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日本経済の真実: ある日、この国は破産します 単行本 – 2010/4/1
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- 本の長さ215ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2010/4/1
- ISBN-104344018168
- ISBN-13978-4344018167
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2010/4/1)
- 発売日 : 2010/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 215ページ
- ISBN-10 : 4344018168
- ISBN-13 : 978-4344018167
- Amazon 売れ筋ランキング: - 869,780位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 50,029位投資・金融・会社経営 (本)
- - 218,935位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです思ったよりも面白かったです。
何時も便利なアマゾンで商品を購入しています。
在庫管理もきちんとできているし店まで足を伸ばさなくとも家に届くので便利と思います。
これからも利用させて
いただきたいと思います。
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在庫管理もきちんとできているし店まで足を伸ばさなくとも家に届くので便利と思います。
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2011年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
断定的な口調で書かれた文章は人の勘にさわり反論したがる人が増えるので、もう少し曖昧で言葉をにごしたような文章にすべきだったのでは、という印象をまず受けました。
日本の膨大な債務についてはハイパーインフレを起こすか、デフォルトしてしまうしかない、という海外メディアでもよくみかける悲観的な内容が主張されています。また、結局は会社が競争に打ち勝つ(売れる商品を開発する)ことでしか、国の経済が繁栄することはできないという点も幾度も指摘がなされています。
間違いなく言えるのは、私のような経済素人にとって内容が非常に分かりやすく、経済が親しみやすくなった気すらしたことです。これはこの本の大きな利点だと思います。内容について大ざっぱな書き方がされているな、と思う時もありましたが、これも読者に分かりやすくしたための犠牲だと思うことにしました。続編も読んでみたいと思います。
日本の膨大な債務についてはハイパーインフレを起こすか、デフォルトしてしまうしかない、という海外メディアでもよくみかける悲観的な内容が主張されています。また、結局は会社が競争に打ち勝つ(売れる商品を開発する)ことでしか、国の経済が繁栄することはできないという点も幾度も指摘がなされています。
間違いなく言えるのは、私のような経済素人にとって内容が非常に分かりやすく、経済が親しみやすくなった気すらしたことです。これはこの本の大きな利点だと思います。内容について大ざっぱな書き方がされているな、と思う時もありましたが、これも読者に分かりやすくしたための犠牲だと思うことにしました。続編も読んでみたいと思います。
2010年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろ経済の本を読みましたがこの著書は賢い著書だと思います。
現在日本が置かれている状況がいったいどういうものなのか、客観的事実を分かりやすく解説しています。
日本経済に興味が無い人間が多すぎるこの国には必要な著書ではないでしょうか。
不安を煽ると書いてる方がいらっしゃいましたが、僕が読んだ感じでは不安と言うよりはこの先に起こるべくして起こってしまう事に対して一種の「覚悟」や「知識」を提供してくれているように感じました。
分かりやすく端折って解説してる部分を矛盾であるとか、肝心なところが抜けているととらえている方がいらっしゃるのがとても残念です。多くの人に警鐘を聞かせるのにそんなに細かい事が必要だとは思いません。
そう言う意味では重要なポイントのみを押さえた良い著書だと言えると思います。
辞書にも載ってないような専門用語を多く使ってる本も多く見受けられる中、よっぽど読みやすく要点を付いていると思います。
恐らくこの本は解説書という体の方が強いので、対策という点では強く明記はされていません。が書いてはあります。
確かに過激な言葉の表現が随所に見られ、あまり好意的に受け止められていない方もいらっしゃるようですが、内容は偏りなく客観性が強いかと思います。
少なくとも僕が今まで読んだ著書の中で「これは違うんじゃないか?」とか「意味がわからん」というのが一番少ない著書でした。
現在日本が置かれている状況がいったいどういうものなのか、客観的事実を分かりやすく解説しています。
日本経済に興味が無い人間が多すぎるこの国には必要な著書ではないでしょうか。
不安を煽ると書いてる方がいらっしゃいましたが、僕が読んだ感じでは不安と言うよりはこの先に起こるべくして起こってしまう事に対して一種の「覚悟」や「知識」を提供してくれているように感じました。
分かりやすく端折って解説してる部分を矛盾であるとか、肝心なところが抜けているととらえている方がいらっしゃるのがとても残念です。多くの人に警鐘を聞かせるのにそんなに細かい事が必要だとは思いません。
そう言う意味では重要なポイントのみを押さえた良い著書だと言えると思います。
辞書にも載ってないような専門用語を多く使ってる本も多く見受けられる中、よっぽど読みやすく要点を付いていると思います。
恐らくこの本は解説書という体の方が強いので、対策という点では強く明記はされていません。が書いてはあります。
確かに過激な言葉の表現が随所に見られ、あまり好意的に受け止められていない方もいらっしゃるようですが、内容は偏りなく客観性が強いかと思います。
少なくとも僕が今まで読んだ著書の中で「これは違うんじゃないか?」とか「意味がわからん」というのが一番少ない著書でした。
2010年6月6日に日本でレビュー済み
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ある程度、投資経験や国際情勢や日本の政治経済に興味を持ち、日経新聞を読んでいるような方にはまず必要ない著作です。1.000円という低価格で日本の経済を勉強できるという点では初心者向けに良く出来た本ではある。テレビ出演 日テレや、やしきたかじんの、『そこまで言って委員会』で顔が知れているので人気著作のようです。因みに買取価格600円でした。
2010年4月25日に日本でレビュー済み
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この本の主張は正論であり、最近のたとえば「希望を捨てる勇気」などと同じ傾向である。
思えば過去にもこういう本はぽつぽつあったのだが、全体的な経済発展などで問題が解決されてきた。しかし経済発達が望めない現状では、破綻という指摘がこんどこそ現実化してもおかしくないような気がする(リーマンショックもそうだし、現在のギリシャがいつまでもすっきりしないのも、ファンダメンタルな問題が隠しよう亡く現われてくるということだと思う)。
ひとつ気になるのはこれはどこかどういう思惑で出しているかということ。著者にせよ出版社にせよ、(上の希望を捨てる勇気のような場合とは異なり)まったく自発的にやったとはちょっと考えにくい。どういう経緯にせよ、正論は正論という見方もあるかもしれないが、そこがちょっと気になって素直に全面支持できないので★4つ。
PS 各種書評等から無視されているようだ。また、1つ★をつける人(ほとんど履歴のない人で、悪い官僚的な時間つぶしのための揚げ足に終始している)がわらわら出てきて、さらに気持ちの悪いことには考えにくい多数の賛成意見がついていることだ(反対はほとんどない。本書に好意的なコメントに対する反対率はたかい)。どうも意図的なつぶし工作があるように感じられる。それだけにこの本の内容を知られたくないと思う人が多いというか、政治的に強いのだろう。辛坊さん、がんばれ。
思えば過去にもこういう本はぽつぽつあったのだが、全体的な経済発展などで問題が解決されてきた。しかし経済発達が望めない現状では、破綻という指摘がこんどこそ現実化してもおかしくないような気がする(リーマンショックもそうだし、現在のギリシャがいつまでもすっきりしないのも、ファンダメンタルな問題が隠しよう亡く現われてくるということだと思う)。
ひとつ気になるのはこれはどこかどういう思惑で出しているかということ。著者にせよ出版社にせよ、(上の希望を捨てる勇気のような場合とは異なり)まったく自発的にやったとはちょっと考えにくい。どういう経緯にせよ、正論は正論という見方もあるかもしれないが、そこがちょっと気になって素直に全面支持できないので★4つ。
PS 各種書評等から無視されているようだ。また、1つ★をつける人(ほとんど履歴のない人で、悪い官僚的な時間つぶしのための揚げ足に終始している)がわらわら出てきて、さらに気持ちの悪いことには考えにくい多数の賛成意見がついていることだ(反対はほとんどない。本書に好意的なコメントに対する反対率はたかい)。どうも意図的なつぶし工作があるように感じられる。それだけにこの本の内容を知られたくないと思う人が多いというか、政治的に強いのだろう。辛坊さん、がんばれ。
2010年5月3日に日本でレビュー済み
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経済を語る前に簿記の勉強をなさったほうがよろしいのではないでしょうか?
本文の中に、「ジーンズ10万本隣国に輸出して1億円を得るとGDPは1億円となり国民所得が1億円になるが、その1億円を飲み食いに消費してしまうと翌年もジーンズは10万本しか作れないからGDPは増えない。消費の中から我慢して設備投資に回し生産できるジーンズの本数を増やさなければGDPは増えない。」とあります。
一見正しいように見えるかも知れませんが、完全な誤りです。輸出で稼いだ1億円を飲み食いに国内で消費したのであれば、国内の誰かの1億円の所得になりGDPは2億円になり、飲み食いを提供した人が1億円国内消費すれば誰かの所得になりGDPは3億円になります。翌年ジーンの輸出がまったくなくても、前年輸出で稼いだ1億円は国内で消えてなくなる訳ではありませんから、その1億円が4回国内消費されればGDPは4億円となり33%成長となります。この回転数が多いことを好景気といい、景気は貯蓄とは何の関係もありません。
個人でも法人でも決算書には損益計算書と貸借対照表があり、GDPとは国の損益計算書の所得にあたります。GDPが増えないことを国の貸借対照表の一項目の政府の借入金や国民の貯蓄だけを取り上げ論じていること矛盾を感じえません。国の貯蓄といっても個人のもの法人のもの政府のものもあり、預けられた銀行にとっては貯蓄ではなく借入金になります。複式簿記で分析するべき経済問題を、家計簿の様な単式簿記で論じているキワモノの本です。
辛坊さんもサラリーマン辞めてフリーのアナウンサーになって青色申告決算書でもご自分で作成なさってみてはいかがですか?非効率的と馬鹿にされている公共事業を請け負っている個人事業主でも青色申告決算書を自分で作成しているものなら馬鹿馬鹿しくて最後まで読む気もしないでしょう。
本文の中に、「ジーンズ10万本隣国に輸出して1億円を得るとGDPは1億円となり国民所得が1億円になるが、その1億円を飲み食いに消費してしまうと翌年もジーンズは10万本しか作れないからGDPは増えない。消費の中から我慢して設備投資に回し生産できるジーンズの本数を増やさなければGDPは増えない。」とあります。
一見正しいように見えるかも知れませんが、完全な誤りです。輸出で稼いだ1億円を飲み食いに国内で消費したのであれば、国内の誰かの1億円の所得になりGDPは2億円になり、飲み食いを提供した人が1億円国内消費すれば誰かの所得になりGDPは3億円になります。翌年ジーンの輸出がまったくなくても、前年輸出で稼いだ1億円は国内で消えてなくなる訳ではありませんから、その1億円が4回国内消費されればGDPは4億円となり33%成長となります。この回転数が多いことを好景気といい、景気は貯蓄とは何の関係もありません。
個人でも法人でも決算書には損益計算書と貸借対照表があり、GDPとは国の損益計算書の所得にあたります。GDPが増えないことを国の貸借対照表の一項目の政府の借入金や国民の貯蓄だけを取り上げ論じていること矛盾を感じえません。国の貯蓄といっても個人のもの法人のもの政府のものもあり、預けられた銀行にとっては貯蓄ではなく借入金になります。複式簿記で分析するべき経済問題を、家計簿の様な単式簿記で論じているキワモノの本です。
辛坊さんもサラリーマン辞めてフリーのアナウンサーになって青色申告決算書でもご自分で作成なさってみてはいかがですか?非効率的と馬鹿にされている公共事業を請け負っている個人事業主でも青色申告決算書を自分で作成しているものなら馬鹿馬鹿しくて最後まで読む気もしないでしょう。
2010年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多くの学者先生たちの本に比べると,うすっぺらく文庫本程度の紙数しかないが,極めて要領よくポイントを突いているので,日本経済の現状と問題点を知るには絶好の本である。経済の専門家でない一般国民が知っておきたいことをうまく説明している。とても良い本だった。皆に是非お勧めしたい一冊である。
本書を酷評したレビューが多いが,こんな人達が大勢居るから,我が国の経済が益々地盤沈下の方向に行ってしまうのである。著者が力説していることは,いわゆる財政再建と成長戦略の必要性であり,間違っていない。自民党政権時代の官僚主導の放漫財政運営の誤りに気付いて,「自民党を解体してでも戦う」と自民党に挑戦状を叩き付けたのが小泉・竹中ラインであった。その孤軍奮闘の戦いぶりは,二人の著書を読めば分かる。
しかし当時の自称進歩派の経済学者や野党や医療関係者が,本質的なことではない表層的現象を煽り立てて,小泉・竹中ラインの構造改革路線を,「格差の張本人」「医療崩壊の下手人」と揶揄したけれど,それ以降の歴代政権を見ても,それに勝る政策など見当たらない。今や当時の野党が政権を奪取したものの,まるでまともな経済運営が出来ていないのは,衆目の一致しているところである。誰が情熱を持って,この国の経済を立て直そうとしているのか?今では誰も居ないではないか!
今の小沢流の政権運営は,すべてが選挙目当てであって,田中金脈政治と本質は何も変らない。小泉流のやり方と比べてみたら一目瞭然である。
残念ながら,著者(辛坊兄弟)は,財政再建と成長戦略を両立させながら,将来の日本を再生する処方箋を明確には示さなかった。この両立には,食料品を除いて,消費税を15%にする道しかないであろう。無駄なことは一切やらないとしても,である。そのうちの5%を国債の償還に当てるのだ。そして5%を社会福祉・医療に当てるのだ。それから残りの4%を少子化対策に当てるのだ。まずやるべきことは,晩婚の阻止・結婚の促進である。その次に託児所の充実・小中学校の完全無料化などに投資すべきだ。残りの1%は理系技術者の増員対策への投資である。技術立国しか道のない我が国の当然の施策だ。理工系大学入学費の無料化などと,技術者の所得アップ促進(他と格差を設けること)に使うべきである。
消費税アップが一時的に経済後退を招くであろうけれど,終戦直後の苦しみに比べれば,痛みの程度はたかが知れている。今こそ一時的痛みに耐える時である。そうすれば徐々に人口構成も若返り,経済は活性化するに違いない。財政再建と成長戦略の必要性は分かっていても,それを実行できない根源的問題は「少子高齢化」にあることを国民全員が認識すべきであろう。
本書を酷評したレビューが多いが,こんな人達が大勢居るから,我が国の経済が益々地盤沈下の方向に行ってしまうのである。著者が力説していることは,いわゆる財政再建と成長戦略の必要性であり,間違っていない。自民党政権時代の官僚主導の放漫財政運営の誤りに気付いて,「自民党を解体してでも戦う」と自民党に挑戦状を叩き付けたのが小泉・竹中ラインであった。その孤軍奮闘の戦いぶりは,二人の著書を読めば分かる。
しかし当時の自称進歩派の経済学者や野党や医療関係者が,本質的なことではない表層的現象を煽り立てて,小泉・竹中ラインの構造改革路線を,「格差の張本人」「医療崩壊の下手人」と揶揄したけれど,それ以降の歴代政権を見ても,それに勝る政策など見当たらない。今や当時の野党が政権を奪取したものの,まるでまともな経済運営が出来ていないのは,衆目の一致しているところである。誰が情熱を持って,この国の経済を立て直そうとしているのか?今では誰も居ないではないか!
今の小沢流の政権運営は,すべてが選挙目当てであって,田中金脈政治と本質は何も変らない。小泉流のやり方と比べてみたら一目瞭然である。
残念ながら,著者(辛坊兄弟)は,財政再建と成長戦略を両立させながら,将来の日本を再生する処方箋を明確には示さなかった。この両立には,食料品を除いて,消費税を15%にする道しかないであろう。無駄なことは一切やらないとしても,である。そのうちの5%を国債の償還に当てるのだ。そして5%を社会福祉・医療に当てるのだ。それから残りの4%を少子化対策に当てるのだ。まずやるべきことは,晩婚の阻止・結婚の促進である。その次に託児所の充実・小中学校の完全無料化などに投資すべきだ。残りの1%は理系技術者の増員対策への投資である。技術立国しか道のない我が国の当然の施策だ。理工系大学入学費の無料化などと,技術者の所得アップ促進(他と格差を設けること)に使うべきである。
消費税アップが一時的に経済後退を招くであろうけれど,終戦直後の苦しみに比べれば,痛みの程度はたかが知れている。今こそ一時的痛みに耐える時である。そうすれば徐々に人口構成も若返り,経済は活性化するに違いない。財政再建と成長戦略の必要性は分かっていても,それを実行できない根源的問題は「少子高齢化」にあることを国民全員が認識すべきであろう。