ここまで重圧な内容の小説指南書、初めて読みました。
1ページ2段構えで、461ページもあり、ちょっとした
百科事典ほどの厚みがあります。
1章:ミステリーとは
2章:ミステリーを書く前に
3章:ミステリーを書く
4章:ミステリーをより面白くする
5章:ミステリー作家として
と、題じてありますが、43人の作家がそれぞれ
小説作りについて述べたいことを題名にしているので、
例:「ジャンルの選び方」
「冒険小説の取材について」
「プロットの作り方」
「登場人物に生きた個性を与えるには」
「ストーリーを面白くするコツ」
「遂行の仕方」
「タイトルの付け方」、
「性描写の方法」
各人が小説作りで肝を置いている内容が記載されています。
また、43人以外の作家も参加している「1問に対する多数の回答」が、
各作家のページの合間にあります。(結構な種類とページ数があります)
例:「小説を書き始めた時に題名が決まっていないことはあるのか」
「ペンネームを使っているか」
「執筆の前に取材をするか」
「ミステリーを書く時、最初に考えるのはどんな要素か」
「プロットはどの程度作るか」
「登場人物に厚みをもたせるには何が大切か」
「執筆中に絶対しないことは」
「理想の作品とその理由」(この題は5ページもあります)
「職業作家として成立する条件」3ページ
「職業作家の大変さと楽しさ」4ページ
「作家志望の方へのアドバイス」10ページ
文章の一部に網がかかっており、要点の把握がしやすいです。
また、巻末に目次が割り当てられ、それに該当する網のあるページ数が
記載されています。(例「小説を書く時の心得を教えて下さい」)
2回読了しましたが、付箋が39枚つきました。ミステリー(小説)の作り方と
一言で言っても、実に多彩な観点があります。それらを学びつつも、大事なのは
経験を積むことだと、厚みのある本書を読み終えて感じました。
小説の作り方に関心のある方で、まだ1度も読んでいない方。とてもおすすめですよ。
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ミステリーの書き方 単行本 – 2010/12/1
日本推理作家協会
(編集)
- 本の長さ461ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2010/12/1
- ISBN-104344019156
- ISBN-13978-4344019157
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2010/12/1)
- 発売日 : 2010/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 461ページ
- ISBN-10 : 4344019156
- ISBN-13 : 978-4344019157
- Amazon 売れ筋ランキング: - 356,039位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 96,421位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読んだからといって、プロデビューできるような小説やミステリーが書けるといった体系的なことが得られることはごくわずかです。
まだ小説を書いたことがない人なら充分楽しめると思います。
まだ小説を書いたことがない人なら充分楽しめると思います。
2018年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これでミステリーが書ける、なんてわけはない。その書き方は自分自身でつかまねばならない。でも、言えるとしたらこんな感じかな、というのを、大勢の先人たちが参考として提供してくれているような本。助けを求めて読むのではなく、楽しんで読むのが良いと思う。単純に、人の考え方の多様性が分かって面白い。
2014年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、ミステリーを書くことはもちろん、小説を書く上で
とてもためになると思った。
ミステリーがどのように作られているのか、作家それぞれの考え方が
わかるので、読み物としても楽しめると思う。
貴重な本だ。
とてもためになると思った。
ミステリーがどのように作られているのか、作家それぞれの考え方が
わかるので、読み物としても楽しめると思う。
貴重な本だ。
2014年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そもそも、テーマやトリック的なものは、本人の能力によると思いますが、現在手元にある作品群を読み直すときに、どのような視点で構成された作品なのかという「分析的視点」が身につく一冊。
作品を楽しむための一冊ではなく、「書くために、これまでの作品を分解する方法」のようなもので、第一線の作家が、それぞれの作品を主として、1テーマずつ解説しています。
また、作家に対するアンケートなども盛り込まれていて、これもなかなか興味深いです。
ミステリーということに限らず、なにか物語的なものを書こうとする際には読んでおきたい一冊かと思います。
作品を楽しむための一冊ではなく、「書くために、これまでの作品を分解する方法」のようなもので、第一線の作家が、それぞれの作品を主として、1テーマずつ解説しています。
また、作家に対するアンケートなども盛り込まれていて、これもなかなか興味深いです。
ミステリーということに限らず、なにか物語的なものを書こうとする際には読んでおきたい一冊かと思います。
2011年10月9日に日本でレビュー済み
作家たちが本を書くときの心構えを、それぞれツラツラと書いて、それを編纂しただけです。
参考になる内容もあれば、作家によっては自分の思いつくままに書いて終わってる人もあります。
幸い、重要な点にグレーの網かけがしてあるので、そこだけ飛ばし読みしていけば重点だけ読めるようになっています。
あまりにとりとめないので、編集者が網かけしてくれたのでしょう。作家は基本的に、冗長な文章の人が多いですから、こういう小論文を書くには向かない人が多いですね。
書き方の基本を書いてるのではなく、各作家が「私はこんな心構えで書いてます」的な内容なので、基礎本をほかで読んだあと、これは余裕があったら読むといいと思います。
参考になる内容もあれば、作家によっては自分の思いつくままに書いて終わってる人もあります。
幸い、重要な点にグレーの網かけがしてあるので、そこだけ飛ばし読みしていけば重点だけ読めるようになっています。
あまりにとりとめないので、編集者が網かけしてくれたのでしょう。作家は基本的に、冗長な文章の人が多いですから、こういう小論文を書くには向かない人が多いですね。
書き方の基本を書いてるのではなく、各作家が「私はこんな心構えで書いてます」的な内容なので、基礎本をほかで読んだあと、これは余裕があったら読むといいと思います。
2015年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読むだけでも勉強になった。
作家の本音が出ていて、それもまた参考となった。
作家の本音が出ていて、それもまた参考となった。
2014年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読んで、ミステリー作家になれるという類の本では無いが、
一応の著者(ミステリー作家数十人)のミステリーへの取り組みや
アイデア、プロットの方法などは押さえてあり。
How to物としても役に立つが、作家個人の個性が
かなり出てるので参考程度に読む感じです。
作家を目指すための参考書にはならないと思うが
一つの読み物としては、面白い趣旨や構成を持った本です。
一応の著者(ミステリー作家数十人)のミステリーへの取り組みや
アイデア、プロットの方法などは押さえてあり。
How to物としても役に立つが、作家個人の個性が
かなり出てるので参考程度に読む感じです。
作家を目指すための参考書にはならないと思うが
一つの読み物としては、面白い趣旨や構成を持った本です。