので
純粋に内容を楽しんで頂けると思います。
ともあれ、深い考えさせられる話だと思います。
2008年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変面白く、どんどん読み進んでしまいました。
「素晴しい」の一言です。久しぶりに面白い小説に出会えた思いです。
死刑廃止論と存続論のそれぞれの主張が作品内に出てきますが、読んでいて考えさせられました。
作者の本業は弁護士業ということですが、この作品は読者を惹きつけるウマイ構成に仕上げられており、作家としての能力にも感嘆すら覚えます。
「素晴しい」の一言です。久しぶりに面白い小説に出会えた思いです。
死刑廃止論と存続論のそれぞれの主張が作品内に出てきますが、読んでいて考えさせられました。
作者の本業は弁護士業ということですが、この作品は読者を惹きつけるウマイ構成に仕上げられており、作家としての能力にも感嘆すら覚えます。
2016年4月1日に日本でレビュー済み
死刑については、その昔、永山基準があった。
4人以上殺害した殺人犯に対しては、死刑というものだ。
被害者は何の罪もないのにその人権は、加害者の4分の一ということか。
その後、厳罰化が少しは進んだといえようが、まだまだだ。
判決が誤りだった場合、取り返しがつかないという、
廃止論者の意見もわかるが、死刑制度がなかったら、凶悪犯罪は、
もっと激増していたことだろう。
死刑制度の存続は、凶悪犯罪の抑止に、
大きく貢献してきた事実を見逃してはならない。
本小説は、継はぎだらけのテレビドラマのような感じの完成度
だったので、星3つとします。
4人以上殺害した殺人犯に対しては、死刑というものだ。
被害者は何の罪もないのにその人権は、加害者の4分の一ということか。
その後、厳罰化が少しは進んだといえようが、まだまだだ。
判決が誤りだった場合、取り返しがつかないという、
廃止論者の意見もわかるが、死刑制度がなかったら、凶悪犯罪は、
もっと激増していたことだろう。
死刑制度の存続は、凶悪犯罪の抑止に、
大きく貢献してきた事実を見逃してはならない。
本小説は、継はぎだらけのテレビドラマのような感じの完成度
だったので、星3つとします。
2010年1月12日に日本でレビュー済み
現役の弁護士さんによる書き下ろし法廷ミステリー。
さすが現役だけあって、法廷部分については基礎が座っていて安心して読めました。それに法曹家らしからぬ簡潔明瞭な文章がリーダビリティを上げています。ともすると法廷モノは法律言葉が多用されて難読なことが多いのですが、本作はそのようなことはなく、平易で読みやすい文章でした。
ミステリー的には、ちょっと狡いなと思うところもありましたが、なかなか良く出来ていたと思います。デビュー作とは思えない仕上がりです。本業の傍らではあるでしょうが、次回作を期待します。
死刑の存廃に関しては意見の分かれるところでしょうが、どちらの立場に立ってもすっきりとした後読感を味わえるところが印象深いです。著者がこの問題に対して真摯に向き合ってきたことが感じられ好感が持てました。
扱われる事件が残虐であるので映像化はどうかなと思はなくはないのですが、映像化されるのであれば、主人公の弁護士は竹野内豊氏がいいんじゃないかと思いました。
さすが現役だけあって、法廷部分については基礎が座っていて安心して読めました。それに法曹家らしからぬ簡潔明瞭な文章がリーダビリティを上げています。ともすると法廷モノは法律言葉が多用されて難読なことが多いのですが、本作はそのようなことはなく、平易で読みやすい文章でした。
ミステリー的には、ちょっと狡いなと思うところもありましたが、なかなか良く出来ていたと思います。デビュー作とは思えない仕上がりです。本業の傍らではあるでしょうが、次回作を期待します。
死刑の存廃に関しては意見の分かれるところでしょうが、どちらの立場に立ってもすっきりとした後読感を味わえるところが印象深いです。著者がこの問題に対して真摯に向き合ってきたことが感じられ好感が持てました。
扱われる事件が残虐であるので映像化はどうかなと思はなくはないのですが、映像化されるのであれば、主人公の弁護士は竹野内豊氏がいいんじゃないかと思いました。
2017年11月23日に日本でレビュー済み
ラストの怒涛の大どんでん返しにハラハラドキドキが止まらなかった。中盤過ぎまではどちらかというと淡々と物語が進んでいっただけに、終盤の息も着かせぬクライマックスはただただ感心させられ、ヤられた❗と思わせた。
物語の中で死刑制度への考え方が幾度も問われた。世界の皺勢はやはり、死刑廃止なんだろうが、単純な問題ではないことに改めて考えさせられる一冊。一般庶民からすれば、死刑存置に心は傾いてしまう。犯罪抑止もそうだが、命には命を持って償うことでしか、被害者は救われないのではないかと思うからだ。
ともかく、久しぶりの星五つの作品に出会えて満足出来た。
物語の中で死刑制度への考え方が幾度も問われた。世界の皺勢はやはり、死刑廃止なんだろうが、単純な問題ではないことに改めて考えさせられる一冊。一般庶民からすれば、死刑存置に心は傾いてしまう。犯罪抑止もそうだが、命には命を持って償うことでしか、被害者は救われないのではないかと思うからだ。
ともかく、久しぶりの星五つの作品に出会えて満足出来た。
2011年1月13日に日本でレビュー済み
他でも書かれていますが、小説家としては素人かなと・・・。
展開が無茶な気がしますし、死刑基準というタイトルの割には死刑の是非を考えさせられる内容ではない。
主人公があまり魅力的でないのに、女性関係はいろいろあるのが不自然。
不必要な設定も多い。音楽家の彼女とか、被害者が外交官だとか。そもそも被害者が外交官だと感じるような描写が全然ない。
東野圭吾の「手紙」は、読後に、加害者の気持ち、被害者の気持ちなど考えるきっかけになりましたが、この小説ではそうはなりませんでした。
展開が無茶な気がしますし、死刑基準というタイトルの割には死刑の是非を考えさせられる内容ではない。
主人公があまり魅力的でないのに、女性関係はいろいろあるのが不自然。
不必要な設定も多い。音楽家の彼女とか、被害者が外交官だとか。そもそも被害者が外交官だと感じるような描写が全然ない。
東野圭吾の「手紙」は、読後に、加害者の気持ち、被害者の気持ちなど考えるきっかけになりましたが、この小説ではそうはなりませんでした。
2011年9月28日に日本でレビュー済み
ミステリー・サスペンスとしては三流です。
いくつか欠点を挙げます…これから読む人の興ざめにならぬように書きますので
いささか歯切れが悪いのですが。
1・ 容疑者の行動が不可解で、ご都合主義。まるでB級ドラマなみ。
せめて「らしさ」があればいいのですが、あまりにもお粗末な筋立て。
なんでこんなことするのか? 私には理解不能。
2・ 犯行を指示した人の現在の状況を、主人公が知らなかったのは、BならぬC級ドラマなみ。
素人でもこれはないでしょう。「親しかった」はずですが、何にも知らなかったって、
そりゃないでしょう。あんまりです。
3・ 「○○」を持ってきた容疑者の行動と、被害者が用意した「○○」が、
「偶然一致した」のは不可解???
途中で「○○」の不可思議さを主人公が気づきますが、尻切れトンボ。
おそらく著者も収拾がつかなくなり、途中で投げ出したのでしょう。
4・ 「法律知識」が焦点になるなら、長々と法廷の手続きを書くのもいいでしょうが、
その割りに、法廷でありえない「告白」があったり…おそらくTVのミステリものの影響か?
現職の法曹界にいる人ならなるべく避けてください。
グリシャムと比較すると、貧弱すぎます。
という具合に、欠点だらけの小説です。
でも…一気に読み終えました。日本語もまともです。
ただ著者がこの程度の小説しか書けないとは思えず、次を期待します。
「リーガルサスペンス」としてもまだまだです。
この程度の本が結構面白く読めてしまう現在の「推理小説界」・「サスペンス界」の
貧困さを嘆きます。
いくつか欠点を挙げます…これから読む人の興ざめにならぬように書きますので
いささか歯切れが悪いのですが。
1・ 容疑者の行動が不可解で、ご都合主義。まるでB級ドラマなみ。
せめて「らしさ」があればいいのですが、あまりにもお粗末な筋立て。
なんでこんなことするのか? 私には理解不能。
2・ 犯行を指示した人の現在の状況を、主人公が知らなかったのは、BならぬC級ドラマなみ。
素人でもこれはないでしょう。「親しかった」はずですが、何にも知らなかったって、
そりゃないでしょう。あんまりです。
3・ 「○○」を持ってきた容疑者の行動と、被害者が用意した「○○」が、
「偶然一致した」のは不可解???
途中で「○○」の不可思議さを主人公が気づきますが、尻切れトンボ。
おそらく著者も収拾がつかなくなり、途中で投げ出したのでしょう。
4・ 「法律知識」が焦点になるなら、長々と法廷の手続きを書くのもいいでしょうが、
その割りに、法廷でありえない「告白」があったり…おそらくTVのミステリものの影響か?
現職の法曹界にいる人ならなるべく避けてください。
グリシャムと比較すると、貧弱すぎます。
という具合に、欠点だらけの小説です。
でも…一気に読み終えました。日本語もまともです。
ただ著者がこの程度の小説しか書けないとは思えず、次を期待します。
「リーガルサスペンス」としてもまだまだです。
この程度の本が結構面白く読めてしまう現在の「推理小説界」・「サスペンス界」の
貧困さを嘆きます。