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コンセント (幻冬舎文庫 た 12-5) 文庫 – 2001/12/1

3.8 5つ星のうち3.8 66個の評価

ある日、アパートの一室で腐乱死体となって発見された兄の死臭を嗅いで以来、朝倉ユキは死臭を嗅ぎ分けられるようになった。兄はなぜ引きこもり、生きることをやめたのか。彗星のごとく出現し、各界に衝撃を与えた小説デビュー作。2000年6月に単行本で刊行、ついに文庫化。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2001/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 350ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4344401808
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4344401808
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 66個の評価

著者について

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田口 ランディ
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Randy Taguchi first began writing online in 1996 and soon attracted a large following in Japan, where she is sometimes referred to as the "Queen of the Internet." She is a popular and prolific author, whose work includes a busy blog, seventeen novels, two of which -- Outlet and Fujisan -- have been released in English to date, many short stories, and more than twenty essays. She is currently supporting the Fukushima Kid's Summer Camp program, helping children impacted by the 2011 earthquake, and she released a brief essay entitled "How Japan Made the Nuclear Choice" in reaction to the incident. Her latest work, Zazen Girl, was released in 2014.

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
66グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月18日に日本でレビュー済み
昔、お堅い職場に勤めていた頃のある日、可愛い後輩女性から唐突にこの本を渡された📘

「先輩!この本めっちゃ面白いんで読んでください!」って、

そこに彼女の電話番号の紙も挟まれてて、読んでみたらそんな描写がたくさん出てきて、、

その後、彼女の世界へ誘われた私は甘美な日々を過ごした。

あの子は今頃どうしてるかな
2017年2月25日に日本でレビュー済み
この作品が出た2000年頃、まだ鼻息の荒かった幻冬舎がものすごい勢いで
新聞広告を投下し、「女村上龍出現!」みたいに煽りまくっていたので、
ついつられて読んでしまった覚えがあるのだが(笑)、その後、この人は
小説家として大成してもいないようだし、確かシャーマニズムなどを題材に
していたようだけど、実際のところはどうだったんだろうと思って、久々に
読み返してみた。

率直な感想は、前半はけっこう読ませるのだが、後半になると構成が破綻
している上に、「シャーマニズム最高!」みたいな方向に持っていく強引さが
鼻についたし、結末を読んで「あれ?」と首を捻ってしまったというところか。

作者は実人生でも兄を亡くしているらしく、主人公が社会不適応者の兄を
何とか救おうと、半ば誘惑するようにして同居を試みるものの、結局はうまく
行かずに死なれてしまうあたり、単なる拵えごとではそうそう出せない迫力が
あり、家族関係で躓いたり何らかの傷を抱えている人間は、つい引き込まれて
読んでしまう部分があると思う。

ところが、その後はあまり話が広がらないというか、大学時代のかつての
知り合いとの交友、という枠内だけで話が進んでいく上に、もともと主人公に
深甚な興味を抱いていたという彼らが、やけに気前よくいろいろと手がかりを
与えてくれたりするのが、若干都合が良過ぎるようにも思えた。

また、その過程で精神的に自壊を起こした主人公が、自ら「コンセント」と
なって宇宙と直接繋がってしまい、兄の死の真相も唐突にわかってしまった、
みたいなオカルト話で終わってしまうので、さすがに竜頭蛇尾という感想が
浮かんでしまうのは仕方のないところだろう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田口ランディと言う名前は勿論知っていたのですが、読むのは初めて。
10ページ位で読んだところで、「ん?龍先生(村上龍氏のこと)と同じ様な題材扱ってるなぁ。ちょっと感じが似てる。面白いかも・・・。」
15ページ位読んだところで、「随分文章が女性っぽいなぁ?田口ランディってゲイ?」
20ページ位読んだところで、「あれ、田口ランディって、やっぱり、もしかして女性??」
という事で気になってググったところ、なんとやはり女性でした。田口ランディなんて名前なのでハーフの男性、例えば桐嶋ローランドのような人を想像していましたが、チャキチャキの日本人の女性でした・・・。ありゃ(笑) 
まぁ、話が面白ければ正直誰が書いていようが、あんまり関係はないのでいいんですけど・・・。(笑)
で、この作品がどうだったかと言うと、物凄く面白かったです。
世の中に適合できず、失踪した兄がアパートで孤独死。清掃の為に現場に行った主人公は、その凄まじい死臭を嗅いで以来、近く死ぬであろう人間が発する死臭を嗅ぎ分けられるようになる。同時に精神的に病んでいたかもしれない兄の幻覚に悩まされ、その意味を知ろうと、普段なら関わらない人々と交っていくうちに、徐々に自身も狂気の世界に入り込んで行く。狂気と覚醒のはざまで、何かが見えてくる主人公。そして遂に天啓が・・・。
村上龍先生、安原顯氏、北上次郎氏のような大御所等が大絶賛している一方、著者は物凄く盗作疑惑が多い作家との記載もネットには多く見られました。自分が調べた範囲では、正直何がどう盗作されているか、今一判らなかったのですが、既に本作も新刊では購入できなくなっていることから、もしかすると噂は本当なのかもしれません・・・。
でも面白かったから、エンタメ至上主義である自分は、盗作であろうとなんだろうと、正直気にならなかったんですけどねぇ。
見る気にはなりませんが、映画にもなってるみたいですね・・・。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年10月3日に日本でレビュー済み
中盤までは中々面白くスピード感も有り読ませてくれるけど、終盤は陳腐な精神世界論で枚数を重ねて、ラストは醜悪。
「最も上質で面白かった」との帯が空しく感じた。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年11月15日に日本でレビュー済み
この人のことはずっと、屋久島とか宮古島とか、
そういう場所が大好きなエッセイストだとばかり思ってた。

逆に考えて見れば、その前提条件を知っているから
この話はこの人にしか書けないのだと感じた。

これほど「死」という単語が無造作に、呼吸をする為の酸素のように
当然の如く散ばっているのに、それを自然に吸収できるような。
そんな優しさが詰まってた。

屋久島とかの、本物レベルの自然に触れ合って溶け合って、
そんなことを繰り返した人だけが行き着ける境地のようなもの。
そういった経験、感情を剥き出しにて物語を創り上げると
こんなものを吐き出すことが出来るのだろうか。

恩人に「無意味の意味を考えてごらん」と言われたことがある。
未だにこれといった答えは見つけられてない。

この本に、田口ランディが2001年の時点で思っていた
無意味の意味が載っている。

ああ、こういう考えもアリだろう
そんな事を想う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田口ランディの本は気になりつつも、今回初めて読みました。面白い言葉のチョイスや表現が多くて、すぐに引き込まれていきます。また、内容もとっても面白かったです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年11月10日に日本でレビュー済み
過去、恐らく最も多く主題として取り上げられてきたであろう「死」について、コンセントや精神分析というような近代的なテクノロジーと原始的なシャーマニズムの両方から、アプローチする新しい、現代の物語。
シャーマニズム的にトランスし、テクノロジー的にホストにアクセスする。こういう死観?は手塚治虫の火の鳥やブッダを連想させ、特に新しいものではないだろうが、表現がより現代的な分、共感しやすいかも。
私は兄の死の意味を探る過程で自分自身と出会っていく主人公の場面、場面に共感できました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月28日に日本でレビュー済み
作品が発表された2000年には、各新聞、雑誌の書評欄などでずいぶん取り上げられていた。
田口ランディという名前はそれまで訊いたことがなかったが、イヤでも気になる存在となった。もともと田口ランディという人物は、ネット上で自身のコラムをメルマガとして幾多の人々に配信して来た、新しいタイプのライターである。その彼女が、引きこもりの兄をモデルにして書いたらしいのだ。(実際の兄も、すでに亡くなっている)

話はこうだ。主人公ユキの、十歳年上の兄が亡くなった。引きこもりで一人暮らしをしていた兄が、アパートの自室で死んでいるのが発見されたのだ。それはもう腐敗が酷く、「おびただしい量のどす黒い血液が、台所のPタイルの上にゼリーのように凝結していた。その、血のゼリーの中を蛆がぴたぴたと這っていた」という状態だった。
そのころから、ユキの精神の均衡が崩れてゆく。
ユキは、大学時代の心理学研究室の恩師であり、元恋人でもあった国貞にカウンセリングの依頼をする。
そんなユキは、激しい性交の中に自分の存在価値を見い出し、さして好きでもないカメラマンの木村と、貪るような性交を繰り返し、一方で無意識のうちに、通りすがりの男と公園の公衆トイレで事に及ぶ。あるいは大学時代の同じ研究室にいた山岸ともラブホに行く。さらには国貞とも再びスイッチが入ったかのように、官能の渦に巻かれていく。
正に、ユキの女性器はコンセントだった。

とまぁ性を中心とした精神世界のお話のようだが、主人公の兄の幽霊などが出て来るあたりは、やはりオカルトかもしれない。
死体清掃会社の社員とか、沖縄のユタを研究している友人とか、脇を固めるキャラクターもなかなかおもしろい。
こういう作品は、どうも少女小説とかファンタジー小説の延長に思えるのだが、どうだろう?
私の頭の中に、さる漫画家の描く映像が浮かぶのだが、アニメ化しても良いほどの鮮やかな心象描写が印象に残る。
『月刊コミック電撃大王』などが連載したらどうだろうか? きっと支持されると思うのだが。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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