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公務員の給与はなぜ民間より4割高いのか 単行本 – 2008/12/1
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2008/12/1
- ISBN-104344015991
- ISBN-13978-4344015999
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2008/12/1)
- 発売日 : 2008/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 199ページ
- ISBN-10 : 4344015991
- ISBN-13 : 978-4344015999
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,550,481位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
給与コンサルタント北見昌朗(きたみまさお)
社会に出たのは昭和57年。経済記者として毎日、経営者に突撃取材。社長さんたちのド真剣な生き様に感銘を受け、自分も経営者になりたいと一念発起して独立したのが平成7年。以後、経営者に給与の払い方を提案しつつも、自分が職員の給与問題で四苦八苦。社長の孤独さ、辛さをまじまじと実感。負けてたまるかと、自分を叱咤激励! モットーは「社員あっての会社 会社あっての社長 社長あっての社員!」。 「愛知千年企業 江戸時代編 -幕末を生き抜いた名古屋商人に学ぶ-」(中日新聞社)など著書多数。社会保険労務士。名古屋市出身。昭和34年生まれ。㈱北見式賃金研究所 http://www.tingin.jp/
歴史に学ぶ経営コンサルタント北見昌朗(きたみ・まさお)
中学の担任が歴史の先生。弥生式土器が専門というだけに弥生時代は延々とー。授業は現代史まで届かず、受験には役立たなかったが歴史好きに。経営者となった今は「歴史に学ぶ経営」がテーマ。平成22年に執筆したのは「愛知 千年企業 江戸時代編」で、それに続く明治編、大正編と並んで3部作になる。災害や恐慌に打ち克ってきた名古屋商人のド根性ぶりを著す。中京財界史に挑戦した本は、昭和30年発売の「創意に生きる」(城山三郎氏)以来。桶狭間の合戦の武功にどんな恩賞が与えられたのかを調べた『織田信長の経営塾』(講談社)、『武田家滅亡に学ぶ事業承継』(幻冬舎)など著書多数。社会保険労務士。名古屋市出身。昭和34年生まれ。㈱北見式賃金研究所 http://www.tingin.jp/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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(泥棒や不良が公務員になれたら日本はどうなるよ?)
高卒の給料で比べてもなあ。
あと、比較にだされているトヨタの年収は大したことないし(だから儲かっている)
年収の点で比べると、公務員に採用されるような頭の良い人間は高校や大学の同期の中ではそんなに高くないよ(他は医師や銀行マン、一流メーカーなど)
公務員でない人が読むと、公務員に怒りを覚えるだろう。
公務員は巧みなやり方で、給与上位11%の人の給与を基準にしている。
最後に筆者の提言がある。
・国家公務員の幹部には、超大企業並みの給与
・学校の教諭には、大企業並みの給与
・県庁および市町村役場の人には、中小企業並みの給与
・市バス運転手などの現業職には、該当職種並みの給与
・非常職員は、パートタイマー並みの給与
なるほど確かにそうだなと感じた。
橋元知事に期待したいという筆者の主張は同感できた。
不当だとしている。
しかし、いわゆる給与法上、人事院は給与決定の前提で、公務員の職務内容や勤務条件を考慮しなければならない。
よって、同種同等の学歴、役職、年齢等の階層別比較による手法で民間給与の調査が行われているに過ぎず、調査標本が
統計上、合理的必要数を満たしているとすると必ずしも問題があるとは断言できない。
(全民間企業を調査することは、官民双方の費用対効果の面や調査の正確さを担保する上で現実的ではないし、勤務条件
等を一切無視して公務員の給与を民間より安くして構わないとしたら給与法違反だろう)。
また、公務員自身が、公務員の給与を決定するのはおかしいとあるが、現時点でも給与勧告の内容は、調査結果と
ともに公表されており、国会の議決を経なければ実施されず、最低限の民主的コントロールが及ぶんでいるため、
著者の主張はやや説得力に欠ける。
逆に民間機関が調査を行う場合、独立行政委員会の立場を持たずに、どう政治的中立性を担保できるのか内容の
踏み込みがほしいところ。
公務員給与の抑制は、行財政改革の面から不可避の課題だが、感情論や安易な大衆迎合主義ではなく、現行制度の
趣旨を踏まえた建設的な議論が交わされるべきであろう。
制度論を無視し、「本来こうあるべき」という筆者の主張のみで、給与決定に関わる民間給与の調査を「偽装」調査と
片付ける姿勢はやや乱暴な印象を受ける。
しかし、一般向けであるため、必要以上に不正確・不適切である部分が多いのもまた事実である。
たとえば、タイトルは「公務員の給料」であるが、中心的に論じられているのは、自治体の中では最も給料が高いう名古屋市の、高卒職員である。しかし、財政力の低い小規模自治体(夕張市のような)では、給与水準がそもそも低い上に、残業手当として支払われるべき予算がないため、サービス残業が常態化する。民間企業の中でも格差があるのと同様に、公務員の中でも格差が生じていることを無視している。「名古屋市高卒職員」をデータとして利用しながら、「公務員」は、と一般化するのは問題だろう。
また、民間では年次有給休暇を取るはずで公務員の有給病気休暇を批判しているが、治療に数ヶ月かかるうつ病の場合はどうだろう。年次休暇ではカバーできないから、民間企業に勤める人はすべて退職すべきなのか。治療中は収入がなくてもよいのか。社会保障として論じられるべき政策論までを、すべて「給料」として議論するのは無理がある。
したがって、ワイドショー的な公務員批判として受け入れることも、単なる著者の私怨として切り捨てることも妥当ではない。
つい読んでみたが、この本は文句なく面白い。
読み進むほどに、公務員がどうやって「民間並み」といいつつ
自分たちだけ高い給料をむさぼっているのか、その巧妙なカラクリが
ミステリーの謎解きのように明かされていく。この巧妙さでやられたら
麻生さんをはじめとするお坊ちゃま議員なんぞ、手の上でころがされて
いるようなものだろう。
著者は、本の中で大阪の橋下知事に財政再建の具体案を提言をしているが、
今、政官疲弊の日本に必要な処方箋は、まさにこの著者の具体的提言だろう。
国会議員はもとより、地方も含め全ての議員、公務員は必読すべし。
ただ、本の中ではトヨタの社員の給料が日本一として、しばしば名古屋の公務員
と比較されているが、メーカーの給料はそれほどイイという印象がない。
日本一の給料というなら、金融機関かマスコミじゃないのか、という
ツッコミを入れたくなったので、そこだけが星1つ減。
公務員がそれなりの給料をもらわなかったら、どこかの国のように末端まで汚職や腐敗がそれこそはびこる国になってしまうだろう。公務員が待遇面でも誇りをもって仕事をすることができない国に未来などない。公務員のこれ以上の待遇改悪は日本の国を深刻な社会不安に陥れるであろう。公務員の給料が高すぎるのではなく、民間が安すぎるのだ。公務員叩きをする前に、労働者から搾り取っている経営者を糾弾すべきではないのか
他にも何人か公務員になった学生がいたが、公務員になる連中は基本的に親も公務員の人が多く、コネ採用がほとんどではないか?悔しかったらなってみろって奴が多いのも公務員の特徴。公務員なんてやりがいもないし、別になりたいとも思わないが給料が高いのはいただけない。
国が何百兆円という借金を背負っているのに、公務員の給与、賞与、退職金が高いのは逆行してるんちゃうかな。そんな中、著者の本は説得力のあるデータを基に、持論を展開している。
著者は、以前『たかじんのそこまで言って委員会』にもでた経歴があり、そこから橋本知事への提案になったのだと思う。
おそらく理論的に、公務員が反論できることはないような事実に基づいた本で、かなり痛快なほんでした。