第一章を読んだところでモヤモヤ感があるのだが、
二章以降で、「誰かとのつながり」を元に展開されるストーリーは
まるで花びらがひとつ、ひとつ開いていくかのようで、引き込まれる。
登場する女性たちは、たいてい異性関係で傷つき、それはときに読むのも
痛々しいほどリアル。
けれど、折れたままではない、不器用ながらも前へと進む姿は、
特に女性ならば、誰しもの心に響くだろう。
恋愛に、傷はつきものだ。
個人的には、少し重苦しく感じる作品だった。
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やわらかな棘 単行本 – 2010/7/1
朝比奈 あすか
(著)
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- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2010/7/1
- ISBN-104344018656
- ISBN-13978-4344018655
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2010/7/1)
- 発売日 : 2010/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 241ページ
- ISBN-10 : 4344018656
- ISBN-13 : 978-4344018655
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに、素敵な文芸作品に出会えました。
私たちの日常にあるような、ごくありふれた情景描写の中に、人物を描き切る著者の技量と、その奥にある人間観察眼の鋭さに脱帽しました。
等身大の人物像は非常に感情移入がしやすく、浮き出てくる存在感があります。
最近の文芸によくある唐突感がなく、とても滑らかに読み進められます。そして、「やわらかな棘」というタイトルがどの場面でも浮き出てくる。
フラッシュバックしたのは三浦綾子さんの作品です。『氷点』のテーマである「原罪」と「やわらかな棘」のベースはつながっているような気がしました。
巻末の女優ミムラさんの解説も秀逸。読者の読後感をさらに高める働きがあります。
本当に久しぶりに出会えた優しい文学です。年末にこの本に会えて、優しい気持ちで年を終えられることに、感謝。
私たちの日常にあるような、ごくありふれた情景描写の中に、人物を描き切る著者の技量と、その奥にある人間観察眼の鋭さに脱帽しました。
等身大の人物像は非常に感情移入がしやすく、浮き出てくる存在感があります。
最近の文芸によくある唐突感がなく、とても滑らかに読み進められます。そして、「やわらかな棘」というタイトルがどの場面でも浮き出てくる。
フラッシュバックしたのは三浦綾子さんの作品です。『氷点』のテーマである「原罪」と「やわらかな棘」のベースはつながっているような気がしました。
巻末の女優ミムラさんの解説も秀逸。読者の読後感をさらに高める働きがあります。
本当に久しぶりに出会えた優しい文学です。年末にこの本に会えて、優しい気持ちで年を終えられることに、感謝。
2013年3月17日に日本でレビュー済み
この作家さんの小説は何冊か読んでいますが、
女性なら誰でも一度は感じたことのある気持ちをとても
繊細に表現するのがとても上手だと感じます。
こちらの作品に出てくる女性グループにありがちな
付き合い方の描写もとてもリアリティがあり、怖くなりました。
やさしく、読みやすい文体でありながら、チクチクと棘のように
心に刺さるような内容でもありましたが、一気に読めます。
ただただ暗く、落ち込んでしまう話は苦手なのですが、リアリティ、ブラック感も
ありながら、読後重たい気持にならないのが、うまいと思います。
女性なら誰でも一度は感じたことのある気持ちをとても
繊細に表現するのがとても上手だと感じます。
こちらの作品に出てくる女性グループにありがちな
付き合い方の描写もとてもリアリティがあり、怖くなりました。
やさしく、読みやすい文体でありながら、チクチクと棘のように
心に刺さるような内容でもありましたが、一気に読めます。
ただただ暗く、落ち込んでしまう話は苦手なのですが、リアリティ、ブラック感も
ありながら、読後重たい気持にならないのが、うまいと思います。
2018年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明るい話ではなく、登場人物に不快感を抱かざるを得ない。
まあ人間など、良くないところがあって然るべきだが。
生々しく悲劇的な恋愛を描けばいいというものではないと思う。
まあ人間など、良くないところがあって然るべきだが。
生々しく悲劇的な恋愛を描けばいいというものではないと思う。
2014年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段はイヤミスかサスペンスしか読まない、読書には刺激と非日常を求めるタイプですが、不思議とどの登場人物にも共感できて、どの登場人物にもいとおしさを感じます。
そしてなぜか泣けてしょうがなかったです。
解説のミムラさんの文才にも驚きました。
そしてなぜか泣けてしょうがなかったです。
解説のミムラさんの文才にも驚きました。
2017年5月13日に日本でレビュー済み
はじめの
パソコンメールでの復讐のはなしは
少しはよかったけど
他の話は
どれもピンとこない
この本が評価されているので
自分が歳をとって
時代に乗り遅れたのかと思っている
パソコンメールでの復讐のはなしは
少しはよかったけど
他の話は
どれもピンとこない
この本が評価されているので
自分が歳をとって
時代に乗り遅れたのかと思っている
2018年8月22日に日本でレビュー済み
誰の人生にもある人間関係の悩み、傷、後悔・・・。
棘が「自分」の一部になったとき、傷も後悔も人生にとって意味のある大切なものになります。
棘が「自分」の一部になったとき、傷も後悔も人生にとって意味のある大切なものになります。