書いてあることはまともで面白いです。しかし、この主張が日の目を見るのに時間がかかりすぎたためか、大丈夫論の人との因縁深く著者もだんだんキワモノ化してしまったような・・・
最近の急激な円安は円安に対するマグマが相当たまっていたことを如実に表しています。年間でも15%の下落を暴落とする定義がありますから、暴落と言ってもよいものです。
リフレ派は内債は問題がそれほどないという立場ですが、それと真っ向から対立する藤巻氏と同じ結論になったのは興味深いですね。
私は内債であっても問題がない、わけがない、という立場ですので、藤巻氏の考え方には賛同できる部分が多かったです。
藤巻氏は10年以上、この主張をしては、煙たがられてきたようですが、10年前の時点でJGBの水準はGDPの100%を超えてきたと思いますし、
内債、外債を問わず債務がGDP比100%を超えるまでに問題が起きることは歴史上で多かったはずですので、藤巻氏がそう考えられたのは自然なように思います。
10年以上何も起きなかったから狼少年だという批判があると思われますが、10年生きてこれたから10年後にも生きているはず、などという主張が全く意味がありませんからね・・・
継続可能なことでなければ、いつか終わりがくるのは当然であり、そういった継続可能性が今の日本の社会にあるのかは、甚だ疑問ですので・・・
実際に地滑り的に円安が生じてくると、円安のデメリットが叫ばれるようになってきましたが(実際にガソリンの価格などがあがってまいりました)、
なんのギャップもなく、経済が好転していくことなどないということでしょう。
生活水準は維持できないけど、円安にして再起をはかるしかない、というデメリットを受け入れる立場で書かれていると思います。
まあ、でもここまでくると、そのデメリットに耐久できる余力がない、ということで、時既に遅しという論評もしているんでしょう。
個人的には、こういう話はトレーダーの感覚を一番信用しています。方向性があっていたからこそ、生き残れた人たちのはずですので。
こういった人たちは、自分ならこの取引はできないという感覚があるので、破綻論に傾くのだと思いますが、その感覚こそが生き残る手段だったのでしょう。
評論家は信心の領域だから間違いだらけでも生き残れちゃいますからね・・・
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,047¥1,047 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,047¥1,047 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1¥1 税込
配送料 ¥240 6月10日-12日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥1¥1 税込
配送料 ¥240 6月10日-12日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか 単行本 – 2012/1/27
藤巻 健史
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,047","priceAmount":1047.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,047","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"u%2B%2BUV9dtP9mJCS0BGogNI5Swq1%2FtunkMbU8RbU8zdeQXbMEtgz8IvCuWZQg3KXKqW%2By%2FoFgVVaAVYrmXtevuyOGUKDQfkQkzFYQ631ga8WULpnQ%2BK6D%2BvC76QH3W8sUJOonPlMSo1aI%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1","priceAmount":1.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"u%2B%2BUV9dtP9mJCS0BGogNI5Swq1%2FtunkMjgkc4wC%2FpkNkBCA07Cjh1l0K56CPtuolObQycApLLtytcMkFa%2FFDIosraxJyM2FerZrBYfuTKLfjEOpFY%2FgCkMcveOkBZJY3chpza19FQBIo1hivZKKl8qZs5I8WdZ1zUonhCHyUI6vdwfYmTzP0WA%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
今は円暴落前の「嵐の前の静けさ」。
「円」資産のみでは危険すぎる!
「日本は財政破綻寸前で、大震災も経験したのに、どうして今こんなに円が強いの?」
「『1ドル50円』などと言う人もいるけど、本当にそうなるのか?」
「いつ円が大暴落するのか?」
日本の通貨は現在、国力を反映していないのはなぜか?
これから先、円はどうなるのか?
個人はどう資産を守ればいいのか?
これらについて伝説のディーラーであった著者がわかりやすく解説。
著者は「円と国債がバブルの極限で、はじける寸前」だと主張。
現在、円は「避難通貨」だと言われているが、完璧な誤解である。
今、円を買う人は「豪雨の時に、がけ崩れを起こしそうな崖下の廃屋で雨宿りをする」ようなものだ。
そのメカニズムもわかりやすく解説。
「円」資産のみでは危険すぎる!
「日本は財政破綻寸前で、大震災も経験したのに、どうして今こんなに円が強いの?」
「『1ドル50円』などと言う人もいるけど、本当にそうなるのか?」
「いつ円が大暴落するのか?」
日本の通貨は現在、国力を反映していないのはなぜか?
これから先、円はどうなるのか?
個人はどう資産を守ればいいのか?
これらについて伝説のディーラーであった著者がわかりやすく解説。
著者は「円と国債がバブルの極限で、はじける寸前」だと主張。
現在、円は「避難通貨」だと言われているが、完璧な誤解である。
今、円を買う人は「豪雨の時に、がけ崩れを起こしそうな崖下の廃屋で雨宿りをする」ようなものだ。
そのメカニズムもわかりやすく解説。
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2012/1/27
- ISBN-104344021223
- ISBN-13978-4344021228
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年に行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院)。85年米モルガン銀行入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長に抜擢される。同行会長から「伝説のディーラー」のタイトルを贈られる。2000年に同行退行後は、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より一橋大学経済学部で非常勤講師として毎年秋学期に週1回の講座を受け持つ。現在、株式会社フジマキ・ジャパン代表取締役社長。「週刊朝日」で「案ずるよりフジマキに聞け」(毎週)、「日経ヴェリタス」で「フジマキの法則」(月1回)、連載中。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2012/1/27)
- 発売日 : 2012/1/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 230ページ
- ISBN-10 : 4344021223
- ISBN-13 : 978-4344021228
- Amazon 売れ筋ランキング: - 162,193位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 181位債券・為替・外貨預金
- - 45,397位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまり文章力がないようで、同じことを繰り替えしており、幅広い目線で執筆内容をカバーしているとは思えなく、期待に反しておりました。
2020年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
破綻本ビジネス。恥ずかしげも無く駄本を連発するメンタルは凄い。
2013年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は読みやすくまとめてあり、他の物より参考にしています。
2013年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平山です
この度はお世話様になりました。
本は大変きれいです。
有り難うございました。
この度はお世話様になりました。
本は大変きれいです。
有り難うございました。
2012年1月29日に日本でレビュー済み
藤巻氏が「円安になる」、「日本は財政破綻する」といろんな媒体で言い出してから久しい。
私も耳を傾けていた時期もあったが、実際には世の中は逆の方向に動いている。
どんどん円高になるし、金利も低いままである。どうもおかしい。
なぜそうなるか、藤巻氏は金融には詳しいが会計学はほとんど勉強されなかったのではないか。
国の運営資本は予算、国有財産であるが、その調達源泉は貸借対照表の貸方にある。
貸方は、他人資本(負債/要返済)と自己資本(資本金、株主資本、純資産/返済不要)に大きく分けることができる。
自国通貨建て国債は負債のように見えるが、日銀が市場から買い入れた途端に実質的に自己資本になる。
この著書の中で、そんなことをすればすぐインフレになると書いてあるが、必ずしもそうはならない。
インフレとは、基本的に生産力不足(物不足、飢餓感など)、為替安などによる輸入物価上昇などによって起こる。早い話、いくら
お金があってもトイレットペーパーが足りていれば、トイレットペーパーを買い溜める人はいないし、値段も上がらない。運用に
廻してしまう。為替を考えても、アメリカのFRB、中国の中国人民銀行の膨大な通貨供給量と比較すれば、円安になるのもなかなか
困難である。
このように考えると、藤巻氏、野田首相その他多くのエコノミストが言うように日本はそんなに暗黒世界ではないのである。
過去10年近く、藤巻先生の考え通りに資産運用した場合、相当な損が出ているはずである。藤巻先生には、是非自分の資産運用
結果を明らかにしていただきたい。それが、伝説のトレーダーとして名をはした人の誠実な態度というものではないか。
私も耳を傾けていた時期もあったが、実際には世の中は逆の方向に動いている。
どんどん円高になるし、金利も低いままである。どうもおかしい。
なぜそうなるか、藤巻氏は金融には詳しいが会計学はほとんど勉強されなかったのではないか。
国の運営資本は予算、国有財産であるが、その調達源泉は貸借対照表の貸方にある。
貸方は、他人資本(負債/要返済)と自己資本(資本金、株主資本、純資産/返済不要)に大きく分けることができる。
自国通貨建て国債は負債のように見えるが、日銀が市場から買い入れた途端に実質的に自己資本になる。
この著書の中で、そんなことをすればすぐインフレになると書いてあるが、必ずしもそうはならない。
インフレとは、基本的に生産力不足(物不足、飢餓感など)、為替安などによる輸入物価上昇などによって起こる。早い話、いくら
お金があってもトイレットペーパーが足りていれば、トイレットペーパーを買い溜める人はいないし、値段も上がらない。運用に
廻してしまう。為替を考えても、アメリカのFRB、中国の中国人民銀行の膨大な通貨供給量と比較すれば、円安になるのもなかなか
困難である。
このように考えると、藤巻氏、野田首相その他多くのエコノミストが言うように日本はそんなに暗黒世界ではないのである。
過去10年近く、藤巻先生の考え通りに資産運用した場合、相当な損が出ているはずである。藤巻先生には、是非自分の資産運用
結果を明らかにしていただきたい。それが、伝説のトレーダーとして名をはした人の誠実な態度というものではないか。
2013年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中々経済の事は勉強不足でわかりません。自民党政権になりジリジリと円安になっています。何年も塩漬けになっていたニュージーランド外貨預金を思い切って67円くらいの時解約、20万円くらい差益損でした。今も持ち続けていれば・・・・後の祭りでした。
2014年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経済関連の書籍にしては非常に分かりやすく、法律関連書籍で言えば”経済界のダットサン民法”と言える程内容の濃い本です。
手元に於いてTPP後の日本を比較して見るのも良いと思います。
手元に於いてTPP後の日本を比較して見るのも良いと思います。